ホワイト部活動のすすめ(部活動改革で学校を変える)

¥ 2,200 税込

商品コード: 000507

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[本書の概要]

部活動を,学校へ行きたくなる磁力に
これからの部活動の健全で適切なあり方を提起

―時間を適切に設定し,生徒の自治やニーズの多様性を尊重した部活動を実現するには


[著者] 佐藤博志/朝倉雅史/内山絵美子/阿部雅子 
[刊行日] 2019-05-11 [形態] 書籍
[定価] 2200 円(税込)  [判型] A5判 [頁数] 192頁
[ISBN] 978-4-86560-507-5


[本書の目次]

1章 部活動とは何か―その特徴と論点
1 部活の思い出―日本人の原風景
2 部活動はどこからきたのか
3 部活動の戦後の変遷―なぜ活発になったのか
・・(1) 戦前の暗闇と戦後教育改革―部活動を論じる前提
・・(2) 部活動の現状とこれまでの推移
・・(3) 部活動拡大の要因と背景
4 これからの部活動と学校教育―ホワイト部活動への序奏

2章 部活動の制度はどうなっているのか
1 部活動の法的な位置付け
・・(1) 部活動を担うのは誰か
・・(2) 部活動に対する学校・教員の責任
2 部活動を支える諸条件
・・(1) 部活動に対する自治体の取り組み
・・(2) 外部指導者
・・(3) 部活動の費用
・・(4) 関連団体との連携
3 学校教育の一環としての部活動の実態と政策動向
・・(1) 部活動の多様性
・・(2) 部活動のこれまで
4 部活動のこれから

3章 部活動をめぐる議論と実態―これまでの経緯、研究の蓄積と科学的データ
1 近年の部活動に関する議論―そのはじまりと展開
・・(1) 盛り上がる部活動論議
・・(2) 子どもにとっての部活動問題
・・(3) 教員にとっての部活動問題
・・(4) 二つの問題の接点とは
2 部活動をめぐる議論―横断的議論と着地点はあるか
・・(1) 政策・行政領域における議論の内容
・・(2) 学術・研究領域における議論の内容
・・(3) 現場・実践領域における議論の内容
・・(4) 領域を横断する議論とアクション
3 部活動の実態・効果・意味―実証データから何が見えるか
・・(1) 部活動をめぐる論点―着地点の模索に向けて
・・(2) 部活動の効果とは―学業・進学・ライフスキル
・・(3) 生徒の生活を支える部活動
・・(4) 部活動の問題と課題

4章 部活動改革を構想する―実践事例
1 部活動改革を捉える視点
・・(1) 改革と改善の難しさ
・・(2) 志向性に着目した部活動改革
・・(3) 空間に着目した部活動改革
2 部活動改革の実践事例
・・(1) 学校段階の違いと事例の捉え方について
・・(2) 活動空間の先駆的改革―総合スポーツ同好会の実践
・・(3) 運営空間の多様化―アクティブラーニング型サッカークラブ
・・(4) 経営空間の抜本的改革①―部活動をなくした学校の放課後
・・(5) 経営空間の抜本的改革②―中学校における部活動適正化の先駆的事例と課題
3 これからの部活動改革に向けて
・・(1) 部活動の原点―「楽しいことをしたい」の大切さ
・・(2) 学校による部活動の経営

5章 部活動改革の方法―校長が職員室を変える
1 ステップバイステップの原則
2 一人ひとりに向き合う―教員の多様性
3 プロジェクトチームを立ち上げる
4 問題構造を図式化する
5 校長の柔軟性と原則―現実を見て、しなやかに貫く
6 活動の展開事例―学校ベースも可能だが、教育委員会こそリーダーに
・・◎特色ある横浜の部活動
7 顧問制度―「時間の縮減」「シーズン制」という逆転の発想
8 学校改革との連動
9 21世紀型部活動―ニーズと柔軟性
10 教育委員会と中体連が変わるとき―少子化時代の部活動と近代路線の超克
11 熱血教員のやりがい主義から生徒中心へ
12 必要な「生徒の自治」
13 クラブ(club)の原点にさかのぼる
・・◎横浜の事例①【特別合唱部】〈運動部と文化部の連携〉
14 皆が参加できる部活動―学校がまず変わって地域とつながる
・・◎横浜の事例②【ボランティア活動部】〈多様な活動を総合した部活動&複数所属〉