[本書の概要]
教育改革諸施策が進行するなかで、教職員をめぐる問題状況は大きく分けて2つあります。
第1は、教員の職務環境が悪化していること。このことは、多忙感やバーンアウトなどの統計上のメンタルヘルス水準の低下傾向から伺い知ることができます。
第2は、わが国の学校教育事業の第一線を担う教職員自身の立場からの課題の明確化と課題解決探究の営みが活発ではないこと。
そこで、本書では、(1)個々の教職員自身の自主性や責任の感覚がどのような状態にあるのか、(2)教職員集団が各学校・各地域単位で、また全国的な教育関係団体として、今日的課題をどう明確化し、解決方向を見出そうとしてるのか、の2点を徹底究明します。 |