[本書の概要]
子どもの荒れや学級崩壊,不登校やいじめ等の問題,さらに保護者との人間関係,人事考課等にかかわる管理職との関係などもあり,学級づくりが難しくなっています。
学級づくりにおいて教師に求められるのは,秩序をつくる厳格さと子どもとの信頼関係をつくる親密さ・安心感だと思います。これらの異なる技術が日々実践され,子どもにも受け入れられていなければ,これからの学級づくりはますます難しくなります。
秩序と信頼,つまりリーダーシップとカウンセリングマインドができる技術こそ,カウンセリングテクニックです。本書では,アドラー心理学,Q-U診断など学級づくりに役立つカウンセリングを踏まえ,1年のサイクルや毎日の活動でその都度役立つ学級づくりの技を紹介しています。
学級担任主義を打破し管理職や保護者などとつながる学級づくりの技,また,困った状況に陥った学級を子どもとの信頼関係を損ねずに子どもが輝く学級へと導く方法など,すぐに必ず役立つカウンセリングのテクニックを誰にでもわかりやすい具体的な方法で提案しています。 |