[本書の目次]
人間関係のプロが使う言葉の魔法――まえがきに代えて…諸富祥彦
第１章 なぜ，あの校長はうまくいくのか
(1) 何を言うかよりどう伝えるかが決め手
管理職は人間関係のプロでなくてはいけない…諸富祥彦
(2) 教師を勇気づける管理職の心理学――アドラー心理学をベースに
勇気づけの方法…岩井俊憲
勇気づけの言葉(1)…岩井俊憲
勇気づけの言葉(2)…岩井俊憲
勇気づけの説得法…岩井俊憲
共同体感覚…岩井俊憲
(3) 教師の心をつかむ管理職のカウンセリングテクニック
アサーション――デスク法でアサーティブに対応する…水上和夫
リスニングマインド――聴く姿勢を大切にしたかかわりで教師のやる気を引き出す…小西はるみ
傾聴――思い，気持ち，夢を聴くことで力を引き出す…五十嵐俊子
明確化――教師が自分自身の問題に気づく…森沢勇
質問――教師のやる気をうながす質問の仕方…森沢勇
繰り返し・要約――聞き上手で受け入れられる管理職の指導…水上和夫
シェアリング――わかちあいでつくるチームワーク…水上和夫
対決（コンフロンテーション）――対決法で授業づくりを援助する…水上和夫
(4) 教師のメンタルヘルスを保つ管理職の技
教師との信頼関係づくり…大竹直子
弱音の吐ける職員室…大竹直子
教師とのほどよい親近感…大竹直子
メンタルヘルスケアのメーリングリスト…門永由美
地域・保護者の矢面に立てるリーダーシップ…門永由美
第２章 管理職の使えるコーチングの基礎
(1) コーチングとは何か
コミュニケーションに関する不満を一挙に解消する魔法…鴨林由明
(2) コーチングテクニック習得の鍵
人が理解しあえない仕組み…鴨林由明
(3) 三つの視点の聴き方
自分の視点で聴く――聴き方の本質にあるもの…鴨林由明
相手の視点で聴く――解決できない問題への対処法…鴨林由明
俯瞰の視点で聴く――相手が自ら動きたくなる解決法へ向けて…鴨林由明
(4) 豊かなコミュニケーションのために
「相手のことを知らない」からこそ相手を信頼し続ける…鴨林由明
第３章 実践編――教師のやる気を引き出す管理職のコーチングテクニック
(1) 困っていることを聞き出すテクニック
“つながりをつくる”会話のポイント…河北隆子
(2) 教師の気づきを促すテクニック
“気づかせる”会話のポイント…河北隆子
(3) 世間話に終わらせないために
“世間話に終わらせない”会話のポイント…河北隆子
(4) マイナスな現状を打破する
“マイナス情報をうまく伝える”会話のポイント…河北隆子
第４章 教師を動かす魔法の言葉――タイプ別攻略法
(1) 指示待ちの教師
「頼まれた仕事の『のりしろ』までやろう」…土田雄一
(2) マイナス思考の教師
「車にはブレーキが必要。前に進むための安全装置だ…土田雄一
(3) 何度もミスを繰り返す教師
「『相互補完』。あなたも私をカバーしてくれている」…土田雄一
(4) 価値観の異なる教師
「そのことについて，もっと聞かせてほしいのだけれど……私も少し話していいですか？」…片桐力
(5) 突然，休みをとる教師
「昨日は大丈夫でしたか？ 何か，私や子どもたちにできることはありますか？」…片桐力
(6) 自主性の足りない教師
「あなたが本当に挑戦したいことで，やっていないことは何ですか？」…片桐力
(7) 自分のやり方に固執する教師
「私はこう思いますが，先生はどう思いますか？」…明里康弘
(8) プロジェクトチームに加わっている教師
「君ががんばっていることを知っているよ」…明里康弘
(9) 仕事と子育ての両立に悩む教師
「うんうん，それはたいへんだね」…明里康弘
(10) 保護者とうまくいかない教師
「あなたは失敗したかもしれないけど同じ教師として君の応援者ですよ」…明里康弘
(11) かつて自分の上司だった教師（年上の部下となる教師）
「やっていただけますか。これをお願いします。どうもありがとうございました」…明里康弘
(12) 非常勤教師
「来年度もこの学校にいてくれたら嬉しい」…明里康弘
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