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ネットいじめ・言葉の暴力克服の取り組み

心と心が通い合う子どものコミュニケーションづくり
品切れ
[本書の概要]

教師はけっして無力ではない!好評発売中!

◎「ネットいじめ・言葉の暴力」への緊急対策と予防対策。
◎コミュニケーションを大切にした授業も紹介!
☆ねらい1:ネットいじめが発生した際の緊急対策→実態をまず知る。そしてすぐに対策を実行する。
☆ねらい2:言葉の暴力をなくす長期的な予防策→子どもたちのコミュニケーションを大切にした授業を実践する。
☆「いじめ・暴力の原因は,コミュニケーション不全」という仮説のもと教師が取り組んでいく本気の実践を紹介!

[編集] 有元秀文 
[刊行日] 2008/2/19 [形態] ムック
[定価] 2640円(税込) [判型] B5判判 [頁数] 200頁
[ISBN] 978-4-87380-976-2 [雑誌コード] 63014-65

[本書の目次]

はじめに―ネットいじめ・言葉の暴力をなくそう

1章 座談会「ネットいじめ・言葉の暴力」―実態・背景・対策
出席者:輿水かおり(港区立青南小)/奥脇千鶴子(さいたま市立東浦和中)/高橋義成(横浜市立下野谷小学校)/進行:有元秀文(国立教育政策研究所)
[実態]
●「はっ?ウザ!死ね」が学校のコミュニケーションの中心
●教師は子どもたちの状況をどのようにキャッチするか?
●ブログへの悪口,言葉の暴力・暴言によるトラブルが多発
●ケータイ(携帯電話)は学校に持って行ってよいか?
●不特定多数に弱みを暴露する。自分に返ってくるとショック
[背景]
●「やられてつらい」という体験をしていない親が子を育てている
●家庭の教育力低下・マスコミの影響→正しい言葉の教育が大切
●「私は違う」と言える子が育てられていない状況がいじめを生む
●「自己責任」という観念が薄い。「言葉」をしっかり教えること
●学校・教師,教育行政は何ができるか―その自己責任
●道徳教育がちゃんと行われていない実態
[対策]
●社会的スキルプログラム,コミュニケーション科,満足度調査
●関係機関との連携,人間関係プログラム,国語科等で指導する
●実態を知り,「言葉の力」を日常的に意識して指導し磨く
●アメリカ・イギリス・オーストラリアに学ぶいじめ対策の取り組み
2章 子どものコミュニケーションの現状と課題
1.ネット上の「言葉の暴力」根絶への緊急対策と長期的予防策 ・・・有元秀文(国立教育政策研究所)
2.小学校における子どものコミュニケーション ―現状と課題・・・宮津大蔵(東京・余丁町小)
3.中学校における子どものコミュニケーション―現状と課題・・・坂口京子(常葉学園大)
4.情報メディアの影響と子どものコミュニケーション・・・高畠勇二(東京・八坂中)
5.「キレる」子どもにみるコミュニケーションの課題・・・新福知子(臨床心理士)
3章 緊急対策―“ネット上の言葉の暴力”その実態と対応
1.子どものネット・ケータイ活用の現状とコミュニケーション・・・西田光昭(千葉・土南部小)
2.メールやネットにおけるコミュニケーションづくり・・・高橋義成(横浜市・下野谷小)
3.メールやケータイ活用のルールをつくろう・・・野間俊彦(東京・西ヶ原小)
4.ネット上の言葉の暴力への対応と情報モラル教育の推進・・・阿蘇明寿(東京・久留米中)
5.ケータイコミュニケーション――その特徴と大人がするべきこと・・・萩原徹太郎((㈱)NTTドコモ長野支店/前モバイル社会研究所)
6.「学校裏サイト」問題にどう対応するか・・・西田光昭(千葉・土南部小)
7.出会い系・「プロフ」などの危険性と対策・・・横山隆光(岐阜・羽島中)
8.インターネットの安心・安全の確保に向けた「総務省の取り組み」・・・佐藤裁也(内閣参事官/前総務省消費者行政課長)
9.ネットいじめに対する「文部科学省の取り組み」・・・木岡保雅(文部科学省児童生徒課長)
10.インターネット活用のルールとマナー――暴走する“落書き”を止めることができるか・・・大久保貴世((財)インターネット協会)
4章 長期的予防対策―コミュニケーションを大切にした授業
■言語力の育成■
1.「ことば・こころ・伝え合い」――国語科から全教育活動へ・・・鈴木一徳(東京・荻窪小)
2.読書と双方向のコミュニケーションで子どもの言語力を育成する・・・奥脇千鶴子(さいたま市・東浦和中)
3.相手意識を持った論理的解決能力の育成・・・加々本裕紀(東京・桜修館中等教育学校)
4.ちがいを発信することで生まれる真の交流・・・澤口哲弥(三重・津西高)
■ネット・ケータイによるコミュニケーション■
5.メールやネットの限界を理解し,人と関わる楽しさを体験する・・・高橋義成(横浜市・下野谷小)
6.情報モラルの指導を通したコミュニケーション能力の向上――「みんなのケータイ」等の取り組み・・・増田憲一(東京・青梅市立第一中)
7.「ネット授業」のすすめ―ネットを利用したコミュニケーション・・・永嶋昌博(東京・桐ヶ丘中)
■ソーシャルスキル■
8.養護教諭のできるソーシャルスキル・トレーニング・・・村谷則子(東京・青南小)■アサーション■
9.「アサーション」をベースにしたコミュニケーション学習・・・豊田英昭(東京・池尻小)
10.国語教育とアサーションの融合・・・加々本裕紀(東京・桜修館中等教育学校)
■伝え合う力の育成■
11.教師主導の一斉授業から,児童主体の「伝え合う」授業へ・・・和田卓也(さいたま市・仲本小)
12.伝え合う力は,開かれた家庭から生まれる・・・増田修治(埼玉・朝霞第三小)
13.相手の立場・心情を想定する・・・堀 裕嗣(北海道・上篠路中)
■子どもの人間関係づくり■
14.児童のコミュニケーション能力の向上と人間関係の構築・・・渡辺正彦(横浜市立さつきが丘小)
15.『わたし ひろがれ!』――『人間関係学科』の実践から・・・畠山久子(大阪・松原第四中)
■ライフスキル教育■
16.「互いのよさを認め合い 自己のよさを伸長する」教育活動の推進――「思春期のライフスキル教育」の実践を通して・・・栃木法雄(埼玉・秩父第一中)
■ピアサポート■
17.気づきを大切にした心の成長の支援――ピア・サポートプログラムを通して・・・佐々木金雄(横浜市・本郷中)
5章 「言葉の暴力」の克服と子どものコミュニケーションづくりへの提言
1.「言葉の暴力」を乗り越え,コミュニケーションのあり方を考える授業 ・・・増田修治(埼玉・朝霞第三小)
2.柔らかな実生活の創造・・・尾木直樹(法政大)
3.ネット社会におけるコミュニケーションづくり・・・赤堀侃司(東京工業大)
4.言葉の成熟は子どもの明日への扉を開く・・・上野一彦(東京学芸大)
5.非言語表現で気持ちをつなぐ――言葉はすべてを伝えない・平木典子(東京福祉大大学院)
6.テレビの社会的影響をどう捉えるか・・・音 好宏(上智大)
7.国語教育で対話力を育む・・・北川達夫(日本教育大学院)
8.コミュニケーションの基盤づくり・・・菅野 純(早稲田大人間科学学術院))
9.人は何によって動かされるのか:それは絆と無条件の愛・・・Etsuko Obata Reiman(アリゾナ州立大)
6章 関連資料―携帯・メールの問題状況等,ネットいじめに対する取り組み
●15大都市における携帯・メール・ブログ等による問題状況と対応・成果・課題

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