[本書の目次]
はじめに 各学校における「言語活動の充実」の具体化を目指して ・・・水戸部修治 (文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官)
●Ⅰ部 基本的課題 Step1.「言語活動の充実」はなぜ求められているか・・・水戸部修治(同上) Step2.「言語活動の目標・ねらい」は何か・・・水戸部修治(同上) Step3.学校全体で取り組む言語活動・・・吉田裕久(広島大教授) Step4.国語科における言語活動~指導方法の工夫~・・・小森茂(青山学院大教授) Step5.各教科等における言語活動~指導方法の工夫~・・・小森茂(同上) Step6.言語活動における評価の工夫・・・吉田裕久(広島大学教授) ●Ⅱ部 実践事例 1章 学校全体で取り組む言語活動
<小学校> 1.言語活動の質を高める授業の創造 ・・・福島県福島市立福島第三小学校 2.思考力・判断力・表現力を育てるための言語活動の充実 ・・・東京都板橋区立板橋第四小学校 3.学びを生活に生かす言語活動の充実 ・・・鳥取県鳥取市立瑞穂小学校 4.交流活動による言語活動の充実 ・・・香川県綾川町立滝宮小学校 5.言語活動の充実で思考力・判断力・表現力等を高める教育課程 ・・・鹿児島県鹿児島市立田上小学校 6.授業と日常生活の言語活動で積極的にかかわる児童の育成 ・・・山口県光市立室積小学校 7.言語活動を充実し,豊かな表現力を培う ・・・香川県宇多津町立宇多津北小学校
<中学校> 1.言語活動の充実による楽しい学びの創造 ・・・茨城県水戸市立第一中学校 2.確かな学力を支える総合読解力の育成 ・・・千葉県千葉市立磯辺第二中学校 3.緩やかな小中連携のあり方の模索~小・中で取り組む言語活動~ ・・・宮城県仙台市立五橋中学校
◎取り組みに学ぶポイント――1章 思考力・判断力・表現力等を培う言語活動の充実 解説:吉田裕久(広島大学教授)
2章 国語科における言語活動 <小学校> 1.1学年 学習過程に着目した言語活動の充実 ・・・群馬県渋川市立伊香保小学校 2.2学年 音読を活用し,読むことを広げ,深める授業の実践 ・・・滋賀県彦根市立城北小学校 3.5学年 単元を貫く国語科言語活動の設定 ・・・高知県土佐市立蓮池小学校 4.5学年 指導すべき内容や技能を明確にした国語科学習指導 ・・・山口県萩市立越ヶ浜小学校 5.2・4・5学年 各教科等につなぐ言語活動 ・・・鳥取県智頭町立富沢小学校 6.言語活動の日常化を図るアプローチ ・・・茨城県結城市立山川小学校
<中学校> 1.1学年 学力課題の克服を目指した古典での言語活動 ・・・三重県伊勢市立小俣中学校 2.3学年 「説明力」を高めよう~パネルディスカッション~ ・・・大分県豊後高田市立都甲中学校 3.3学年 社会で生きる言語活動 ・・・東京都小金井市立小金井第一中学校 4.3学年 対話のなかで自分を上手に表現するための技能を身につけよう! ・・・東京都新宿区立四谷中学校
◎取り組みに学ぶポイント――2章 国語科における言語活動の役割 解説:小森 茂(青山学院大学教授)
3章 各教科等における言語活動
<小学校> 1.算数科 算数科における言語活動の充実 ・・・福島県須賀川市立第一小学校 2.算数科・4学年 豊かなかかわりから深まる授業 ・・・東京都目黒区立烏森小学校 3.社会科・5学年 話し合いを通して考えを深める ・・・東京都千代田区立番町小学校 4.体育科・6学年 かかわり合いが育む学びの創造 ・・・秋田大学教育文化学部附属小学校 5.外国語活動・6学年 気づき,考え,伝え合う授業 ・・・山口県山口市立阿知須小学校 6.学級活動(読書指導)・全学年 絵本の読みあいをしよう ・・・山口県下関市立江浦小学校
<中学校> ◆数学科・1学年 根拠をもって意見交流し,自分の考えを深めていく授業 ・・・群馬県富岡市立東中学校 <小・中連携> ◆言語技能科・小1~中3 課題解決のコミュニケーション力を育てる「言語技能科」 ・・・新潟県新潟市立上所小学校 ◎取り組みに学ぶポイント 考え表現する力を育成する言語活動の充実 解説:上月敏子(芦屋市教育委員会学校教育部長)
4章 評価を工夫した言語活動
<小学校> ◆国語科・6学年 子どもが自分のよさを自覚し次の学習に生きる評価の工夫 ・・・富山県魚津市立大町小学校 <中学校> 1.国語・1学年 お年寄りに昔の話を聞きに行こう ・・・東京都荒川区立第五中学校 2.理科・2学年 自分の考えを発表し他と比較して課題を解決する授業と評価 ・・・東京都瑞穂町立瑞穂中学校
◎取り組みに学ぶポイント――3章 言語活動と評価の一体化を図る 解説:藤川ひとみ(岩手・月が丘小学校長/前岩手県教育委員会主任指導主事) ●Ⅲ部 Q&Aで考える「言語活動の充実」 <小学校>(Q5本) 回答:山本早苗(京都市立錦林小学校長) Q1 「おしゃべり」だけの活動に終始してしまいます。 Q2 「話す」ことが苦手な子どもには、どのような指導が効果的でしょうか? Q3 各教科等の言語活動の評価はどのように考えればよいのでしょうか? Q4 国語科での書くことの学習と各教科等での「書く活動」を関連させるには? Q5 学校全体で「言語活動の充実」に取り組むための校内研究の進め方は?
<中学校>(Q5本) 回答:藤井知弘(岩手大学教授) Q1 グループでの話し合いがうまくできません。 Q2 教科書教材の扱いがいつも同じような流れになってしまいます。 Q3 学級のなかで学習参加できない生徒がでてきてしまいます。 Q4 しっかりと基礎・基本を身につけないと活用できないのではないでしょうか? Q5 いわゆる第3次の言語活動を工夫することが「言語活動の充実」なのでしょうか? |