[本書の目次]
◆第Ⅰ部 「教頭・副校長」の職務の特色
1.日本の「教頭・副校長」の職務の特徴
2.教頭・副校長の職務の1年 小学校/中学校
3.海外の「教頭・副校長」の職務の特徴 アメリカ/イギリス/ドイツ/ロシア/中国
◆第Ⅱ部 新任教頭・副校長の職務と心得
1. 新任教頭・副校長として着任するにあたって ① 勤務校・地域の実態把握をどう進めるか ② 教頭・副校長に求められるリーダーシップとは何か ③ 学校の「要」としての役割をどう認識するか ④ 学校の組織マネジメントと教頭・副校長の役割
2.教頭・副校長に求められる役割と力量 ① 教頭・副校長としての補佐機能をどう発揮するか ② 教頭・副校長としての調整機能をどう発揮するか ③ 教頭・副校長として人材育成をどう進めるか ④ 職能成長の自己管理
3.教頭・副校長の職務と求められる法知識 ① 教頭・副校長の職務と権限の範囲をどうとらえるか ② 教頭の行う代理・代行,代決・専決とは何か ③ 教頭と副校長の位置づけ,職務の違いは何か
4.学校の組織運営と教頭・副校長のマネジメント ① 教頭・副校長として組織マネジメントをどう行うか ② 校務分掌組織の編成と運営をどう進めるか ③ 職員会議・各種委員会の運営をどう進めるか ④ 学年経営の充実をどう図るか
5.職場環境・人間関係の改善・向上にどう取り組むか ① 校長との連携・協力をどのように進めるか ② 主幹教諭およびベテラン教員等との連携・協力 ③ 中堅教員および若手教員・新任教員の育成と活用 ④ スクールカウンセラーや養護教諭等との連携
6.教育課程の編成・実施と教頭・副校長の役割 ① 教育課程の編成・実施に関する教頭・副校長の機能 ② 学習指導要領の趣旨は十分に共通理解されているか ③ 教育課程の全体的バランスに配慮する ④ 教頭のファシリテート機能を発揮する ⑤ 家庭・地域との連携・協力と生活習慣の確立を図る ⑥ 学校課題に対する内発的改善志向を高める
7.新しい教育課題への対応をどう進めるか ① 言語活動の充実のための取り組み ② 小学校における外国語活動充実のための取り組み ③ 体験活動充実のための取り組み ④ 健康な体つくりと体力向上への取り組み
8.生徒指導の充実にどう取り組むか ① 生徒指導体制の構築 ② 問題行動への対応 ③ 不登校への対応
9.特別支援教育の充実にどう取り組むか ① 小・中学校等における特別支援教育の推進体制 ② 特別支援教育コーディネーターとの連携 ③ 通常学級における特別な支援を必要とする児童・生徒への対応 ④ 通級による指導の充実にどう取り組むか
10.教職員への対応と人材育成にどう取り組むか ① 教員研修の実施と教員の資質向上をどう進めるか ② 学級崩壊への対応と教員のサポートをどう進めるか ③ 指導が不適切な教員への対応をどう進めるか ④ 教員のメンタルヘルスの保持・増進にどう取り組むか
11.教職員の服務管理にどう取り組むか ① 教職員の服務管理の留意点 ② 教職員の懲戒と対応上の留意点 ③ 教職員の分限と対応上の留意点
12.教職員の勤務管理にどう取り組むか ① 職員の勤務状況の把握と教頭・副校長の役割 ② 職員の校外研修・出張等に関する対応の留意点 ③ 教職員の休暇・休業・休職等の取り扱い上の留意点 ④ 教職員の通勤途中の事故・災害への対応のポイントと留意点
13.学校表簿の管理・運用をどう進めるか ① 学校備え付け表簿の種類と管理上の留意点 ② 指導要録の作成・管理と教頭・副校長の役割 ③ 個人情報の取り扱いと情報管理体制の構築
14.保護者への対応をどう進めるか ① 授業参観・保護者会の実施と教頭・副校長の役割 ② 保護者からの要望・クレームにどう対応するか ③ PTAへの対応と教頭・副校長の役割 ④ 児童虐待への対応と教頭・副校長の役割 ⑤ [具体的事例]給食費未納の保護者対応
15.地域との連携をどう進めるか ① 校内情報のとりまとめと分掌担当の組織化 ② 地域の子ども関係団体の把握と情報共有の場の設定 ③ 学校支援関係者の組織化とコーディネート ④ 学校行事・地域行事の一体化と相互協力 ⑤ 困難な家庭を含めた家庭教育支援の組織化とコーディネート
16.教育委員会・関係機関との連携をどう進めるか ① 教頭・副校長になるとはどういうことか ② 外部対応という仕事 ③ 連携の諸側面
17.施設・設備の管理にどう取り組むか ① 安全点検の実施と管理責任者としての教頭の役割 ② 施設・設備の補修・改善にどう対応するか ③ 学校施設の目的外使用にどう対応するか
18.学校の危機管理体制の確立にどう取り組むか ① 危機管理とは ② 危機管理の基本 ③ 危機管理意識の高揚 ④ 危機管理体制の構築 ⑤ 危機管理の教育課程への位置づけ ⑥ 新任教頭(副校長)の危機管理
19.具体的な危機にどう対応するか ① 学校管理下の事故にどう対応するか ② 自然災害への対策にどう取り組むか ③ 不審者対策にどう取り組むか ④ 登下校の安全対策にどう取り組むか ⑤ インフルエンザ等への対応 ⑥ 携帯電話にかかわるトラブルへの対応
20.教員評価をどう推進するか ① 教員評価の必要性と現状 ② 教員評価制度導入の経緯と規定 ③ 自己申告書の作成,面談・授業観察の実施と教頭・副校長の役割 ④ 評価の実施と評価結果の活用
21.学校評価をどう推進するか ① 法令上の規定とガイドラインの内容 ② 自己評価の推進 ③ 学校関係者評価実施上の留意点 ④ 第三者評価に取り組む際の留意点
◆先輩からの体験的アドバイス◆
【着任時の留意点】最初が肝心
【求められる役割・力量と法知識】法知識は力量の大きな要素
【学校の組織運営】組織づくりを行う責任者として
【職場環境・人間関係の改善】よい人間関係づくりで活性化を
【新しい教育課題への対応】教育課題への対応心得5か条
【児童・生徒の指導】日常からのかかわりが大切
【特別支援教育の充実】校内支援体制を整え,推進する
【服務管理・勤務管理の推進】報告・連絡・相談が大事
【学校表簿等の管理・運用】法令等に則り管理の徹底を
【保護者への対応】信頼感をベースにした関係づくり
【地域との連携】ネットワークづくりのポイント
【教育委員会・関係機関との連携】施策等を押さえ学校運営に活かす
【施設・設備の維持・管理】「3原則」と「心構え10か条」
【危機管理の推進】真摯な対応とセーフティネットづくり
【教員評価の推進】指導力の向上を目指した評価と指導
【学校評価の推進】子どもは“歩く学校評価” |