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読本シリーズ・No.177

体験学習・体験活動の効果的な進め方

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[本書の概要]

★教育課程改訂で「言葉」とともに重視される「体験」の意義・課題,指導の在り方について具体的に解説!!

★中央教育審議会教育課程部会「審議経過報告」では,教育内容の改善の方向として「言葉や体験などの学習や生活の基盤づくりの重視」を挙げ,「体験は,体を育て,心を育てる源である」とも述べています。そして,「小学校低学年から中学年までは,体験的な理解や具体物を活用した思考や理解,反復学習などの繰り返し学習といった工夫による読み・書き・計算の能力の育成を重視し,中学年から高学年にかけて以降は,体験と理論の往復による概念や方法の獲得や討論・実験・観察による思考や理解を重視するという指導上の工夫が一層可能なように教育課程を編成する必要がある」と指摘しています。
★そこで本書では,「体験」の意味・意義・課題,「体験学習」「体験活動」の指導の在り方,内容・方法,「体験学習」「体験活動」を効果的に進める組織や運営体制等について,豊富な実践例を交え,具体的に解説しています。

[編集] 佐藤 真 
[刊行日] 2007/8/18 [形態] ムック
[定価] 2420円(税込) [判型] A5判 [頁数] 224頁
[ISBN] 978-4-87380-969-4 [雑誌コード] 63014-58

[本書の目次]
第1章 これからの教育における「体験」とは何か
1 今,なぜ「体験」が重視されるのか(佐藤 真・兵庫教育大学大学院教授)
2 学校教育活動における「体験」の課題(山口 満・びわこ成蹊スポーツ大学教授)
3 脳科学から見た「体験」の課題(安彦忠彦・早稲田大学教授)
4 人間力と「体験」(児島邦宏・東京学芸大学教授)
5 各教科等の知識・技能の習得(学び)と「体験」(実感)(中野和光・広島大学大学院教授)
6 知の活用・実践と「体験」(浅沼 茂・東京学芸大学教授)
7 学習や生活の基盤づくりと「体験」(久野弘幸・愛知教育大学准教授)
8 発達段階に応じた遊びと「体験」(藤井千春・早稲田大学教授)
9 学校・家庭・地域の連携・協力と「体験」(玉井康之・北海道教育大学教授)
第2章 これからの体験活動の意義
1 現実の世界や生活などへの興味・関心と意欲の向上としての意義(無藤 隆・白梅学園大学学長)
2 問題発見能力や問題解決能力の育成とその意義(加藤幸次・名古屋女子大学教授)
3 思考や理解の基盤づくりとしての意義(奈須正裕・上智大学教授)
4 知識・技能の実生活における活用としての意義(工藤文三・国立教育政策研究所初等中等教育研究部長)
5 自己との出会いと成就感や自尊感情の獲得としての意義(有村久春・昭和女子大学教授)
6 社会性や共に生きる力の育成としての意義(森嶋昭伸・文部科学省初等中等教育局視学官)
7 豊かな人間性や価値観の形成としての意義(成田國英・日本体育大学教授)
8 基礎的な体力や心身の健康の保持増進としての意義(佐藤 真・兵庫教育大学大学院教授)
第3章 発達段階に応じた体験学習の指導
1 体験の価値づけや意味づけの指導(成田幸夫・岐阜聖徳学園大学教授)
2 体験と子どもの主体的なかかわり(平野朝久・東京学芸大学教授)
3 探究的な活動と知識・技能の体験的な理解(堀井啓幸・山梨県立大学教授)
4 知識・技能の体験的・身体的な理解(勝見健史・京都ノートルダム女子大学准教授)
5 学習・生活両面にわたる達成体験の重視(寺本 潔・愛知教育大学教授)
6 体験活動の計画的・体系的な推進(林 尚示・東京学芸大学准教授)
7 基本的な概念の体験的な理解(小林宏己・東京学芸大学教授)
8 体験を通した実感的な理解(冨士原紀絵・お茶の水女子大学准教授)
9 最低限必要な体験の共通化と整理(安藤輝次・奈良教育大学教授)
第4章 発達段階に応じた体験学習の指導の実際
1 体験的な理解,具体物を活用した思考や理解(椎名美穂子・秋田大学教育文化学部附属小学校教諭)
2 反復学習など繰り返し学習の工夫による読み書き計算能力の育成(竹原章雄・大阪府大阪市立淡路小学校教頭)
3 活動を通じて「基本的生活習慣や道徳的価値観の徹底」を図る森小・児童会「あいさつキャンペーン」の取り組み(秋山麗子・大阪府大阪市立森之宮小学校教諭)
4 集団生活への円滑な適応(田中豊治・佐賀県白石町立白石小学校教諭)
5 体験と思考の相互作用で知の総合化を図る(飯野浩枝・新潟県上越市立柿崎小学校教諭)
6 討論や実験・観察による思考や理解(小花浩文・大阪府大阪市立栄小学校教諭)
7 自己の将来や職業,社会との関わりを視野に入れて在り方・生き方を考える(横山一仁・北海道幕別町立忠類中学校教諭)
8 実社会をより意識した総合的な学習の時間のカリキュラム編成の工夫(青木 靖・栃木県鹿沼市立北押原中学校教諭)
第5章 体験活動を効果的に進める学校の組織運営
1 体験活動と学校の組織運営(八尾坂修・九州大学大学院教授)
2 体験活動と管理職のリーダーシップ(北神正行・岡山大学教授)
3 体験活動とカリキュラム・マネジメント(住野好久・岡山大学准教授)
4 体験活動の指導計画・学習計画と評価(山﨑保寿・静岡大学教授)
5 体験活動と教師の指導力(木原俊行・大阪教育大学教授)
6 体験活動と教師の研修(黒羽正見・富山大学教授)
7 体験活動の健康管理や安全確保への配慮(石川哲也・神戸大学大学院教授)
8 体験活動と受け入れ団体・施設等との連携(上杉賢士・千葉大学大学院教授)
9 体験活動と家庭・地域・学校の土曜日等の連携(大野裕己・大阪教育大学准教授)
第6章 自然体験・社会体験活動の実際
1 ボランティア活動など社会奉仕に関わる体験活動(近藤茂明・愛知県東海市立平洲小学校教諭)
2 自然に関わる体験活動(石川直彦・東京都練馬区立富士見台小学校教諭)
3 勤労生産に関わる体験活動(香田健治・岐阜県大垣市立小野小学校教諭)
4 職場や就業に関わる体験活動(中山正則・埼玉県越谷市立宮本小学校教諭)
5 文化や芸術に関わる体験活動(銭本三千宏・大阪府大阪市立弁天小学校長)
6 交流に関わる体験活動(鈴木美佐緒・宮城県仙台市立芦口小学校教諭)
7 安全や安心に関わる体験活動(孕石泰孝・大阪教育大学附属池田小学校教諭)

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