[本書の目次]
※お名前は執筆者です。(敬称略)
まえがき・・・野井真吾(埼玉大/体育科学博士)※[本書をちょっと立ち読み](右上)に全文ございます。
序章 いま,なぜ「からだ・心づくり」なのか――その意義とポイント
1.子どものからだと心の現状・・・野井真吾(埼玉大/体育科学博士)
2. いま,子どもの「体力」について再考する――「体力低下」の“実感”の“実体”を求めて・・・野井真吾(埼玉大)
3. 保育園・幼稚園で取り組むからだづくり・心づくりのポイント・・・前橋 明(早稲田大/医学博士)
4. 学校全体で取り組むからだづくりのポイント・・・小澤治夫(東海大)
5. 学校全体で取り組む心づくりのポイント・・・西條修光(日本体育大)
6. からだづくり・心づくりの体制と体育教師の役割・・・野田 耕(九州共立大)
7. からだづくり・心づくりの体制と養護教諭の役割・・・宍戸洲美(帝京短期大)
8. からだづくり・心づくりの体制と校長の役割・・・数見隆生(宮城教育大)
1章 “気になるところ”の探し方―“実感”と“証拠”と“物語”に基づいて
1.“実感”と“証拠”に基づくからだづくり・心づくり・・・・阿部茂明(日本体育大)
2.“気になる”ところの探し方:保育園・幼稚園編・・・井狩芳子(和泉短期大)
3.“気になる”ところの探し方:体育教諭編・・・高柴光男(子どもを守る会)
4.“気になる”ところの探し方:養護教諭編・・・舟見久子(公立小学校養護教諭)
2章“保育園・幼稚園”におけるからだづくり・心づくりの取り組み
1.「じゃれつき遊び」―家族・友だち・保護者の育ち合い・・・井上高光(栃木・さつき幼児園)
2.保育現場での正しい姿勢づくりをめざして・・・有木信子(岡山・作陽保育園)
3.子どもの内面破壊を異年齢交流で引きとめる――10家族で構成する1泊2日の自然体験・・・瀬野哲祐/中山保夫(神奈川・ナザレ幼稚園)
4.みんなで子育て・地域クラブ――育ち合う親子クラブの実践を通して・・・石川由紀子(教育科学研究会・身体と教育部会)
3章“小学校”におけるからだづくり・心づくりの取り組み
1.みつけよう! 心地よい運動量・・・松浦眞知(元公立小学校養護教諭)
2.「いきいきタイム」からの学校生活・・・浅木麻人(東京・源氏前小)
3.従来型行間体育からの脱却=「チャレンジタイム」の取り組み・・・木村正男(埼玉・大曽根小)
4.できるから楽しい! たかが「逆上がり」されど「逆上がり」・・・佐竹博(埼玉・宗岡第三小)
5.体育専科教員による脳とからだを育てる体育・・・横田誠仁(東京・成蹊小)
6.すべての活動の前提条件は「興奮」だった!・・・山本晃弘(私立学校体育科専科教員)
7.「いのち・人間のからだ」を学び考える子どもたち・・・千葉保夫(宮城・南小泉小)
8.地域を丸ごと食べる(総合学習)・・・渋谷和子(北海道・元美瑛町立北瑛小)
9.歩いてからだづくり・心づくり・・・須藤朋子(公立小養護教諭)
10.子どもと一緒に肥満と向きあう・・・南辻恵子(公立小養護教諭)
11. 新設「保健室」で子どもが変わった!・・・鈴木綾子(私立小養護教諭)
12. からだについての子どもの疑問にこだわって・・・下里彩香(公立小養護教諭)
13. 「ふるさと学習」(地域)で育てる豊かな心――「総合的な学習の時間」の思わぬ効用・・・土田 豊(徳島・元海部町立海部小)
14.町ぐるみでの「ノーテレビデー」・・・松浦靖明(鳥取・三朝教育委員会)
4章“中学校・高等学校”におけるからだづくり・心づくりの取り組み
1. 生活改善プログラム・・・佐藤 毅(北海道教育大学附属釧路中)
2. 体力底辺校での保健体育科のスクラム・・・加藤勇之助(東京・筑波大学附属駒場中高等学校)
3. 高校生期の体育行動計画・・・石川正士(神奈川・元法政第二高)
4. 保健授業で取り組む「からだの学習」――“自律神経”について学ぶ・・・藤岩秀樹(山口・宇部工業高等専門学校)
5. 保健室から背筋力を見つめて・・・佐々木弘子(東京・池袋中)
6. ケガをチャンスに健康教育・・・藤田照子(公立中学校養護教諭)
7.不良だって学校に行通いたい!・・・中村富美子(前公立中学校養護教諭)
8.冷え症・貧血改善計画・・・荒井育恵(埼玉・大宮開成中・高)
9.こころとからだを拓く「身体」実践――「総合学習」の取り組み・・・宮川雅道(神奈川・旭丘高)
5章“こんなときどうする?”子どものからだづくり・心づくり
1. 運動が苦手で,興味がない子どもにはどうすればいいの?・・・山本晃弘(私立A小学校体育科専科教諭)
2. 外に出たがらない子どもにはにはどうすればいいの?・・・亀川真都子(青森・つがる私立柏第一保育所)
3. 障害を抱える子のからだづくり・心づくりはどうすればいいの?・・・坂上 篤(東京・江戸川養護学校)
4. 食べる元気がない子どもにはどうすればいいの?・・・長峰孝子(東京・小金井市立東中栄養職員)
5. 夜なかなか寝ない,朝なかなか起きない子どもにはどうすればいいの?・・・鈴木綾子(私立小学校養護教諭)
6. 朝から“ボーっ”としている子どもにはどうすればいいの?・・・金子 慧(日本体育大学大学院)
7. 感染症だといつまで出席できないの?・・・小野喜栄子(東京・目黒第一中)
8. 性について,家庭ではどこまで教えればいいの?・・・篠原美香(埼玉・草加中)
9.「体力向上より学力向上を!」という保護者には,どう対応すればいいの?・・・高柴光男(子どもを守る会)
10. 事故やケガに過敏に反応する保護者には,どう対応すればいいの?・・・岩辺京子(元養護教諭/聖路加看護大/日本体育大)
6章 子どものからだづくり・心づくりへの提言・提案
1.体力科学の立場から・・・水野眞佐夫(北海道大大学院)
2.体育学の立場から・・・水田嘉美(東海大)
3.学校保健学の立場から・・・上野純子(日本体育大)
4.発育発達学の立場から・・・花井忠征(岐阜聖徳学園大)
5.教育学の立場から・・・増山 均(早稲田大)
6.学校医の立場から・・・藤森 弘(保養・養生学研究所/藤森医院)
7.小児歯科医の立場から・・・下野 勉(岡山大)
8.小児科医の立場から・・・神山 潤(東京北社会保険病院)
9.精神科医の立場から・・・岩田 俊(東京・代々木病院)
10.養護教諭の立場から・・富山芙美子(元公立学校養護教諭)
●「体力」とは...?(精神的要素,防衛体力,行動体力,運動能力)・・・解説:鹿野晶子(聖徳大学通信教育部)
●「最近増えている」という“からだのおかしさの実感”(ワースト5):保育所,幼稚園,小学校,中学校,高等学校における“実感”調査(1978~2005年)
●子どもの「からだのおかしさ」年表
|