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  中学校の講話
 
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アスリート
浅田真央さんの生き様


 ニュースなどでご存知だと思いますが、先日、2010年にカナダ・バンクーバー冬季オリンピックの女子フィギュアスケート銀メダリスト、浅田真央さんの競技生活からの引退発表がありました。

 氷上での可憐な演技、さらには無邪気でキュートな笑顔。いつも謙虚で、潔い。そんなところが多くの人々を魅了し、長く愛され続けてきたのではないでしょうか。

 報道によれば、5歳で初めてスケート靴を履いた真央さんは、天真爛漫なスケート好きの少女でした。小学校6年生の時にむずかしいコンビネーションジャンプを跳び、この頃から天才少女と呼ばれるようになりました。

 その後、各種大会で優勝、大人も参加する大会でもトップに立つようになりましたが、その後の競技人生は決して順風満帆ではなかったようです。

 たとえば、毎年のように行われた競技ルールの変更です。そのたびに演技の軌道修正を迫られたはずです。また、彼女自身の心身の変化もありました。ちょうど成長期であった彼女の背は伸び、体重は増えました。当然、真央さんが得意とするジャンプに支障がでたはずです。そればかりか、2011年には最愛のお母さんを亡くされるという悲しい出来事もありました。精神的なショックも大きかったはずです。

それでも、彼女はルールのために、演技の難易度を下げたりすることは決してなかったそうです。そして、むずかしいトリプルアクセルを跳び続けたのは、想像を絶する努力の賜物だといえるのではないでしょうか。

 自分が信じた道を貫き通した真央さん。そして、常に上をめざした真央さん。
 それらを成し遂げ、自らに課していた大きなプレッシャーから解放された姿、それが、あの引退会見の満面の笑顔だったのではないでしょうか。

 「長い間、お疲れ様でした」 

 こんな言葉をかけずにはいられませんね。

(近藤喜祐)



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