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  小学校の講話
 
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考えてほしいこと


 皆さんにとって大切なものは何ですか。
 毎日の学校生活で大切にしてきたもの、そして、これからの学校生活で大切にしたいと思っているものがありますか。皆さんに、これから考えてほしいことについてお話したいと思います。

 心身ともに成長を続ける皆さんにとって、自分のほかに他人がいることを理解することは大切です。人間は社会的な動物であるといわれるように、一人では生きていけないのです。だから、道徳があり、社会のルールがあり、人に対する思いやりの心をもつことが、人間らしさの基本であるといわれるのです。
 皆さんは成長するに従って、家族・友だち・その他の人から刺激を受けて、社会のなかでは自分がどのように行動するのが正しいのかを学んでいきます。こうして、判断力が養われ、自分のなすべき役割を知り、責任感も育っていくのです。そのとき基礎となるものは、思いやりの心でなければなりません。自分の勝手気ままに振る舞ってはいけないことを理解することによって、人間は自立の第一歩を踏み出すのです。思いやりとは、自分の身に比べて他人の身について思うことです。
 自分のほかに、多くの人々がこの社会で生きています。皆さんには、やさしさを行動に表せる人間の住む社会をつくっていく人になってほしいと願っています。

 どうでしょう、学年によってできることはさまざまでしょうが、家族の一員として家の仕事をしてほしいと思います。あらかじめ話し合って仕事を決めてもいいし、とくに決めずにお手伝いをするのもいいでしょう。一緒に仕事をすると、家の人たちの今まで気づかなかった一面に気づいたりもします。そして反対に、大人たちは、皆さんのことを頼もしいと思って見直すかも知れませんね。それはとても大切な体験ではないかと思います。
 こんなふうにして、家のために何かをやってほしいのです。いつもやってもらってばかりでいると、いつも人にやってもらうことばかりを期待する人間になってしまうのではないでしょうか。そうなっては大変ですね。

(小林昌美)

 

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