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  先週の小学校の講話

◆きみって大事 だから人も大事◆

 

 ここに1,000人の人がいます。それぞれ違った顔をしていますよね。顔が違うということは,みんな違う人間だということです。

 何だ,当たり前じゃないかと思うでしょう。しかし,みんなそれぞれに違う人間なんだという,この当たり前のことを,忘れてしまってはいませんか。

 例えば,50メートル走るとします。クラス全員で走って同時にゴールするということはありません。それは,みんな違う力をもっているからです。

 次に,1,000メートル走ったとします。当然全員が同時にゴールするということはありませんし,50メートルで一番であった人が,一番になるとは限りません。それは,みんな,違う力をもっているからです。 

 みなさん,それぞれにすばらしい力をもっているのです。それを忘れないでください。

 みなさん一人一人が,この地球上にたった一人しかいない,かけがえのない存在なのです。そして,自分が地球上に一人しかいないかけがえのない存在であるのと同じように,みなさんの周りにいる人も,この地球上の中にたった一人しかいないかけがえのない存在なのです。

 だから,自分と違うということを大切にしてほしいのです。学級全員の人が,同じ顔をして,同じ服装をして,同じことを考えているとしますと,実につまらないことだと思いませんか。

 みなさん方は,縁があって同じ学校の,同じ学級で生活することになったのです。みなさんには,それぞれ良いところもあり,悪いところもあります。だからこそ,お互いを理解し合い,かばい合い,助け合っていかなくてはならないのです。

 みんなのいろいろな力を集めますと,すごく大きな力を生み出し,今以上にもっともっとすてきな学校・学級ができあがってくると思います。

 「この学校・学級で一緒に生活できてよかった」 と思える学校・学級にしていくためには,自分のことと同じように,相手のことを考える,つまり,友だちを大事にできる人になってほしいと思います。

 そうすると,もっともっとすばらしい学校,楽しい学級になっていきます。
 

(内崎 哲郎)