米百俵の精神が嗤う(経済価値至上主義教育改革批判)

¥ 2,420 税込

商品コード: 000363

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[本書の概要]

元文部省局長が教育論なき教育改革を撃つ!
……公益・公共観念を軽侮する功利至上主義の風潮は、わが国をひたすらパンとサーカスの享楽と黄白を礼賛し、嫉妬と覗き趣味を煽り立てる社会に導いているかのようである。羨望と憎しみと忿りの情念を掻き立てて、豊かな心や文化が育つのであろうか。(「はじめに」より)


[著者] 福田昭昌 
[刊行日] 2006-01-10 [形態] 書籍
[定価] 2420 円(税込)  [判型] 四六 [頁数] 220頁
[ISBN] 978-4-87380-363-2


[本書の目次]
1 学力低下批判論の忘れもの

2 米百俵の精神が嗤う
3 IT時代の教育と国際理解
4 教育課程改革の立脚点――理論と現実
5 数値化、ランク付けによる評価の流行
6 受容の教育論について
7 科学技術の振興と科学の振興
8 経済至上主義に毒される祝日法
9 おためごかしの教育論について
10 言語感覚の鈍化について
11 思考と言葉を奪うテレビの喧騒
12 情操について
13 何が彼をそうさせたか
14 心の教育と知育
15 環境と感性
16 手伝いと遊びの世界
17 黒いリンゴの絵
18 ある彫刻のこと
19 漱石のこと
20 ひとり言
21 教育における国際化の若干の課題
22 詩と歴史と
23 語録
24 生涯学習と学校教育
25 伝統文化の継承
26 時間と学習
27 成長と遊び
28 ある授業のこと
29 働き過ぎ
30 豊かさと青少年問題
31 生涯学習と社会教育
32 想うこと
33 ある絵本のこと
34 錯覚
35 やさしさと厳しさ
36 一般教養
37 地方の時代
38 一日接すれば
39 学際
40 外国語による著作物
41 故郷