大阪維新の会「教育基本条例案」何が問題か?

¥ 1,078 税込

商品コード: 000425

[本書の概要]

日本を代表する教育行政学の権威が、
大阪維新の会「教育基本条例案」のすべての問題点を明らかにする!
大阪維新の会の動きを総括的に考察するとともに、
「教育基本条例案」を教育的・法的観点から逐条で仔細に検討。
●条例制定の本当のねらいは何か?
●管理・競争をあおる教育でよいのか?
●「民意」とは何か?
●政治的中立性をどう考えるか?
●法的観点から、条例案をどう評価するか?
「教育基本条例案」全文を収録。
教育が破壊されるのを見過ごしてはならない――今後の議論に必須の一冊。


[著者] 市川昭午 
[刊行日] 2011-12-20 [形態] 書籍
[定価] 1078 円(税込)  [判型] B5判 [頁数] 144頁
[ISBN] 978-4-87380-425-5


[本書の目次]

第1章 総括的考察
1 条例制定運動の基本的性格
1 橋下主義はファシズムに通じる
2 独裁的権力の獲得を目指す
3 恫喝的な教職員管理と政治的任用
4 教育統制と学校支配
2 民意という名の独裁
1 教育行政に民意は反映されている
2 多数派の見解が即「民意」ではない
3 民意がすべてではない
3 教育行政の基本原理が抹殺される
1 学校教育及び教育行政の政治的中立性
2 教育行政の法律主義と地方分権
3 学校教育の公共性と自律性

4 教育条例案の評価

1 条例内容の評価基準
2 制定の必要がない
3 適法性を欠く
4 効率性・有効性も期待できない

第2章 条例案の逐条批判
      前文
      第1章 目的及び基本理念(第1条~第4条)
      第2章 各教育関係者の役割分担(第5条~第11条)
      第3章 教育行政に対する政治の関与(第12条・第13条)
      第4章 校長及び副校長の人事(第14条~第17条)
      第5章 教員の人事(第18条~第20条)
      第6章 懲戒・分限処分に関する運用(第21条~第42条)
      第7章 学校制度の運用(第43条・第44条)
      第8章 学校の運営(第45条~第47条)
      第9章 最高規範性(第48条)
      附 則(第1条~第4条)
      別 表 第1~第6
      
職員条例 第6章 給与その他の勤務条件(第13条・第14条)
【資料】
教育基本条例案(全文)
職員基本条例案(抜粋)