校長室はなぜ広い(教育深化論)
[本書の概要]
★校長室はなぜ広い?―それは,学校経営の戦略を考え戦術を練り,決断するための熟慮・瞑想の場だから。
★思考を深化し,教育を進化させるための校長のあり方を,校長室で考えてみよう。
[著者] 森隆夫
[刊行日] 2012-04-13 [形態] 書籍
[定価] 2420 円(税込) [判型] A5 [頁数] 216頁
[ISBN] 978-4-87380-427-9
[本書の目次]
知性の食前酒―序にかえて
第Ⅰ部 知識と知恵のバランス
◆第1章◇教育は充電、文化は放電
1 知識は本(ネット)の中に,知恵は生活(実践)の中に
2 教育は充電,文化は放電
3 文明と道徳―高度化と停滞
◆第2章◇教育に二態あり,教師に三種あり
1 家庭(芽),学校(花),社会(実)―「場」の論理
2 親・教師・大人―「人」の論理
3 家訓・校訓・社訓―「目標」の論理
4 「家訓」をつくろう
◆第3章◇以心伝心 vs 以言伝心―コミュニケーション能力の深意
1 心のマナーモード―言葉と心
2 以心伝心,以言伝心,以言育心
3 現代の合い言葉―規範意識を高めるために
4 心の番人―自我を見張る自己
◆第4章◇伝統文化の根幹は日本語文化
1 「和の美」「武の志」「智の底力」
2 浮世風呂にみる現代の五常の道
3 食育と食欲―食「を」教え、食「で」心を育てる
4 智の底力は生活科の気付き力
◆◇知の散歩◇◆ ヒト,人,人間
第Ⅱ部 校長室はなぜ広い
◆第1章◇知見は人を賢くする
1 制度的権威と人格的権威
2 朝礼台の教育学
3 名刺に信念を
4 校長と同志
5 職務命令の法的思考,教育的思考
◆第2章◇管理とは偉大な常識
1 教養=知性と感性を基礎とした人格形成
2 知的教養
3 身体的教養―スポーツマンシップ
4 修養的教養―品性
5 「崇高な使命」とは
◆第3章◇校長力の限界
1 PM理論からみた校長と教頭の関係
2 ラインとスタッフ
3 伝達・保存型組織と創造型組織
4 校長力の限界
◆第4章◇〝師〟
1 新校長への期待
2 教師の中の教師=校長
3 〝師〟は人を集める
4 〝師〟の要件
◆第5章◇知・徳・体の不調和
1 「知」「徳」「体」不調和の打開策
2 「知」にはノーベル賞,「体」には金メダル,「徳」には?
3 私徳から公徳へ
4 道徳教育は「善行」論で
5 「武士道観」を問う―学校に道場を
◆◇知の散歩◇◆ 再定義で思考力を試す