[本書の概要]
[編集] 佐々木幸寿・伊東 哲
[刊行日] 2022-03-16 [形態] 書籍
[定価] 3300 円(税込) [判型] A5判 [頁数] 304頁
[ISBN] 978-4-86560-550-1
[本書の目次]
1章 次世代の指導主事になる――これからの教育をリードする
●これからの教育課題とは――変化する社会、学校、教師
●鍵を握る指導主事――指導主事から教育界のリーダーへ
●令和時代の指導主事像――新しい課題に取り組む指導主事
〈Topics1〉時代を超えて求められる指導主事としての「いろは」
2章 指導主事の職務を知る――指導主事の仕事はネットワークの中で展開
●指導主事の役割と多様な職務
●指導主事に求められる資質・能力
●指導主事としての成長・キャリア形成
〈Topics2〉指導行政と管理行政――その違いと連携
3章 教育行政制度を知る――分権時代の教育委員会はどうあるべきか
●教育行政の基本原理と我が国の教育委員会制度
●文部科学省と中央教育審議会の役割
●文部科学省と都道府県(指定都市)教育委員会、市区町村教育委員会、学校の関係
●首長部局と教育委員会との関係
〈Topics3〉指導主事の任用・昇任のパターン
4章 地方教育行政組織を知る――行政組織としての位置づけと仕組み
●広義の教育委員会の職務権限
●狭義の教育委員会の権限と事務局の役割
●教育委員会事務局の多様な職員
●教育事務所・教育センターの役割
●都道府県教育委員会・市区町村教育委員会・教育事務所・教育センターの機能と学校・地域
〈Topics4〉自分を知り、仲間を知り、ネットワークをつくる
5章 法知識を身につける――指導行政を基礎づける法制
●法体系の基本
●教育関係法令の学び方
●指導行政のための法律
●教育と福祉の法律――虐待、貧困、教育機会
〈Topics5〉県費負担教職員と教員ムラ
6章 企画・立案する――行政職としての仕事
●所管学校・地域の把握と調査
●事業計画等の企画・立案・稟議
●通知・通達文の作成・配布
●予算の編成・執行
●議会・議員への対応、教育委員会委員への対応
〈Topics6〉民意を代表する議会・長のもとで仕事をする行政
7章 施策をおろす――教育政策の特質を知る
●文部科学省通知・中央教育審議会答申、改正法令等の受けとめ方
●国の施策や文部科学省通知等を踏まえた事業計画の立て方
●国や教育委員会の各種調査の対応の仕方
〈Topics7〉中央教育審議会と教育再生実行会議
8章 指導・助言する①――指導実務のためのルールと理論
●学校訪問
●教育課程の編成
●学校経営への支援
●校内研究への指導・助言
●各教科の学習指導への指導・助言
〈Topics8〉専門外の教科、校種、領域にどう対応するのか
9章 指導・助言する②――学習指導、生徒指導等への対応
●個別最適と協働的な学びの組織化
●学習指導要領と指導要録に基づく観点別学習状況評価と評定
●総合的な学習の時間、探究活動への支援
●道徳科授業の指導とその評価
●これからの時代に求められる生徒指導の在り方
●いじめへの対応
●不登校への対応
●教育相談への対応
〈Topics9〉指導主事が学んでおくべき学習、カリキュラムの理論
10章 指導・助言する③――教育課題への対応
●人権教育の推進と基本的な考え方の指導
●特別支援教育への対応と指導
●キャリア・パスポートの活用に向けて
●スポーツ、健康、保健、安全への対応と指導
●外国人児童生徒への対応と指導
〈Topics10〉成年年齢の変更と、新しい学校教育の課題
11章 指導・助言する④――ステージ、職層に応じた支援対応
●初任者の育成
●ミドルリーダーの育成
●ベテラン教員の意欲向上
●各種主任会への指導・助言
●期限付講師、非常勤講師の研修支援
●再任用教員への指導・助言
〈Topics11〉指導主事が学んでおくべき組織マネジメントの理論
12章 危機に対応する――危機管理の諸相と新しい危機への対応
●児童虐待
●児童生徒の事故・事件――正確に、迅速に
●自然災害への対応
●教職員の不祥事――個人の問題を組織として防止する
●保護者・地域からの苦情――学校改善に生かす
●マスコミ対応――正確に、迅速に、誠実に
●情報リテラシーとSNS対応
〈Topics12〉With/AfterコロナとOODAループ
13章 研修手法を身につける――学ぶ教師、学ぶ集団をつくる
●校内研修・OJTによる職能開発
●指導主事として身につけておきたいコーチングスキル
●ファシリテーション
●リフレクションの意義と指導観の転換
●ワークショップ型教員研修のデザイン
●ワークショップで拡げる学びの実践コミュニティ
〈Topics13〉ポジティブ・アプローチによる研修の実践
14章 連携・調整する――多機関・多職種間の連携
●働き方改革の促進
●GIGAスクールの推進と外部資源の活用
●コミュニティ・スクールと保護者・地域との連携・調整
●チーム学校と関係諸機関との連携・協働
●民間企業との連携・協働
〈Topics14〉多機関・多職種間連携の原理――補完・連携・協働
【コラム】モーレツ指導主事体験記