2030年の学校をつくるスクールリーダーへ(学校が変わるために、今、必要なこと)
[本書の概要]
今のスクールリーダー、そしてこれからスクールリーダーをめざす人は必読!
これからの時代を生きる子どもたちに、学校は、教師は、今、何ができるのか――。価値観を揺さぶる、22人の識者からのメッセージ。
大好評『教職研修』巻頭言の再編集・第2弾。誌面に掲載しきれなかった内容も加え、スクールリーダーに知っておいてほしい新たな視点や知見、これからの時代に求められる学校のあり方へのヒントを伝えます。
【interviewee】(掲載順)
武田 信子(一般社団法人ジェイス代表理事)
武田 砂鉄(フリーライター)
富永 京子(立命館大学准教授)
野本 響子(執筆家・編集者)
磯野 真穂(医療人類学者)
熊代 亨(精神科医/ブロガー)
北村 英哉(東洋大学教授)
サンドラ・ヘフェリン(コラムニスト)
奥田 知志(認定NPO 法人抱樸理事長)
村木 厚子(津田塾大学客員教授/元厚生労働事務次官)
岸見 一郎(哲学者)
安田 祐輔(株式会社キズキ代表取締役社長/NPO法人キズキ理事長)
申 惠丰(青山学院大学法学部教授・法学部長)
色川 卓男(静岡大学教授 )
三澤 一実(武蔵野美術大学教授)
平尾 剛(神戸親和女子大学教授/元ラグビー日本代表)
出口 康夫(京都大学教授 )
澤田 智洋(コピーライター/世界ゆるスポーツ協会代表理事)
梶谷 真司(東京大学大学院教授)
荒川 詔四(株式会社ブリヂストン元社長CEO)
前野 隆司(慶應義塾大学大学院教授)
星加 良司(東京大学准教授)
[編集] 『教職研修』編集部
[刊行日] 2022-03-16 [形態] 書籍
[定価] 2200 円(税込) [判型] 四六判 [頁数] 296頁
[ISBN] 978-4-86560-552-5
[本書の目次]
1章 これまでの学校の「当たり前」を見つめ直す
■その「子どものため」は、本当に「子どものため」になっていますか?…武田信子
■「わかりやすい」ことばかりで、いいのか?…武田砂鉄
■学校には「わがまま」が必要だ…富永京子
■学校の「やめる」練習…野本響子
2章 コロナ禍を経て、これからの学校は
■「学校の新しい生活様式」をつくり直す――過剰な「感染症対策」で疲弊する前に…磯野真穂
■「健康で清潔で、道徳的な秩序ある学校」の先にあるもの…熊代亨
■「コロナいじめ・差別」の社会心理――なぜ、人は「われわれ」と「彼ら」をつくるのか?…北村英哉
■ニッポンの根性論――日本とドイツを比べてみると…サンドラ・ヘフェリン
3章 今、求められる価値観の転換
■「やまゆり園」事件から、私たちは何を学ばなければならないか…奥田知志
■性より個性を――学校の女性管理職問題…村木厚子
■「自立」とは何か――アドラー心理学に学ぶ…岸見一郎
■「何度でもやり直せる社会」を、僕がつくりたい理由…安田祐輔
■日本の「人権問題」を見つめ直す…申惠丰
4章 未来を生きる子どもたちの力と学び
■消費者として、よりよい社会をつくる…色川卓男
■+(プラス)アートで広がる子どもたちの世界…三澤一実
■子どもの「しなやかなからだ」を育てよう――「脱・筋トレ思考」のススメ…平尾剛
■人間を「できなさ」から考える―「支え合う存在をつくる」教育を…出口康夫
5章 2030年の学校に向けて
■ガチガチの学校をゆるめよう…澤田智洋
■学校で「『考える』ことを教える」ことを考える…梶谷真司
■信頼される「参謀」になる、教頭の思考法…荒川詔四
■「幸せ」な学校をめざしませんか?…前野隆司
■パラリンピックから考える、これからの社会…星加良司