学校教育研究38 転換期の学校教育(学校の持つ福祉的機能とは何か)

¥ 3,300 税込

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[本書の概要]

[編集] 日本学校教育学会 [刊行日] 2023-10-06 [形態] 書籍
[定価] 3300 円(税込)  [判型] A5判 [ISBN] 978-4-86560-582-2

[本書の目次]

第1部 転換期の学校教育―学校の持つ福祉的機能とは何か
1.学校の福祉的役割の再考
2.ウェルビーイングのプラクティス
―実践の文脈からのアプローチ
3.令和の日本型学校教育における「チーム学校」のゆくえ
4.学校における多様性・多文化化に対応する教員の専門性の育成
―アメリカ,イギリス,韓国の事例を踏まえて
5.教育ニーズの多様化と学校の役割
―責任概念とガバナンス構想
6.コミュニティ・スクールは「学校の福祉的役割」にどこまで寄与できるか
―コミュニティ・スクール導入の現状についての考察から

第2部 自由研究論文
1.奈良女子高等師範学校附属小学校の合科主義地理教育カリキュラム論
―鶴居滋一の理論と実践を事例にして
2.学級通信が保護者の学校関与に及ぼす影響
―公立小学校における質問紙調査の統計的分析

第3部 実践的研究論文
1.小学校学級担任による教科等間の比較・関連的な指導の現代的意義
―各教科等を学ぶ意義に対する児童の認識の変容を手がかりに
2.VR動画の教育効果と活用について
―工場見学におけるVR教材と動画教材との比較を通じて
3.子どもと教師の相互作用に基づいたカリキュラム・デザインに関する一考察
―拡張的学習理論の視点からの検討

第4部 実践研究ノート
小学校外国語科「話すこと(やり取り)」における教材の検証
―Small Talkにおける会話補助シートとルーブリックの活用

第5部 第36回研究大会の概要
《課題研究》教師教育の高度化におけるミドルリーダーの養成
教職実践知の継承に教職大学院はどのように貢献できるのか
―教師教育の高度化とミドルリーダーの役割
1.教師教育の未来像―教師教育の核心的課題と教職大学院の将来
2.教職実践知の批判的継承に教職大学院はどのようにかかわればよいか
―ミドルリーダーの教職実践知のアンラーニングの視点から
3.教職大学院における教師教育の高度化
―岐阜大学教職大学院におけるスクールリーダー養成
《公開シンポジウム》教師の自律的な研修の継続にむけて
教員免許更新制度廃止後の研修制度
第36回研究大会「公開シンポジウム」報告

◆研究余滴◆
1.教育学の研究・実践のゴールは?
2.私の教育実践研究の源流

◆図書紹介◆
1.金井香里・和井田清司・柄本健太郎(編)『新版 変動社会の教職課程』
2.藤江玲子(著)『高校生のドロップアウトの予防に関する研究
―子どもたちが幸せに生きることのできる社会へ
3.宇都宮明子,原田信之(編著)『歴史教師のビリーフに関する国際比較研究
―日本・スイス・カナダの三か国調査
4.多田孝志・増渕幸男(共編著)『見聞のまねび,耳見の学び
―いま・未来を創る教育者へおくる伝薪録