戸田市の教育改新への挑戦

¥ 2,530 税込

商品コード: 000625

数量

[本書の概要]

すべては戸田市から始まった――「働き方改革」、ICT利活用、教育データ利活用、戸田型PBL、教育委員会事務局改革、産官学連携。
なぜ、戸田市は常に日本の教育の最先端を走り続けてこれたのか?
その取り組みの全貌を、11年間戸田市教育委員会教育長をつとめた戸ヶ﨑勤教育長が明らかにする。渾身の全400頁。


[著者] 戸ヶ﨑勤 
[刊行日] 2026-10-19 [形態] 書籍
[定価] 2530 円(税込)  [判型] 四六判 [頁数] 400頁
[ISBN] 978-4-86560-625-6


[本書の目次]

はじめに
第1章 戸田市の教育改新スタート
1.「教育のまち戸田」へ
2.教師、戸ヶ﨑。教育長になる。
教師をめざした理由
教育改新のマインドセット
3.教育目標設定へ
課題山積。戸田の教育
AIに関する2つの大きなニュース
戸田市の教育の目標
教育改新の4つのコンセプト
4.一人ひとりの教職員が腹落ちするために
5.教育長の見解を問う!
戸田市の教育改革についての議会答弁
6.学校の働き方改革
働き方改革を最優先に
働き方改革の3つのステージ
可視化・効率化・共有化(「3K」)ワーキンググループ
市内各校での働き方改革
緊急提言を受けた自分事としての取り組み
部活動の在り方に関するプロジェクト
第2章 学校管理職への期待
1.学校間格差問題
2.学校のキーパーソン・校長
一期目に校長会議で強調してきたこと
学校の危機管理の心構え
信頼される校長
校長のリーダーシップ
校長に期待する姿
校長会の役割
毎月の校長会議等で数百回も繰り返した「十の見届け」
私が校長だったころ
3.学校管理職を目指す先生へのメッセージ
教育法規を学ぶことの意義
選考試験に際しての心構え
校長・教頭候補者選考合格者への言葉
教頭先生へのお願い
第3章 3K(経験・勘・気合い)からの脱却
1.授業改善支援
戸田型授業改善モデル
戸田型授業改善モデル5つのポイント
アクティブ・ラーニング指導用ルーブリックの研究
カリキュラム・マネジメントの研究
教員研修の高度化の研究
2.学習指導要領の活用
授業実践の as is と to be
研究開発学校
3.ICT教育の推進
非同期の学びの推進
ICT利活用や教育のデジタル化についての思い
1人1台を生かした学びの構想2016【第1フェーズ】
GIGAスクール構想の実現に向けて2020【第2フェーズ】
学習者用デジタル教科書の研究
コロナの襲来(オンライン学習のスタート)
学びの保障の始まり――新しい学びの様式
実践を通しての遠隔・オンライン教育の期待や課題
戸田市版SAMRモデル
ICT教育を推進していくために(岸田総理へ)
デジタル・シティズンシップ教育、メディア情報リテラシーの育成
STEAM教育の基盤づくり
戸田市版ゼロトラストの構築
電子黒板機能つきプロジェクタとホワイトボードの配備
4.教育データの利活用
EBPM/教育データ利活用
EBPM(EIPP) の推進
リーディング・スキル育成の取り組み
埼玉県学力・学習状況調査の活用
全国学力・学習状況調査の活用
学級経営リフレクションシート
戸田市教育政策シンクタンクアドバイザリーボードの設置
教育総合データベース(ダッシュボード)の構築と活用
「教育データの利活用に関するガイドライン」の作成
データ駆動型授業研究
5.戸田型PBL(Project-Based Learning)への挑戦
カリキュラム・マネジメントの在り方に関する調査研究
調査結果にショックを受けて
コロナ禍で真価を発揮した戸田型PBL
「High Tech High」視察
戸田型PBLとは?
第4章 誰一人取り残されない教育へ
1.産官学連携
産官学との連携の意義
本市教育委員会の産官学連携の特徴
2.不登校対策
不登校対策に向けた思い
戸田型オルタナティブ・プラン
多様な学びの場の確保
3.いじめ対策
戸田市「『ピース』プロジェクト」の実施
戸田市いじめ防止基本方針の理解
「教育的思考」から「法的思考」へ(教育委員会ロイヤー研修会)
いじめの根絶に向けて
4.特別支援教育
特別支援教育の諸課題
「2K」(科学と根拠)による特別支援教育
「ふつう」について考える
インクルーシブ教育推 進委員会の設置および戸田型インクルーシブ教育モデルの策定
第5章 教師を支える
1.研修の充実
教員研修についての私見
戸田市立教育センター教科等研究グループ
戸田市教職員専門研修の充実
TODA Education Weeks
「教育フェスティバル」の開催
Intel Teach Program Skills for Innovation
「カリキュラム・マネジメント研修会」の開催
2.人材確保の取り組み
さまざまな連携
大学生の受け入れ
ペーパーティーチャー研修会
小学校教科担任制および教育業務支援員(スクールサポートスタッフ)の配置
第6章 教育委員会事務局改新
1.ネガティブな雰囲気
教育委員会は何をしているところなのか
法改正と同時に教育長着任
前例踏襲に陥りやすい理由
教育委員会のあるべき姿
2.教育長の役割
教育長に求められる資質・能力とは
ある1日の私の過ごし方
教育長着任式でのあいさつ
3.教育委員会組織の活性化
教育政策室の設置
教育委員会の役割の共通理解
市長部局との連携
情報発信
教育・学びの未来を創造するプラットフォームin戸田
教育委員会における教育DX
指導主事
知の管理と情の管理
教育専門職の採用
4.教育委員会会議の活性化
教育委員会会議の運営上の工夫
ある日の教育委員会会議の様子
定例教育委員会での冒頭の挨拶
傍聴人を増やす
詳細な議事録の公開
教育委員提案
教育委員研修
その他の取り組み
第7章 国の教育改革と戸田市の教育改新
1.日本の教育改革への思い
日本型学校教育の強み(継往開来の精神を大切に)
日本型学校教育の弱み
2.これでいいのか?
指導、支援、配慮
教育界の「風土」と「水」
二項対立を超えて
風光明媚な教育の理想郷の語り
受援力(ヘルプシーキング)をもつ
これまでくり返し述べてきたこと
3.教職の魅力を語ろう
4.中教審に携わって(給特法の議論)
自由民主党「令和の教育人材確保に関する特命委員会」(2022(令和4)年12月14日)
中央教育審議会初等中等教育分科会(第146回)(2024(令和6)年11月13日)
衆議院の文部科学委員会(2025(令和7)年4月25日)
中央教育審議会(第143回総会)(2025(令和7)年10月24日)
5.その他の特色ある取り組み
第8章 AIの進歩とこれからの学校教育
1.生成AIに関して思いあぐねてきたこと
生成AI活用による教育的価値と「深い学び」の実装
教師の資質・能力の拡張と校務効率化
2.留意すべき点とリスク
3.深い学びを確かなものにするための手だて
4.教師の役割と授業づくりの原点
コラム
①3つの「つ」(つづける、つなげる、つかう)
②心の教育について考える(価値の押しつけはないか)
③教職の魅力と使命(大村はまの言葉より)
④学び続ける者のみ教える資格がある
⑤人事に季節に想うこと
⑥高度専門職と職人としての存在
あとがき
巻末資料
①改新の第1次スタート(戸田市PEERカリキュラム)/改新の第2次スタート(戸田市SEEPプロジェクト)
②国の審議会等委員歴一覧
参考文献