ポイント解説 中教審「学習指導要領の改善」答申

¥ 2,640 税込

商品コード: 003751

[本書の概要]

●新教育課程への対応・研修はこの1冊から始まる・始める!!●(「答申」全文収録)

学習指導要領はどう改訂されるのか,教育課程の基本的な枠組みや授業時数,各教科等の内容はどう変わるのか。中教審答申の要点を解説し,新しい教育の在り方,進むべき方向を追究する!


 

★本年1月17日,中央教育審議会は「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善について」(答申)をとりまとめた。答申は「知識基盤社会」といわれる現在,引き続き改訂の中核とされた「生きる力」をはぐくむという理念はますます重要であり,教育関係者や保護者のみならず,社会が自ら考え,理解のうえ,その理念を共有することが必要であるとしている。本書では今後少なくとも10年,日本の教育の指針となるであろう本答申の要点を解説すると同時に,これからの日本の教育の在り方,進むべき方向について追究する。

 


[編集] 高階玲治 
[刊行日] 2008-02-20 [形態] ムック
[定価] 2640 円(税込)  [判型] B5 [頁数] 242頁
[ISBN] 978-4-87380-984-7[雑誌コード] 63014-73


[本書の目次]

 第1部 新しい時代の学習指導要領のあり方 
1.「生きる力」の重視による学校教育のあり方とは何か(早稲田大学教授・安彦忠彦)
2.子どもたちの現状と課題をどう考えるか(教育創造研究センター所長・高階玲治)
3.学習指導要領の理念をどう実現するか(白梅学園大学教授・無藤 隆)
 
 第2部 学習指導要領改訂の基本的な考え方 
1.教育基本法の改正と学習指導要領はどう関連するか(帝京大学名誉教授・亀井浩明)
2.「生きる力」の理念の共有をどう考えるか(東京学芸大学教授・児島邦宏)
3.基礎的・基本的な知識・技能の習得をどう考えるか(立命館大学教授・陰山英男)
4.思考力・判断力・表現力等の育成をどう考えるか(日本女子大学教授・吉崎静夫)
5.確かな学力を確立するために必要な授業時数をどう確保するか(奈良教育大学教授・安藤 輝次)
6.学習意欲の向上や学習習慣の確立をどう進めるか(教育創造研究センター所長・高階玲治)
7.豊かな心や健やかな体の育成のための指導の充実をどう進めるか(東京女子体育大学名誉教授・尾木和英)
 
 第3部 教育課程の基本的な枠組みをどう考えるか
1.小学校の教育課程の枠組みと授業時数をどう考えるか(東京都港区立御成門小学校長・池田芳和)
2.中学校の教育課程の枠組みと授業時数をどう考えるか(東京家政学院中・高等学校長・佐野金吾)
3.高等学校の教育課程の枠組みと授業時数をどう考えるか(東海大学教授・斎藤尚也)
4.学校週5日制における各学校の創意工夫のあり方をどう考えるか(福岡教育大学名誉教授・井上正明)
 
 第4部 教育内容の主な改善事項は何か
1.各教科等における言語活動の充実をどう進めるか(国立教育政策研究所総括研究官・有元秀文)
2.理数教育の充実をどう進めるか(玉川大学学術研究所教授・山極 隆)
3.伝統や文化に関する教育の充実をどう進めるか(文化女子大学教授・野原 明)
4.道徳教育の充実をどう進めるか(昭和女子大学教授・押谷由夫)
5.体験活動の充実をどう進めるか(神戸大学大学院教授・今谷順重)
6.小学校の外国語活動をどう進めるか(上智大学教授・吉田研作)
7.社会の変化に対応する教科横断的な学習事項をどう進めるか(星槎大学教授・古藤泰弘)
 
 第5部 各教科等の内容の具体的な改善事項は何か
1.幼稚園教育はどう変わるか(聖徳大学教授・小川博久)
2.「国語」はどう変わるか(青山学院大学教授・小森 茂)
3.「社会」はどう変わるか(岐阜大学教授・北 俊夫)
4.「算数・数学」はどう変わるか(東京理科大学教授・清水克彦)
5.「理科」はどう変わるか(広島大学大学院教授・角屋重樹)
6.「生活」はどう変わるか(愛知教育大学教授・寺本 潔)
7.「音楽」はどう変わるか(尚美学園大学大学院教授・清水 和)
8.「図画工作・美術」はどう変わるか(信州大学教授・橋本光明)
9.「家庭/技術・家庭」はどう変わるか(京都教育大学教授・安東茂樹)
10.「体育・保健体育」はどう変わるか(桐蔭横浜大学文化政策研究所教授・園山和夫)
11.「外国語」はどう変わるか(文京学院大学教授・渡邉寛治)
12.道徳教育はどう変わるか(関西学院大学教授・横山利弘)
13.「特別活動」はどう変わるか(日本体育大学教授・宮川八岐)
14.「総合的な学習の時間」はどう変わるか(鳴門教育大学教授・村川雅弘)
15.特別支援教育はどう変わるか(東京学芸大学教授・上野一彦)
 
 第6部 教師の教育条件の整備と家庭・地域等との連携・協力の推進
1.教職員の定数の改善や子どもと向き合う時間の確保をどう考えるか(九州大学大学院教授・八尾坂修)
2.効果的・効率的な指導の諸方策と教育行政の在り方の改善をどう考えるか(日本大学教授・佐藤晴雄)
3.家庭や地域等との連携・協力の推進方策をどう考えるか(東京学芸大学教授・葉養正明)
 
 資料
○中央教育審議会「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善について」(答申)