教職研修2025年12月号〈特集:なぜ、子どもに学びをゆだねられないのか/休み方改革〉

新刊

¥ 1,280 税込

商品コード: 102512

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特集1


なぜ、子どもに学びをゆだねられないのか



  • 現行学習指導要領から「主体的な学び」が標榜されていますが、近年、単元内自由進度学習やルールメイキングなど、全国各地で学びを子どもに「ゆだねる」教育活動が見られ始めています。次期学習指導要領でも引き続き重要な考え方となることは間違いありません。他方で、子どもに「ゆだねる」ことについて、安全面で何かあったら、トラブルが起きないか、好き勝手して学べないのでは、といった学校の不安も根強くあります。先行実践からこれらの不安をどう乗り越えたのか(乗り越えようとしているのか/乗り越えたいと思っているのか)を学びます。




特集2


休み方改革――めざせ!持ち越し年休ゼロ



  • 働き方改革が叫ばれるなか、教師の休みのとりづらさはなかなか改善が進みません。そもそも朝や放課後に時間休を取得することすらも言い出しづらい職員室の雰囲気はないでしょうか。個人の意識はもちろん、学校全体で教師が休める学校をつくっていく手だてを考えます。









[監修] 市川昭午/若井彌一/天笠茂/小川正人 
[刊行日] 2025-11-19 [形態] 月刊誌
[定価] 1280 円(税込)  [判型] B5判 [頁数] 140頁
[雑誌コード] 03059-12


[本書の目次]

  巻頭  

校庭と海から広がる学び――地域で子どもが育つということ

小野寺愛(一般社団法人そっか共同代表)

  特集1  

なぜ、子どもに学びをゆだねられないのか

    「子どもが主語」の学校だから、子どもが育つ ◆ 荒瀬克己
    【座談会】なぜ、子どもに学びを「ゆだねる」のか? ◆ 田村 学/森万喜子/玉置哲也
    学びを子どもに「ゆだねる」ことへの疑問・不安に応える
    ①安全面で何か問題が起きるのでは ◆ 星 彰
    ②統制が利かなくなるのでは ◆ 村上聡恵
    ③何もできない子や、何もしない子が出てくるのでは ◆ 國香真紀子
    ④子どもに学びをゆだねると非効率では ◆ 蓑手章吾
    ⑤クラスメイトとの関係を築けないのでは ◆ 村上聡恵
    ⑥全員を同じ水準にまで到達させられないのでは ◆ 若松俊介
    ⑦自分の指導技術を生かせないのでは ◆ 星 彰
    ⑧保護者が「ちゃんと授業をしてほしい」と苦情を言ってくるのでは ◆ 長瀬基延
    ⑨ちょっとやってみたけど、うまくいかなかった ◆ 蓑手章吾
    ⑩すべてを子どもにゆだねないといけないのか ◆ 長瀬基延

  特集2  

休み方改革ーーめざせ!持ち越し年休ゼロ

    管理職から伝える!きちんと休める教師を育てる ◆ 吉田高志
    先生たちが休める!さまざまな取り組み
    ①熊本市:教師の年休取得日数を増やす制度改正 ◆ 遠藤洋路
    ②福島市:時差出勤を実現させる仕組み ◆ 佐藤裕子
    ③デンマーク:「休まない前提」でなく「休む前提」での備えを ◆ やつづかえり
    実践例から学ぶ!計画年休の導入
    ①ドライブ上で共有 計画年休申請シート ◆ 波多江美奈子
    ②心理的安全性の高い「休める」職員室 ◆ 中島晴美
    ③「負担軽減」から「余白創出」へ――「休めない……」から抜け出すために ◆ 三浦清孝

  好評連載  

学校づくり

    世界の職員室から 帰国を意識した日本人学校の授業づくり ◆ 中野未穂
    「令和の日本型学校教育」が問う学校経営 チームによる学級担任制(8)――「チーム学校」と学級経営 ◆ 天笠 茂
    妹尾さんに聞きたい!学校お悩み相談室 アタマのカタイ校長、どうする? ◆ 妹尾昌俊
    今月の学校経営(配慮事項) 次年度の学校づくり/冬季休業に向けて/感染症対策 ◆ 山田保彦
    今月の学校経営(学校講話) こころ 整えて ◆ 山川佳美
    私たちの働き方改革 「庁舎」と「人」の「環境」に恵まれて ◆ 阿部 巧
    【日本教育経営学会連載講座】学校改善ツール 「指針」と「指標」に基づく教師の資質に関するチェックシート ◆ 宮舘新吾
    「声かけ」で学校を動かす!北石原校長の12ヵ月 保護者の理不尽な要求 教員を守る組織づくり ◆ 渡辺秀貴
    副校長・教頭の学校づくり羅針盤――笑顔でGO! 地域連携は“つなぐ笑顔”で ◆ 矢野 渡
    学校づくりのスパイス――異分野の知に学べ 「イキイキ」の探し方 ◆ 武井敦史
    学校DE&I――多様性を受けとめる場をめざして たのしさと安心の感じられる環境づくり ◆ 武田 緑

管理職のすがた

    みんなに伝えたい「ことば」 大人が変われば「不登校」は生まない ◆ 木村泰子
    私の学校経営信条 主体性を育む・協働してやり遂げる場をつくる~「未来を拓く力」の育成~ ◆ 関口義明
    教頭のまなざし 支え、任せ、背中を押す ◆ 稲積 賢
    学校経営の道具としての概念化スキル入門 きっと当てはまる「概念化スキル」の有効場面⑶――学校のチーム化 ◆ 諏訪英広
    この「失敗」が私を成長させた 職場で見えない人間関係を見ようとしているか ◆ 黒田雅夫
    教頭ピボット!――5年後の管理職へ贈る 奮闘と成長のマイルストーン記録 教頭の右腕、教務主任 ◆ 杉本敬之

教育行政

    行政職員日記 限られた予算のなかで効果的な施策をかたちに ◆ 五十嵐陽介
    地方から始まる学びの変革 データを活用・分析して真に効果的な不登校対策を進める ◆ 藤岡謙一
    講座 教育行政入門 教育費と修学支援制度⑨学校教育費負担軽減策の広がり――その背景と課題(2) ◆ 小川正人

教育課程

    子どもも教師も自ら学び、動き出す! 特活2.0 好きなことが主体性を育てる――クラブ活動 ◆ 清水弘美
    授業研究で学校をつくる――教師の同僚性をみがく 事前検討会を最適化する――授業者の意思の尊重 ◆ 小林宏己
    新しい教育、どうなった? 探究①「探究」はどこから来て、どこへ向かうのか ◆ 久野弘幸
    深掘り・先読み〈教育課程改革〉 「中核的な概念等」言い換え「統合的理解・総合的発揮」 ◆ 渡辺敦司
    教育×デジタル新潮流 「情報の時間」の取り組み――インプットとアウトプットの往還 ◆ 小川 晋

子どもたちの今

    子どもと社会の現在地 体験格差 ◆ 今井悠介
    不登校の論点 不登校から「学校」を考える――E組の取組を通して ◆ 牧 紀彦
    増え続ける発達障害とどう向き合うか 複数の困難を抱えた子どもたちのために ◆ 横道 誠
    @教育相談室――子どもの「今」「これから」に寄り添った支援 「ほめられたい」と思ってはダメですか?――「いい歳をして……」甘えたい、寂しいを認めない先生  ◆ 坂下たま子
    子どもの「内」に学ぶ――伊那小の子どもたちと歩んだ5年間 何のために歌うのか ◆ 折山智昭

教育時事

    教育の断面 教育の地域格差を考える ◆ 冷泉彰彦
    新・教育直言 「学生が勉強しない」と言うけれど ◆ 浅田和伸
    教育ニュースPick up ◆ 斎藤文太郎
    気になる!教育関連用語解説 地域展開 ◆ 岩間英明
    データ駆動型社会における「人間」と「教育」 データ駆動でもデータに翻弄されない教育――ミネルバ大学の場合 ◆ 松下佳代

教育法規

    法律で読み解く学校経営プロブレム 懲戒免職と退職手当の支給制限 ◆ 坂田 仰
    〈検証〉12年目のいじめ防止法 【匿名対談】「いじめ重大事態」対応の最前線で何が起きているか ◆ 渡辺敦司

コラム

    七転八起 中堅教員 「自分ががんばらないと」という思い込み ◆ 浅岡麻美
    続・やわらかキョウイクアタマ そこにある「オモロイ」を見つけだすお仕事 ◆ 南浦涼介
    きょういくパノラマ 一人ひとりの子どもの問いが尊重される探究を! ◆ 匿名
    ♯若手の困りごと 先輩として、サポートとして ◆ 匿名
    税所一家のシュタイナーをめぐる冒険 ドイツの小学生の一日 ◆ 税所篤快
    校長会・教頭会 事務局の中から ◆ 小泉与吉/冨士道正尋/井部良一
    校長・教頭のセカンド★キャリア 俳人 ◆ 小山正見
    市川昭午の往古来今 博士号の今昔 ◆ 市川昭午
    ブックレビュー 遠藤薫編『人口縮小! どうする日本?――持続可能な幸福社会へのアプローチ』 ◆ 加藤崇英
    ブックガイド ◆ 川崎ちづる
    保護者レンズを通してみると ◆ 前田裕子/パウロタスク

管理職選考突破!講座

    管理職選考 合格への道 「教頭(副校長)」の職務内容と資質・能力 ◆ 田中 満
    速報!管理職選考問題 広島県/岐阜県/福島県
    頻出法規・客観問題の演習 障害者差別解消法に関する客観問題 ◆ 柴田里彩
    頻出教育調査の傾向 体力・運動能力調査 ◆ 桐村豪文
    最新告示・通達の提要 「自殺対策基本法の一部を改正する法律の公布について(通知)」2025年6月11日 ◆ 増渕達夫
    頻出面接問題の演習 リーダーシップに関する面接問題 ◆ 高野孝男
    〈徹底解説〉論文攻略ガイド 学校規模/リーダーシップ ◆ 矢島 正/橋本 栄

【次号予告】2026年1月号は12月19日発売!