道徳教育の理論と実践(新学習指導要領の内容研究)
[本書の概要]
[著者] 行安茂
[刊行日] 2009-09-01 [形態] 書籍
[定価] 2640 円(税込) [判型] A5 [頁数] 256頁
[ISBN] 978-4-87380-399-9
[本書の目次]
第1部 自己実現の自由と責任
はじめに
[第1章] 自己実現の希望と勇気
1 自己実現とは何か
2 自己実現の目標と希望
3 目標達成の勇気と忍耐
[第2章] 自己実現の自由と責任
1 目標の決定と自由
2 自由と責任
3 自由と「恥の文化」
[第3章] 個性の発揮と人生の開拓
1 自由と理想の実現と人生の開拓
2 個性の発揮とこれを妨げるもの
3 個性を発揮する方法と道徳的価値
[第4章] 望ましい生活習慣と時間の活用
1 望ましい生活習慣とは何か
2 習慣の連続性と時間の活用
3 生活習慣の形成と人間の本性
第2部 人間関係のなかの自己実現と道徳的価値
はじめに
[第1章] 人間関係のなかの自己実現と礼儀
1 戦中・戦前の礼儀とその背景
2 礼儀とは何か
3 礼儀と道徳教育
[第2章] 人間関係と友情・信頼
1 人間関係と友情
2 信頼と人間関係
3 不登校から立ち上がらせた友情
[第3章] 人格の平等と個性の尊重
1 人格の尊重と人間の平等
2 個性と平等
3 個性の発展と人格の尊重
[第4章] 人間関係と感謝
1 人間関係と感謝
2 感謝の表現とコミュニケーション
3 感謝と愛
第3部 人間の力を超えたものへの畏敬の念と生きる力
はじめに
[第1章] 自己実現の挫折と人間の弱さ
1 自己実現の挫折と人間の弱さ
2 意志の集中と忍耐力
3 弱さ・醜さを克服する自己実現の原理
[第2章] かけがえのない生命と人間愛
1 かけがえのない生命とは何か
2 他人の生命と自分の生命
3 生命への人間愛
[第3章] 人間の力を超えたものへの畏敬の念と生きる力
1 人間の力と超越者への志向
2 自然の恩恵と感謝
3 自然への感動と生きる力の自己実現
第4部 社会の一員としての自由と責任
はじめに
[第1章] 自由,秩序,法
1 法やきまりを遵守する根拠は何か
2 義務と共通善
3 自由,秩序,法
[第2章] 正義,人格,平等
1 人格と平等
2 公徳心,責任,連帯感
3 自由,正義,社会的感情
[第3章] 働くこと,奉仕,公共の福祉
1 働くことの意義と幸福
2 働くことと奉仕の精神
3 働くことと公共の福祉
[第4章] 現代の家族関係と敬愛の問題
1 現代の家庭環境とその問題点
2 親子関係と敬愛
3 家族の一員としての役割と敬愛の表現
[第5章] 学校の一員としての自覚と役割
1 学級の一員とは何を意味するか
2 子どもの敬愛心と反抗心
3 学校の一員としての役割と校風の樹立
[第6章] 国を愛する心と日本の伝統・文化
1 郷土愛から国を愛する心へ
2 民主主義の国家と愛国心
3 国を愛することと日本文化の継承
[第7章] 国際的視野の拡大と異文化理解
1 国際交流と異文化理解
2 国際的視野の拡大とコミュニケーション
3 世界のなかの日本人としての自覚と行動
第5部 道徳授業の改善と新しい研究動向
はじめに
[第1章] 道徳教育の現状と教師の姿勢
1 道徳とは何か
2 道徳授業に対する教師の意識とその問題点
3 道徳授業の現状とその背景
[第2章] 道徳授業の問題点と改善の新しい動向
1 道徳授業の現状とその問題点
2 共感は道徳的実践力となるか
3 最近の道徳授業の新しい動向とその評価
[第3章] 共感の道徳授業と道徳的実践力
1 心情主義の背景と道徳授業
2 共感,動機,道徳的実践力
3 主人公への共感と先人の伝記指導
[第4章] 判断力を中心とした道徳授業と価値葛藤
1 なぜ判断力が大切か
2 価値葛藤と判断力
3 判断力の育成と6W1Hの疑問詞の活用
[第5章] エピローグ(道徳授業の充実と時間の活用)