小・中学校におけるLD、ADHD、高機能自閉症の子どもへの教育支援

¥ 2,420 税込

商品コード: 004164

[本書の概要]

☆小・中学校での支援体制構築へ向けての管理職・教師の恰好のテキスト誕生!!


 

 

★平成15年3月の「今後の特別支援教育の在り方について」(最終報告)では,小・中学校においてLD・ADHD・高機能自閉症の子どもへの教育的支援を行うための総合的な体制を早急に確立する必要があることが提言された。そして平成16年1月には,これらの子どもたちの教育支援体制整備のための「ガイドライン(試案)」が作成され,平成19年度までに支援体制を整備することとなった。LD・ADHD・高機能自閉症の子どもは通常の学級に6.3%の比率で在籍する可能性があるとされるが,これは40人学級では2~3人在籍する可能性があることを示している。LD・ADHD・高機能自閉症の子どもたちをどう支援するのか,学校を挙げての真摯な対応と取り組みが求められている。

★本書では,これからの特別支援教育の在り方,LD・ADHD・高機能自閉症の定義・判断基準・実態把握の観点,LD・ADHD・高機能自閉症の子どもへの教師の配慮と支援,小・中学校における校内支援体制の構築,特別支援教育コーディネーターの役割,保護者との連携の在り方等について解説する。

 

 


[編集] 上野一彦 
[刊行日] 2004-10-19 [形態] ムック
[定価] 2420 円(税込)  [判型] A5 [頁数] 220頁
[ISBN] 978-4-87380-894-4[雑誌コード] 63013-82


[本書の目次]

 ■第1章 これからの特別支援教育のあり方
 
(1)特殊教育の現状と課題
(2)特殊教育から特別支援教育へ
(3)特別支援教育を推進するうえでの盲・聾・養護学校のあり方
(4)特別支援教育を推進するうえでの小・中学校のあり方
(5)特別支援教育体制の整備
(6)特別支援教育の推進と教育委員会の役割
(7)特別支援連携協議会の機能と役割
(8)「個別の教育支援計画」と「個別の指導計画」の必要性
(9)特別支援教育体制の専門性の強化
(10)特別支援教室の機能と役割
(11)専門家チームによる判断と助言
(12)巡回相談の機能と役割
 
 ■第2章 LD,ADHD,高機能自閉症とは
 
(1)LDの定義・判断基準と実態把握のための観点
(2)ADHDの定義・判断基準と実態把握のための観点
(3)高機能自閉症の定義・判断基準と実態把握のための観点
(4)LDの児童・生徒への対応と指導
(5)ADHDの児童・生徒への対応と指導
(6)高機能自閉症の児童・生徒への対応と指導
 
 ■第3章 小・中学校における校内支援体制の構築
 
(1)校内支援体制構築への校長のリーダーシップ
(2)校内支援体制の構築
(3)校内委員会の設置と運営
(4)特別支援教育コーディネーターの指名と位置づけ
(5)教師の理解推進と専門性の向上
(6)学校と専門機関との連携
 
 ■第4章 特別支援教育コーディネーターの役割
 
(1)校内の関係者や関係機関との連絡調整
(2)保護者への相談窓口
(3)担任への支援
(4)巡回相談員や専門家チームとの連携
(5)校内委員会の推進
(6)個別の指導計画の作成と特別支援教育コーディネーター
 
 ■第5章 教師の配慮と支援
 
(1)学級担任や教科担任としての気付きと理解
(2)個別の指導計画の立案・作成・評価
(3)学級担任や教科担任としての配慮
(4)担任の配慮や支援を支える仕組み
 
 ■第6章 保護者との連携
 
(1)保護者の子ども理解と心理
(2)学校と保護者との連携
(3)学級担任と保護者との連携
(4)専門機関・団体と保護者との連携
 
 ■第7章 小・中学校における指導・支援の実践
 
(1)小学校における指導・支援の実践
(2)小学校における指導・支援の実践
(3)小学校における指導・支援の実践
(4)小学校における指導・支援の実践
(5)中学校における指導・支援の実践
(6)中学校における指導・支援の実践
(7)中学校における指導・支援の実践
 
 ■資料
「LD,ADHD,高機能自閉症の判断基準(試案),実態把握のための観点(試案),指導方法」