新編 学校の危機管理読本

¥ 2,420 税込

商品コード: 004179

[本書の概要]

★子どもを事件・事故・災害からどう守るか-「学校危機管理の基本テキスト」として全編新規編集!!



★平成13年6月,外部からの侵入者により,大阪教育大学附属池田小学校において8名の児童が殺害され,23名の児童・教員が負傷するという,わが国では未曾有の事件が発生しました。この事件は,学校の危機管理・安全管理の見直しや充実を強く迫るものとなりました。また,昨年7月には新潟県中越沖地震が発生するなど,自然災害への備えや対応も依然として重要な危機管理の対象であることに変わりはありません。こうした危機に対応するためには,子どもの安全教育・防犯教育の充実,実効性の高い危機管理マニュアルの作成,危機管理に関する校内体制の整備,教職員の危機管理意識の向上や研修,校門や防犯関連設備の点検等,ハード・ソフト両面からの取り組みが必要とされています。

★そこで,本書では,子どもと学校の危機の現状と課題,リスク・マネジメントとクライシス・マネジメント,教育委員会等との連携の在り方について解説しています。


[編集] 渡邉正樹 
[刊行日] 2008-01-25 [形態] ムック
[定価] 2420 円(税込)  [判型] A5 [頁数] 224頁
[ISBN] 978-4-87380-975-5[雑誌コード] 63014-64


[本書の目次]

第1章 子どもと学校の危機-その現状と課題
1 学校における危機管理の課題
2 学校の管理下の災害
3 子どもの犯罪被害
4 子どもの交通事故の特徴と事故削減目標
5 学校と自然災害
6 子どものからだの危機
7 子どものこころの危機
8 子どもと水の事故
9 子どもの危険行動
10 性行動と健康
第2章 危険回避と危機への備え(リスク・マネジメント)
1 学校の危機管理と学校安全計画
2 危機管理マニュアルの作成
3 学校および通学路の安全管理
4 避難訓練の実際
5 安全教育の進め方(小学校)
6 防犯教育の内容と指導(小学校)
7 交通安全教育のカリキュラム構成とプログラム開発
8 防災教育の内容と指導
9 安全マップの作成
10 プールの管理と水の事故防止
11 災害情報の効果的な利用
12 情報セキュリティと情報モラル教育
13 学校における性の指導
14 自殺防止の取り組み
第3章 危機発生時および事後対応(クライシス・マネジメント)
1 危機発生後の対応
2 学校への不審者侵入の対応
3 災害発生時の避難
4 学校における健康に関する危機管理
5 子どもの心のケア
6 危機発生と保護者・報道機関への対応
第4章 学校における危機管理の実際
1 学校の危機管理における教職員の役割
2 学校の危機管理における養護教諭の役割
3 養護教諭と健康相談活動
4 防災教育の実際
5 防犯対策の実際
6 学校におけるいのちの授業
7 地震発生後の学校の対応
8 特別支援学校における危機管理
9 特別支援学校における避難訓練
10 教職員の危機管理意識の向上と研修
第5章 教育委員会や関係機関・団体との連携
1 学校危機管理における教育委員会の役割
2 教育委員会が進める研修の実際
3 学校危機対応システムとクライシスレスポンスチームCRT
4 地域ボランティアと子どもの安全確保
5 安心・安全なまちづくり
6 ICTを利用した子どもの安全確保,