校長になる人への贈り物(とっておきの話・42話)
[本書の概要]
★校長としての心構え,気配り,行動の仕方など,ぜひとも伝えたい,受け継がれるべき教育管理職としての“知恵”の数々を具体的に提示。
★生々しい実体験を中心とした42のエピソードとその対応策の提示による,官制研修では得られない生きた教材です。
[著者] 太郎良博
[刊行日] 2011-05-27 [形態] 書籍
[定価] 2640 円(税込) [判型] A5 [頁数] 232頁
[ISBN] 978-4-87380-419-4
[本書の目次]
◆第Ⅰ章 校長としての心構え
1.着任したときの心構え 〈EPISODE・1〉登校初日に心がけたことは
2.校長挨拶の重み 〈EPISODE・2〉入学式式辞は“合格”です
3.校長講話で心がけること 〈EPISODE・3〉朝礼講話〈雑草〉
4.校長室はどのような場所か 〈EPISODE・4〉別室で話すべきこともある
5.「校長」か,それとも「校長先生」か 〈EPISODE・5〉“校長先生様”と呼ばれて
6.校長の一言 〈EPISODE・6〉本人のためを思って言った一言が……
7.保護者との接し方 〈EPISODE・7〉思わぬところから保護者との関係が困難に
8.教育は学校現場にあり 〈EPISODE・8〉訪問先の学校での出来事
9.苦労は成長の糧と捉えよ 〈EPISODE・9〉学年主任として直面した困難
10.仕事への取り組み方のヒント――具体的に考えよ 〈EPISODE・10〉具体的に,さりげなく
11.パソコンとどう向き合うか 〈EPISODE・11〉会議の日程調整をめぐって
12.「余裕」について思うこと 〈EPISODE・12〉卒業式の壇上を飾った花々
13.「我」を張らない 〈EPISODE・13〉定年退職を「祝う会」の開催をめぐって
14.校長は町工場の親方みたいなものだ 〈EPISODE・14〉町工場のT社長の話
◆第Ⅱ章 校長としての務め
1.意思決定のポイントは何か 〈EPISODE・15〉ワンマンといわれるが……
2.プレゼンテーション能力を磨け 〈EPISODE・16〉パワーポイントによる研究発表を参観して
3.給与はどこから出ているのか――金銭感覚を磨く
〈EPISODE・17〉強風のなか自転車をこぐPTA会長の後ろ姿に思う
4.学校会計には気をつけよ 〈EPISODE・18〉「ちょっと変だな」とは思ったものの……
5.学級減は,学校経営の危機である 〈EPISODE・19〉入学者数をめぐる悩みは尽きない
6.危機管理は,校長の重大責務である 〈EPISODE・20〉入学式の日に重大事故発生!
7.安全はすべてに優先する 〈EPISODE・21〉防球ネットの鉄製支柱が突然…!
8.施設の管理責任は校長にあり 〈EPISODE・22〉夏季休暇中にぼや騒ぎ
9.体罰のない職場とするために 〈EPISODE・23〉温厚で公正な教師が……
10.指導力不足教員をつくらないために 〈EPISODE・24〉新任3年目で指導力不足とされたN教諭
11.公正であれ――業績評価,この悩ましきもの 〈EPISODE・25〉あれこれ迷い,悩んだ末に
12.学校評価の考え方 〈EPISODE・26〉K中学校での学校評価の取り組み
13.小・中連携をどう進めるか 〈EPISODE・27〉小学校と中学校は運命共同体
14.まずは健康から 〈EPISODE・28〉苦楽をともにしてきたW校長が……
◆第Ⅲ章 人を活かす
1.副校長を活かす術 〈EPISODE・29〉副校長について愚痴をこぼすR校長
2.教職員を活かすための心得 〈EPISODE・30〉K教諭の仕事ぶりを評価しつつも……
3.主事さんを大切にせよ 〈EPISODE・31〉自らガラス磨きをしたところ……
4.教職員の将来を思いやる 〈EPISODE・32〉人生設計に関心の薄いC教諭
5.年配者の知恵を活用せよ 〈EPISODE・33〉再雇用教員にキャリアを活かす仕事をお願いしたが……
◆第Ⅳ章 日頃からの心がけ
1.服装に気を配れ 〈EPISODE・34〉礼服の仕立てを勧められて
2.仕事を家に持ち帰らない 〈EPISODE・35〉「通知表」を自宅へ持ち帰ったが……
3.酒の飲み方〈10箇条の心得〉 〈EPISODE・36〉「酒癖がよくない」と評判のT教頭
4.返事をすぐに出す心がけ 〈EPISODE・37〉Y校長の迅速かつ適切な対応によって
5.小事は大事に現れる 〈EPISODE・38〉研修会講師への出迎えもなく……
◆第Ⅴ章 あるべき校長像を求めて
1.校長に3種類あり 〈EPISODE・39〉強く心に残ったN校長の話
2.人を見抜く力 〈EPISODE・40〉「そのネクタイは奥さまのお見立てですか」
3.ラスヴェガスの一夜 〈EPISODE・41〉「私はいいから,皆さん行ってらっしゃい」
4.教育者としての校長であれ 〈EPISODE・42〉忘れ得ない思い出