日本教育行政学会年報No.44 教育行政におけるスタンダード

¥ 3,520 税込

商品コード: 000503

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[本書の概要]


[編集] 日本教育行政学会 
[刊行日] 2018-10-10 [形態] 書籍
[定価] 3520 円(税込)  [判型] A5判 [頁数] 280頁
[ISBN] 978-4-86560-503-7


[本書の目次]

Ⅰ 年報フォーラム 教育行政におけるスタンダード

教育の政策共同体がスタンダードを求める背景を探る
「スタンダード化」時代における教育統制レジーム―テンプレートによる統治・データによる統治
国レベルのスタンダードとしての教育振興基本計画を考える―スタンダードの変容と初等中等教育・高等教育の比較から
学校現場における授業スタンダードの普及―作成のプロセスと活用の実態に焦点を当てて
残された課題:スタンダードの向こう側

Ⅱ 研究報告

義務教育教科書の広域採択制の法定化をめぐる政策決定過程の分析―昭和30年中央教育審議会への諮問に至る状況と審議過程に着目して
研究開発学校制度の成立過程に関する研究―46答申「先導的試行」以降の展開を中心に
新生活保護法成立前における文部省の就学奨励構想―義務教育無償制及び生活保護制度との関係を中心に
財務データを用いた学校統廃合の歳出削減効果分析

Ⅲ 大会報告

◆国際シンポジウム 国際アセスメント時代における教育行政
PISA:韓国の教育政策とアジェンダへの影響要因
OECDの国際学力調査(PISA)―その目的,影響,そして活用をめぐる問題
大規模国際アセスメントとカリキュラム改革―スウェーデンの場合
教育ガバナンスの「現代化」と教育の品質保証大国の形成―ロシア連邦の事例から
《総括》教育行政事象としての国際アセスメントと日本からの貢献のあり方

◆課題研究Ⅰ 現代教育における多様化と包摂の交錯―公教育制度の変容と教育行政(1)
現代公教育制度の変容をめぐる理論的課題
アメリカにおける公教育の多様化と包摂―カリフォルニア州の言語マイノリティに対する教育機会の保障を中心に
フランスにおける教育の大衆化と学校選択―階層間格差の固定化と進路選択の過熱化に注目して

◆課題研究Ⅱ 教育政策エビデンスをめぐる教育と教育行政
教育におけるエビデンスのポリティクス―米国のエビデンスをめぐる状況
エビデンスに基づく教育を飼い慣らす視座―教育目標と評価の新しい形の構想へ
教育・エビデンス・教育政策
《総括》教育科学としての教育行政学を鍛えなおす

◆特別企画 地方発の教育改革
独自教科の開発によるキャリア教育の推進―学校・行政・企業の連携によるものづくり教育
諸施策の連結による学校教育の再構成
《総括》地方発の教育改革へのまなざし

◆若手ネットワーク企画
教育行政学における歴史研究の意義を考える

Ⅳ 書評

河野和清著『市町村教育委員会制度に関する研究―制度改革と学力政策の現状と課題』
武井哲郎著『「開かれた学校」の功罪―ボランティアの参入と子どもの排除/包摂』
結城忠著『高校生の法的地位と政治活動―日本とドイツ』