成功事例に学ぶ カリキュラム・マネジメントの進め方

¥ 2,530 税込

商品コード: 000512

数量

[本書の概要]

学力調査B問題の正答率80~90%!、英検準2級の取得率85%!
なぜ、ここまで学力が飛躍的に向上したのか?
開校から3年で、どうして目に見える結果を出すことができたのか?
英語力をメキメキ伸ばす「5ラウンド方式」でも有名な
「横浜市立南高附属中」の教育計画と授業づくりの実際を徹底解説!
カリキュラム・マネジメントの成功事例をもとに、
・教科等横断的な編成の仕方
・PDCAサイクルの回し方

・外部資源の活用の仕方 が具体的にわかる!
学びの基盤をつくる「総合的な学習」の取組をはじめ、
思考力・判断力・表現力を高める授業のつくり方も詳細に解説。
「考え、議論する道徳」の進め方もよくわかる!


[著者] 高橋正尚・小藤俊樹 
[刊行日] 2019-04-05 [形態] 書籍
[定価] 2530 円(税込)  [判型] A5判 [頁数] 224頁
[ISBN] 978-4-86560-512-9


[本書の目次]

  はじめに
序章 カリキュラム・マネジメントって何だろう?
  カリキュラム・マネジメントって何だろう?
第1章 カリキュラム・マネジメントの具体的な成果
  1 学力向上のめざましい成果
  2 生徒の驚異的な満足度の高さ
第2章 校長はこんな学校にしたいと考えた
  1 「選ばれる学校」にしよう!
  2 「入学したい!」と思えるカリキュラムの土台づくり
第3章 校長はこんなカリキュラムを設計した
  1 カリキュラムの5つの基本方針
  2 カリキュラムの柱「EGG」の設計
  3 各教科の授業づくりの構想
  4 授業時数と時間割の設定
第4章 校長はこうやってPDCAサイクルを回した
  1 目標達成に向けたPDCAサイクルとは
  2 カリキュラムを展開させる校長のマネジメント
  3 満足度90%をめざす中期目標の設定
  4 生徒の実態をふまえた4期の設定
  5 学力を引き上げる短期目標の設定
  6 「学力差」の拡大を防ぐプラン
  7 徹底的な分析による課題の把握と改善
  8 「中だるみ」の発生を防ぐプラン
第5章 総合的な学習「EGG」のカリキュラム
  1 人間関係づくりを促す「EGG体験」
  2 言語活動のスキルを向上させる「EGGゼミ」
  3 将来への興味・関心を引き出す「EGG講座」
第6章 主要5教科と道徳の授業づくり
  1 国語科の授業づくり
  2 社会科の授業づくり
  3 数学科の授業づくり
  4 理科の授業づくり
  5 英語科(外国語科)の授業づくり
  6 道徳の授業づくり
第7章 学力向上への様々な取組
  1 素直に学びあえる意識づくり
  2 家庭学習を定着させる「私の週プラン」
  3 つまずきをフォローする指名補習
  4 様々なテストの実施と分析・活用
  5 生徒個々の学習意欲を高める取組
第8章 カリキュラムを支える組織づくりと人材育成
  1 教員の力量に左右されない授業づくり
  2 初任者を育てる研修の徹底
  3 外部の力を取り入れる体制づくり
  4 校長自らによる研修の実施
  5 教員のオーバーワークの防止
  6 素早い意志決定を図る組織づくり
  7 信頼関係を築く広報活動
  おわりに
「出版社からのコメント」
新学習指導要領が先行実施されるなかで、
各学校で取り組むことが求められている「カリキュラム・マネジメント」。
しかし、その定義は曖昧かつ複雑で、モデルとなる実践例も少ないため、
「何をすればよいか、イマイチよくわからない」という先生方も多いのではないでしょうか。
2012年に開校した横浜市立南高附属中は、
全国平均50~60%台とされた活用B問題の正答率が80~90%を超えるなど、
3年間で学力を飛躍的に向上させました。
さらに、進学先の南高校からは東京大学に8名が合格(2019年3月)するなど、進路実績でも躍進を遂げ、
将来につながる学力を身に付けさせる教育方法に大きな注目が集まっているところです。
本校の基盤をつくった高橋初代校長の、カリキュラム・マネジメントの考え方は極めてシンプルです。
「3年後に達成すべき目標を明確に設定し、その実現に向けた手立てを考える。
その手立てを実施しながら結果を徹底的に分析し、浮かび上がった課題をすばやく改善していく」。
本書では、この南高附属中のカリキュラム・マネジメントの具体例をもとに、
教科等横断的な編成の仕方、PDCAサイクルの回し方、外部資源の活用の仕方
について詳しく解説しています。
さらに、学びの基盤をつくる「総合的な学習」の取組、
「国語・社会・数学・理科・英語」の各教科と「考え、議論する道徳」の
授業づくりや指導方法の工夫も詳細に解説しています。
ぜひ小・中・高校の先生方に広く本書をお読みいただき、
子どもたちの主体的な学習意欲を高めて学力を飛躍的に向上させる、
「社会に開かれた教育課程」を実現させていただきたいと願っています。