「学力向上」実践レポート(実践の成果と舞台裏)

¥ 2,530 税込

商品コード: 005301

[本書の概要]



学習指導要領が改訂され、全国の学校現場では新たな取り組みがスタートしている。

本書では、「学力向上」をめざす小・中学校16校の多彩な実践をもとに、

授業改善の方向性と具体策、研究組織の立ち上げ・運営、学校全体の情報共有・意識向上、


管理職のリーダーシップのあり方等、学校の今後の対応ポイントを明らかにする!



★本書の特色

① 先進校の実践を取り上げる「事例集」です。

:現代の教育課題に向かって果敢に挑戦している小・中学校合わせて16校の実践をレポート!

② 授業改善の具体策とともに、「経営課題」を取り上げます。

:教師の意識向上、校長のリーダーシップ、教育目標の明確化と共有等。

③ 実践の「舞台裏」に迫ります。

:管理職や教師たちの戸惑いと決断、失敗から何を学んだか、何が功を奏したのかなどをリアルに紹介。読み応えがあります!


[編集] 田中耕治/西岡加名恵 
[刊行日] 2008-05-15 [形態] ムック
[定価] 2530 円(税込)  [判型] B5判 [頁数] 200頁
[ISBN] 978-4-87380-991-5[雑誌コード] 63014-80


[本書の目次]

1章 基礎・基本の習得を重視した取り組み
○解説: 「活用」に転化する「習得」のあり方を追求する
1.高い学力を育む授業研究 (大阪府寝屋川市立田井小学校)
2.学習意欲に根ざした確かな学力を育てる指導
――算数科における「わかる」「表す」「努力する」喜びを実感させる手立ての工夫 (岩手県盛岡市立手代森小学校)
3.学校経営全体で取り組む基礎・基本の習得 (静岡県静岡市立豊田中学校)
○講評: 単なる「詰め込み」ではない基礎・基本の習得のあり方 (1章解説/講評=田中耕治)
2章 発展的な学力,活用をめざした取り組み
○解説: リアルな文脈の中で,知識やスキルを応用・総合する力を育てる
4.学力の質的な発達を見通したカリキュラムをもとに発展的な学力の育成をめざす
――「読むこと」の発達を見据えた国語科授業の構想と展開 (徳島県佐那河内村立佐那河内小学校)
5.豊かに生きるためのリテラシー獲得をめざす (福岡教育大学附属福岡中学校)
6.子どもの知を拓く授業の創造
――思考を働かせることを通して (愛知教育大学附属名古屋中学校)
○講評: 「活用する力」をはぐくむ上で,重要となるポイント (2章解説/講評=西岡加名恵)
3章 読解力の育成をめざした取り組み
○解説: PISA型読解力の特徴と指導上の留意点とは何か
7.「確かな学力」を培う読解力の育成
――自ら学び,生き生きと目を輝かせて表現する子 (京都府京都市立高倉小学校)
8.PISA型「読解力」の育成に中学校・全教科で取り組む (横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校)
○講評: 先進校に学ぶPISA型読解力実践の特徴 (3章解説/講評=田中耕治)
4章 総合学習における探究学力をめざした取り組み
○解説: 「確かな学力」の形成に果たす「総合」のあり方を求めて
9.総合的な「しごと」学習で子どもの価値判断能力を育てる (奈良女子大学附属学校園小学校)
10.学びのつながりで育つ「学びの力」と総合学習 (学校法人和光学園・和光小学校/和光鶴川小学校)
○講評: 伝統校に学ぶ総合学習の本質 (4章解説/講評=田中耕治)
5章 評価の改善による学力形成の取り組み
○解説: 「目標に準拠した評価」を生かして指導を改善する
11.ポートフォリオ評価法を活かした学習指導
――パフォーマンス課題を通して確かな学力の育成をめざす (兵庫県加西市立下里小学校)
12.教育評価を活かしたカリキュラム・マネジメント (京都府京都市立衣笠中学校)
○講評: 評価の改善に取り組む上で,重要となるポイント (5章解説/講評=西岡加名恵)
6章 学校連携による学力形成の取り組み
○解説: 12年間を見通して子どもの発達を捉え,教員間の協働を生み出す
13.幼・小・中連携で教科横断的な学習力の育成 (京都教育大学附属桃山地区学校園)
14.幼・小・中連携で科学的な思考力を育てる (新潟大学教育人間科学部附属長岡校園)
○講評: 「連携」を牽引するミッションと評価の工夫 (6章解説/講評=田中耕治)
7章 学校と地域・保護者との連携による学力形成の取り組み
○解説: 文化的エートスを共有し学校・地域・保護者が対等に協力・連携する
15.地域に根ざし,小中連携を生かした学力向上をめざす (京都府与謝野町立加悦中学校)
16.学校を中核としたネットワークづくりとその活性化による学力形成 (鹿児島大学教育学部代用附属鹿児島市立田上小学校)
○講評: 教師間の交流と地域・保護者の連携を統合すること (7章解説/講評=田中耕治)