[本書の概要]
評価のあり方に焦点を当てた
授業改善・学力向上実践を小中現場からレポート!
「活用力」とはいったいどんな力なのか?
「思考力・判断力・表現力」は各教科においてどのように位置づけ、
どのように指導を見直し、どのような子どもの姿をもってその高まりを評価するのか?
「活用力」を評価する自作テストの取り組み、基礎基本の定着をめざしたノート指導の工夫等、
評価の工夫改善から学力向上と授業力向上をめざす取り組みをレポート。
小中12校が教科の壁や教員の力量差を克服して改善へ向かう!
★大好評シリーズ第2期スタート!
大好評の「現場発!学校経営レポート」シリーズの続刊です。
シリーズ第2期でも、学校管理職が中心となって現代の教育課題に果敢に挑戦している現場の姿をレポートします。
5~8巻刊行予定。ご期待ください!
[編集] 加藤明
[刊行日] 2010-03-02 [形態] ムック
[定価] 2530 円(税込) [判型] B5 [頁数] 192頁
[ISBN] 978-4-87380-552-8[雑誌コード] 63015-41
[本書の目次]
第1部 これからの学習評価のあり方
―目標と指導と評価を一体化させること―
(加藤 明)
1.診断的評価、形成評価を活用した指導によって学力向上を
2.学習評価の分類とそのポイント
第2部 現場発! 学校経営レポート
1章「活用力」の育成を軸にした指導と評価の改善と学力向上
○解説: 学びの目標としての「活用」
1.論理的思考力・表現力の育成をめざした評価と授業の改善 (広島県福山市立南小学校)
2.活用力を見取り授業改善を図る自作テストの取り組み (広島県東広島市立西条小学校)
3.9年間で読解力を育成する
―小中一貫による「読解科」の立ち上げを機に教師集団が変わる― (京都府京都市立京都御池中学校)
4.生活に密着し、卒業後も世の中で役立つ教科横断的な思考や活用だけでなく探究していく姿勢を育てる
―ひろしま型カリキュラム「言語・数理運用科」を活用して― (広島県広島市立五日市南中学校)
○講評:「活用力」の育成をめざした新たな戦略
2章 基礎学力定着と生活規律確立をめざして全教員が動き出す
○解説: 学力を向上し、成長を保障するための基盤づくり
5.基礎学力定着のための授業改善と組織づくり
―「しっかり教える」「じっくり考えさせる」「はっきり表現させる」指導の工夫― (広島県廿日市市立阿品台東小学校)
6.自力解決を促し集団解決での学び合いを深める教師の支援 (京都府京都市立西陣中央小学校)
7.学力水準の向上と学力格差の解消を実現する中学校
―学力調査結果や生徒・保護者アンケートを生かした授業改善・学校改善― (京都府京都市立洛西中学校)
8.全教科で「言語技術」を共有し、グループ別授業研究で目標達成に迫る
―知識・技能の習得を図り,思考力・表現力を育てる授業の創造にむけて― (広島県庄原市立庄原中学校)
9.教職員全員が授業改善に取り組み「荒れ」を克服 (広島県大竹市立大竹中学校)
○講評: 様々な課題に向き合いながら一人ひとりの成長という原点に根ざした取り組み
3章「評価」の工夫改善から学力向上に迫る
○解説: これからの指導と評価のあり方
10.「指導と評価の一体化」による授業改善 (福井県鯖江市立惜陰小学校)
11.パフォーマンス課題とルーブリックを活用して思考力・表現力を見る (広島県廿日市市立平良小学校)
12.ノート指導や個に応じた赤ペン指導が子どもを育て、教師を育てる
―小規模校・複式のよさをいかして― (広島県三原市立神田東小学校)
○講評:「指導と評価の一体化」を丁寧に築き上げてきた実践