授業時数増に対応する時間割編成
[本書の概要]
“削る”時間割から“加える”時間割の編成へ!
○週1~2時間増える授業時数をどう確保する?
○算数・数学など時数増の意味とその生かし方は?
○「習得」「活用」「探究」の学力を実現するには?
○小学校・外国語活動や特別支援教育の位置づけは?
○会議,研修,学校行事などの運営は?
○子どもと向き合う時間をどうつくる? 学校生活は?
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①新教育課程下の時間割編成のあり方を具体的に解説。
②小・中学校の時間割編成のモデルプランを提案。
③学校づくりとしての時間割・生活時程の工夫を紹介。
時間割の工夫を通したカリキュラム・授業の創造
[編集] 奈須正裕/小山儀秋
[刊行日] 2008-11-19 [形態] ムック
[定価] 2640 円(税込) [判型] B5判 [頁数] 200頁
[ISBN] 978-4-87380-513-9[雑誌コード] 63015-02
[本書の目次]
はじめに・・・奈須正裕(上智大)
1章 授業時数増にどのように対応するか
1.新学習指導要領における授業時数取り扱いのポイント・・・奈須正裕(上智大)
2.スケジュール・デザインと子どもの学び・暮らし・・・成田幸夫(岐阜聖徳学園大)
3.小学校の時間割編成の課題・・・小山儀秋(愛知・石浜西小)
4.中学校の時間割編成の課題・・・成田幸夫(同上)
5.国語科の課題と対応の基本的考え方・・・桂 聖(東京・筑波大学附属小)
6.社会科の課題と対応の基本的考え方・・・江間史明(山形大)
7.算数・数学科の課題と対応の基本的考え方・・・斉藤一弥(横浜市教育委員会)
8.理科の課題と対応の基本的考え方・・・矢野英明(麻布大/元神奈川・富士見小)
9.体育科の課題と対応の基本的考え方・・・立木 正(東京学芸大)
10.総合的な学習の時間の課題と対応の基本的考え方・・・四ヶ所清隆(福岡県教育センター)
11.小学校外国語活動の課題と対応の基本的考え方・・・渡邉寛治(文京学院大)
12.特別活動の課題と対応の基本的考え方・・・上岡 学(武蔵野大)
13.特別支援教育の課題と対応の基本的考え方・・・光武充雄(佐賀・大坪小)
14.子どもと向き合う時間の確保・・・久野弘幸(愛知教育大)
15.子どもの学校生活の拡充・・・奈須正裕(同上)
16.教育行政の課題と対応の基本的考え方・・・稲葉耕一(愛知・東浦町教育長)
2章 小学校における時間割編成のモデルプラン
1.「ブロック制」を活用した時間割の編成・・・愛知・緒川小
2.子どもがつくる学校生活~朝活動・くらしのたしかめ~・・・富山・堀川小
3.子どもとつくる時間割・・・山形・山形第四小
4.無学年制:はげみ学習・・・愛知県東浦町立緒川小
5.外国語活動位置づけの工夫・・・愛知・生路小
6.総合的な学習まとめどりの工夫・・・愛知・卯ノ里小
7.会議・打ち合わせ・研修時間の工夫・・・東京・東泉小
8.学校適応を促進する富士見SSTの取り組み・・・神奈川・富士見小
9.小学校教科担任制の取り組みと時間割の工夫・・・宮城県・佐沼小
3章 中学校における時間割編成のモデルプラン
1.モジュールを活用した柔軟な時間割の編成・・・香川大学教育学部附属坂出中
2.社会をつくる意欲と力をはぐくむカリキュラムの開発~「ユニティ」「マイカリキュラム」の取り組み~・・・茨城大学教育学部附属中
3.ノーチャイムデーの取り組み~時間を意識して自主的な活動を~・・・長野・青木中
4.学習相談室の開設と時間割の工夫・・・埼玉・松江中
5.中高一貫教育カリキュラムと時間割の工夫・・・奈良女子大学附属中等教育学校
6.教科教室型システムの活用~移行時期や新学習指導要領に応用できる工夫~・・・茨城・大洗南中
7.豊かな体験と確かな学力の保障:農業体験と夏休みの活用・・・東京・神谷中
4章 学校づくりとしての時間割の工夫
・・・愛知・石浜西小
1.子どもに寄り添う日課の工夫
朝の読書タイム,ドリルタイム,わくわくフリータイム,あおぞらタイムなど
2.長いスパンで行う教科学習「○○学習」と実践で育つ教師
「○○学習」(2教科同時進行単元内自由進度学習),現職教育
3.地域と共に歩む学校行事等,年間計画の工夫
サタデーナイトスクール,フレンドシップデイ,行事を核にしたデザインなど
4.外国人児童への指導の取り組みと時間割の工夫
資料1 移行期間中の小学校の標準授業時数
資料2 移行期間中の中学校の標準授業時数