【改訂版】教師にできる自殺予防(子どものSOSを見逃さない)
[本書の概要]
子どものSOSに気づけていますか?自殺を減らすために、教師が今できること
「死にたい」の手前の「生きづらさ」に手当をすることで、子どもの自殺を減らすことは必ずできます。コロナ禍で自殺者数が増えているなかで、教師が目の前の子どもたちの自殺を防ぐために今できることを、著者が全国で行っている自殺予防のための授業や研修の実践をふまえて提示します。
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[著者] 髙橋 聡美
[刊行日] 2023-05-01 [形態] 書籍
[定価] 2090 円(税込) [判型] A5判 [頁数] 192頁
[ISBN] 978-4-86560-572-3
[本書の目次]
序章 コロナ禍に起きた子どもの自殺の急増
1 自殺の動向 これまでと違うこと
2 コロナが与えた心理的影響
3 女性の自殺が増えたことの考察
4 芸能人の自殺の影響
5 3年間のコロナ禍が子どもに与えた影響
6 コロナ禍における教職員のメンタルヘルス
7 コロナ禍での自殺急増からの教訓
1章 子どもはなぜ自殺するのか――子どもの自殺を理解する
【1】日本の子どもの自殺の現状
1 世界との比較に見る日本の子どもの自殺
2 何が子どもを自殺に追い込むのか
【2】「自殺予防」の考え方
1 子どもの自殺は減らせるのか
2 私たちにできる自殺予防とは~生きづらさを考える~
3 子どもの自殺と自尊感情
2章 どうしたら子どもの自殺を止められるのか――教師ができる自殺予防
【1】1次予防:予防のための環境整備と教育
1 自殺予防の枠組み
2 学校における1次予防
【2】2次予防:ハイリスクの子どもへのサポート
1 大人が「SOSの受け止め方」を学ぶ必要性
2 子どもの話を聴く――受容傾聴の会話
3 死にたい気持ちの聴き方・受け止め方
4 リストカットを繰り返す子どもの理解
【3】3次予防: 自殺未遂者、自死遺児へのケアとサポート
1 大切な人を自死で亡くした子どものサポート
2 自死遺児へのサポートの実際
3 在校生・教職員が自殺した場合
3章 自殺しない・させない子どもをどう育てるか――自殺予防のための授業
【1】自殺予防のための授業
1 自殺予防教育の枠組み
2 SOSの出し方教育のコンテンツ
3 自殺予防教育のコンテンツ
【2】SOS の出し方教育・自殺予防教育の実践例
1 授業案
(1) 小学生対象:心の痛みの気づき方
(2) 中学生対象:SOSの出し方・受け止め方
(3) 高校生対象:心のストレスとその対処法
2 ワーク例
(1) 小学生対象:ポジティブワードを使った会話
(2) 中学生対象: アサーティブコミュニケーション―― 自分も大事・相
手も大事
(3) 高校生対象: 自尊感情の育み ストレスコーピング リフレーミン
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【資料編】日本の自殺対策の経緯と制度
1 日本の自殺対策の経緯
2 自殺対策計画と教育
【参考】
・自殺予防教育カリキュラム(垂水モデル)
・自殺対策基本法及び自殺総合対策大綱の抜粋