カリキュラムマネジメントの新たな挑戦〈改訂版〉(総合的な学習における連関性と協働性に焦点をあてて)
[本書の概要]
★カリキュラムマネジメントを効果的に行うには何をどうすればよいのか?
―その疑問に的確にこたえ、新たな挑戦的取り組みを提起する
★主体的・対話的で深い学びの実現にはカリキュラムマネジメント不可欠です
[著者] 中留武昭/曽我悦子
[刊行日] 2024-05-25 [形態] 書籍
[定価] 2970 円(税込) [判型] A5判 [頁数] 272頁
[ISBN] 978-4-86560-594-5
[本書の目次]
第Ⅰ部 カリキュラムマネジメントの理論とその構造化
第1章 カリキュラムマネジメントの基本的な見方・考え方
-1 カリキュラムとマネジメントの吟味
-2 カリキュラムマネジメントの生成とその展開
-3 カリキュラム内容の固有性と外延の再吟味
-4 各教科、総合等の各カリキュラムと学校全体のカリキュラムの組織的取り組み
-5 カリキュラムマネジメントとアクティブ・ラーニングとの関係
第2章 カリキュラムマネジメントのパラダイムの構造化
-1 カリキュラムマネジメントのモデルの吟味
-2 カリキュラムマネジメント・モデルの理論と検証
-3 これまでの研究・実践の成果から見えてきたカリキュラムマネジメント上の課題
-4 総合的な学習のカリキュラムマネジメント上の課題
第Ⅱ部 カリキュラムマネジメントの「基軸」を動かす
第3章 「教科教育」と「総合的な学習」との連関性
-1 教科教育におけるカリキュラムマネジメントへの「気づき」
-2 教科教育のカリキュラム研究・実践の経緯と現状の再認識
-3 教科教育のカリキュラムマネジメントのデザイン
-4 事例分析
第4章 「特別活動」と「総合的な学習」とをつなぐ連関性と協働性
-1 「特別活動」と「総合的な学習」との連関性
-2 「特別活動」と「総合的な学習」との内容・方法上の連関性の吟味
-3 事例による連関性と協働性の規定要因の形成とその検証
第5章 「道徳教育」と「総合的な学習」とをつなぐ連関的カリキュラム
---―「命」の単元開発
-1 「道徳教育」と「宗教教育」の連関性の吟味
-2 「道徳教育」と「総合的な学習の時間」との連関性のモデル開発
--―連関分野(共有部分)に焦点をあてて
-3 実践事例の開発とその吟味
第6章 機能的連関性としてのマネジメントサイクルを動かす
-1 PDS(P-D-C-A)サイクルの再吟味
-2 年間指導計画と単元計画の内容構成に必要な条件
第7章 生活科のカリキュラムの創造と展開
-1 はじめに
-2 学校全体のカリキュラムマネジメントにおける生活科の『基準』(学習指導要領)の吟味
第8章 組織体制と組織文化の吟味と合成力としての組織力
---―リーダー行動に焦点をあてて
-1 総合的な学習の基底となる組織力としての協働力
-2 協働性と協働文化・協働体制の概念と相互関係の吟味
-3 子どもの「学び」を通しての事例分析
第9章 小中連携、一貫校における連関性と協働性の吟味
-1 連携、一貫教育への取り組みのねらいとその実態
-2 連携、一貫校におけるカリキュラムマネジメントの「基軸」の認識
-3 地域と学校との連携を深める総合的な学習と協働体制の確立
--―学校間を越えるコーディネータとしてのリーダーの役割
-4 連携・協働の事例分析
第10章 カリキュラムマネジメントのリーダーとしての役割
-1 学校組織の特異性と総合のチームリーダーとしての地位と役割
-2 機能的連関性を促す総合のリーダー
-3 総合のカリキュラムリーダーに関する調査研究結果の吟味
-4 カリキュラムリーダーに必要な力量