教育と出会いなおすための教育思想

新刊

¥ 2,640 税込

商品コード: 000609

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[本書の概要]

近代以降の代表的な教育思想家に焦点を当てることを手掛かりとして、教育について改めて考え、自らに問いなおすための入門テキスト


[編集] 間篠 剛留 
[刊行日] 2025-03-28 [形態] 書籍
[定価] 2640 円(税込)  [判型] A5判 [頁数] 238頁
[ISBN] 978-4-86560-609-6


[本書の目次]

はじめに 教育との出会いなおし――教育思想を手掛かりに「そもそも」を考える

第1部 近代教育の成立

第1章 コメニウスの教育思想――「近代教育思想」の始まりと「内的自然」
第2章 ロックの自由主義教育――市民社会における理性的な人間の形成
第3章 ルソー『エミール』――自然と社会の葛藤
第4章 ペスタロッチとフレーベル――世界を認識するための教育
第5章 ヘルバルトの教育思想――「学問としての教育学」と教員養成
第6章 コンドルセの公教育論――人権と進歩のための教育
第7章 ホーレス・マンと公教育制度の展開
――――――教育における「民主性」と「専門性」を問いなおすために

第2部 近代教育の問いなおし

第8章 教育思想家としてのジョン・デューイ
――――――連動する「個人」と「社会」のダイナミズムを支える教育
第9章 シュタイナーの教育思想――スピリチュアリティと教育
第10章 フーコー『監獄の誕生』――近代教育批判について
第11章 ノディングズによるケアの思想と教育――看過されてきた価値から学校や社会を変える
第12章 ベル・フックスの関与の教育学――中立と安全に隠れた抑圧の構造への挑戦

◆コラム◆
1.近代以前の教育思想――古代ギリシャの伝統
2.発達と教育――近現代日本における展開と問いなおしをめぐって
3.《現職教員はこう読んだ①》生徒を「自由」にすること――学校教育の限界を乗り越えるために
4.古典的な人間形成論――ドイツにおけるBildungという理念
5.仏教・儒学と教育
6.《現職教員はこう読んだ②》小学校で育つ未来の市民――空間づくりと話し合い活動を通して
7.《現職教員はこう読んだ③》現代における教師の専門性――社会の変化による影響とは
8.日本における公教育の成立――前近代から近代へ
9.「戦後教育」の変遷――ポツダム宣言受託から「逆コース」まで
10.学校と教室の歴史
11.《現職教員はこう読んだ④》担任の仕事を再考する――ケア論にふれて
12.戦後の日本における学力観の変遷


訂正

本書の以下の箇所に誤りがありました。お詫びして訂正します。
167頁17行目
【誤】講話独立
【正】講和独立

185頁5行目
【誤】初代大統領トマス・ジェファソン
【正】初期の大統領ワシントンやジェファソン