学校管理職の”こじらせない”保護者対応――対話でクレームが信頼に変わる
[本書の概要]
教員とはまた違うむずかしさのある「管理職の保護者対応」について、さまざまな視点から「対話」をキーワードに実践的にまとめます。
[著者] ヴィヒャルト千佳こ・小髙美惠子・鬼澤秀昌・住田昌治・林 真未 [編集] 『教職研修』編集部
[刊行日] 2025-11-20 [形態] 書籍
[定価] 2420 円(税込) [判型] A5判 [頁数] 200頁
[ISBN] 978-4-86560-614-0
[本書の目次]
<第1章>基礎知識編 なぜ保護者対応はこじれるのか
・管理職が知っておくべき 保護者が文句を言いやすくなった背景
・管理職が知っておくべきこじれる原因 なぜもめるのか
・保護者の心理、学校から見えない保護者の気持ち
<第2章>対応の基本編 令和の保護者対応
・はじめに
・管理職という立場で保護者対応をするむずかしさ
・社会の変化を踏まえた視点
・管理職の保護者対応 8つの基本ルール
・保護者への傾聴/言葉がけ、具体的にどうする?
・「傾聴・受容・共感」から「対話」へ昇華させるために
・多種多様な職種を生かす保護者対応のチームづくり
・関係機関との連携(警察、児童相談所、スクールロイヤー等)
・管理職が保護者対応の記録をとる際に気をつけるべきこと―トラブル防止と信頼確保のための記録管理―
<第3章>心理学に基づく対応 「こじれない」アプローチ
・今後を左右する最初の謝罪
・被害妄想がある場合
・校内連携 校内での役割分担・配役
・外部機関との情報の共有
・先手うち
・面談の場所、時間など
・電話対応について――切れない電話への対処
・とくに配慮が必要な保護者の場合
・愛情が希薄に見える保護者とのかかわり方
・孤立している家庭、家庭のなかに問題がある場合、事前のアクセス
・子どもに境界性パーソナリティ障害がある場合
<第4章>実践編 事例で学ぶ対応ポイント
・成功例と失敗例から学ぶ保護者対応の視点 こんな保護者にどうする――「対話と線引き」の実践
・学校の対応失敗例から学ぶ
・管理職が教職員のメンタルケアで気をつけること
<第5章>リスクマネジメント編 弁護士の視点から
・法律の観点から見た保護者対応のNG事例
・訴訟事案になった場合の対応
・クレーマー、カスタマー・ハラスメントへの対応
・SNS炎上対策
<第6章>予防編 こじらせない仕組みと工夫
・学校全体での「こじらせない」仕組みづくり
・対話の空気づくり
・出会いの場での印象づくり
・学期ごとのやりとりのコツ
・こじらせないための情報発信
・トラブルになりやすい保護者との関係づくり
<第7章>保護者の目線から
・「対応」しないでほしい
・保護者側の事情と学校に求めること

