対話する職員室(大人も子どもも自分らしくいられる学校をめざして)

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¥ 2,530 税込

商品コード: 000623

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[本書の概要]

「先生、教室の電気をつけますか?」
「任せるよー」
横浜市立旭小学校の玉置学級、新年度初日のやりとりです。
玉置先生がこう返事をしても、子どもたちは電気をつけませんでした。
黙って自分の机に戻ります。
電気がついていないことには気がつくけど、自分の判断にゆだねられると動けない子どもたちのことが気になった玉置先生は、なぜこうなってしまったのかを考えます。
そして、「子どもが自分で判断し行動できる機会を増やせるクラス」をつくろうと決心します。
子どもたちに「よいと思うことをどんどんやってほしいと思っています」と伝えた玉置先生は、給食当番や掃除当番の役割を子どもたちが自分で決めたり、教室以外の場所で学習する際に子どもが自分のタイミングで移動するといったことを、子どもたちに提案します。
やがて玉置先生のクラスの子どもたちはどんどん自分たちで判断し、行動できるようになっていきました。
その取り組みを見た同僚の教職員は、「自分もやってみたいけど、人の目が気になってできない……」との反応。
そこで玉置先生は、教職員も「やってみたい」ことができる学校にしたいと考えました。
主幹教諭でもあった玉置先生は、校長先生とともに、職員会議、校内研修などの学校改善に取り組みます。
その中核にあったのは「対話の質と量を高める」こと。
5年間の取り組みの結果、教職員は主体的に声を上げ始めます――。
本書は、なんでもない普通の公立小学校で起きた学校改善の5年間の軌跡をまとめました。
大人の対話を増やすと、大人が主体的になります。
それはもちろん子どもにとって居心地のよい、安心できる学校の土台となります。
「あの人だからできた」ではない、持続可能な学校改善のかたちがここにあります。


[著者] 玉置哲也 
[刊行日] 2026-08-03 [形態] 書籍
[定価] 2530 円(税込)  [判型] 四六判 [頁数] 192頁
[ISBN] 978-4-86560-623-2


[本書の目次]

はじめに
第1章 教職員も子どもも「行きたくなる」学校をつくる
 夏休み明けの憂鬱
 まずは「行きたくない」を認め合う
 「夏休みビンゴ」で大盛り上がり
 職員室に「対話」を生む
 4月1日の「大人の初日」
 そもそも「いい職場」とは?
 人となりから知り合う職員室
 教職員の「やってみたい」をかなえる学校
 一人ひとり、考え方は違う
 「運営会議」の設置とアップデート
 やり方は人それぞれでも目指すところは同じ
 対話の潤滑油となる「全体性のたまご」
 「働き方改革」から「働きがい改革」へ
第2章 「職員会議」を楽しい時間に
 職員会議に対するネガティブなイメージ
 2年がかりの職員会議改造
 職員会議は対話の場
 「こんな職員室にしたい!」
 対話のテーマの工夫
 勤務時間のなかにコミュニケーションの場をつくる
 職員会議のマンネリ化を防ぐ
 校長先生の「ゆだねる」リーダーシップ
第3章 校内研究の再定義
 校内研究のモヤモヤ
 なんのための校内研究なのか
 「研究授業、一度やめてみようか」
 一度スクラップをして、意義から問い直す
 まずは「授業を見合う」ことから
 2週間の「参観ウィーク」
 学校教育目標の見直し
 教師の成長、スキルアップのための校内研究
 外部講師の伴走
 研究授業は「探しに行く」場
 年2回、研究授業をやろう!と前のめりの結果……
 「何もしない」を含めた5つの選択肢
第4章 教職員と子どもの「やりたい」を実現
 基本方針は「そろえない」
 今、目の前にいる子どもに最善を尽くす
 学級でも「やりたいこと」ができる
 6年生の校外学習・遠足は「現地集合」
 3年生が班単位で「まちたんけん」
 初任の教員も「やりたいこと」に挑戦
 スクール水着の廃止と体操着の見直し
 子どもが学校のルールを変える
 「何のため」と問い返すことの大切さ
 夏休みの水泳教室の復活
第5章 「子どもは一人ひとり」違うことが前提の授業、学級づくり
 授業観が変わったきっかけ
 まずは子どもを観ること
 単元内での「自由進度学習」的な学び
 学習指導要領を読み込む
 毎日、席替え
 子どもができることは子どもが決める
 保護者と率直に向き合う
おわりに