子どものハートに届く ほめる・しかる55の原則
[本書の概要]
子どもの心にしっかり伝わるほめ方・しかり方
「ほめること、しかること、どちらも大切」「ほめるもしかるも技術じゃない。素直な気持ちをぶつければいい」。とは言え、「ほめる・しかる」気持ちが子どもに素直に伝わるには、その根底となる姿勢・考え方が必要です。
「ほめる・しかる」にかかわる多くのエピソードや心理学の知見を収集し、「原則」と名づけました。子どもの心にしっかり伝わるほめ方・しかり方のアドバイスが満載です。
[著者] 嶋﨑政男
[刊行日] 2015-03-19 [形態] ムック
[定価] 1760 円(税込) [判型] 四六 [頁数] 128頁
[ISBN] 978-4-87380-684-6[雑誌コード] 63016-74
[本書の目次]
はじめに
1 愛情をもってほめる・しかる《ストローク》
2 プラス面をほめてから、マイナス面をしかる《肯定的理解》
3 家庭ではバランスよくほめる・しかる《家庭の二機能》
4 ほめて、しかって、やる気を育てる《動機づけ》
5 「私(アイ)」を主語にほめる・しかる《アイ・メッセージ》
6 人でなく、行為・行動をほめる・しかる《DEEDとDOER》
7 ほめる・しかる前に知っておきたい「勇気づけ」《アドラー心理学》
8 不適切な行動をしかるより、適切な行動をほめる《不適切な行動の四目標》
9 相互理解・人間関係を深める《リレーション》
10 人・場・時を選んでほめる・しかる《面接の三要素》
11 自分の「クセ」を知っておく《自己理解》
12 心を込めて真剣にほめる・しかる《正対・関与》
13 ほめたこと・しかったことを保護者に伝える《保護者クレーム問題》
14 ほめる・しかるの調和を図る《バランス・順序性》
15 「最適距離」でほめる・しかる《パーソナル・スペース》
16 「自己有用感」を満たすようにほめる《承認欲求》
17 「短所」を「個性」ととらえてほめる《リフレーミング》
18 「無条件」でほめる《プラスの無条件ストローク》
19 正確に名前を呼んでほめる《アイデンティティ》
20 受容も反論もしないでほめる《肯定的フィードバック》
21 文字を使ってほめる《ライティング・メソッド》
22 心を込めて普通にほめる《メラビアンの法則》
23 得意とする点をほめる《支持療法》
24 よい点を見つけてほめる《ソリューション・フォーカスト・アプローチ》
25 よい行動を強化するようほめる《行動療法・強化法》
26 一人ひとり違ったほめ言葉を探す《適性処遇交互作用》
27 先入観をもたずに公平にほめる《ピグマリオン効果・レッテル効果》
28 以前と比べ「小さな進歩」をほめる《コンプリメント》
29 素直に具体的にほめる・伝聞でほめる《具体的指摘・間接的評価》
30 「ほめてほしいこと」「当たり前」をほめる《存在承認》
31 努力や過程をほめる《プロセス評価》
32 よい点を認め合える関係をつくる《グループ・アプローチ》
33 すべての子を公平にほめる《ポジティブなひいき》
34 子どもが伸びるようにほめる《加点主義》
35 情報を共有する《多角的・組織的理解》
36 「しかってほしい」という気持ちを理解する《しかられる権利》
37 しかるのは、気持ちを受けとめてから《交流分析》
38 「禁止する」しかり方は禁止する《禁止令》
39 気持ちを受けとめたら、きちんとしかる《心理的事実・客観的事実》
40 責任の取り方を考えさせるようにしかる《反省・罰》
41 「根拠」をもってしかる《エビデンス》
42 叱責せずに前向きに伝える《肯定表現》
43 叱責せずに事実・気持ちを告げる《説得的コミュニケーション》
44 「しずかちゃん型」表現でしかる《アサーティブスキル》
45 全体の雰囲気を変える工夫をする《ヒドゥン・カリキュラム》
46 「逃げ場」を残してしかる《開かれた叱責》
47 不満感・否定感情を語らせてからしかる《カタルシス》
48 「しかり方」の留意点を学ぶ《しかり方のタブー》
49 「過去」を責めず、「今」できることを考えさせる《現実療法》
50 叱責せずに尋ねる《コーチング》
51 叱責せずに資源を探す《リソース》
52 自分の体験を交えてしかる《自己開示》
53 心底しかることも必要《コンフロンテーション》
54 しかった後のフォローを行う《フォーカシング等》
55 自ら「反省」するようにしかる《加害者視点》
おわりに