[本書の目次]
1章 部活動とは何か―その特徴と論点 ・1 部活の思い出―日本人の原風景 ・2 部活動はどこからきたのか ・3 部活動の戦後の変遷―なぜ活発になったのか ・・(1) 戦前の暗闇と戦後教育改革―部活動を論じる前提 ・・(2) 部活動の現状とこれまでの推移 ・・(3) 部活動拡大の要因と背景 ・4 これからの部活動と学校教育―ホワイト部活動への序奏
2章 部活動の制度はどうなっているのか ・1 部活動の法的な位置付け ・・(1) 部活動を担うのは誰か ・・(2) 部活動に対する学校・教員の責任 ・2 部活動を支える諸条件 ・・(1) 部活動に対する自治体の取り組み ・・(2) 外部指導者 ・・(3) 部活動の費用 ・・(4) 関連団体との連携 ・3 学校教育の一環としての部活動の実態と政策動向 ・・(1) 部活動の多様性 ・・(2) 部活動のこれまで ・4 部活動のこれから
3章 部活動をめぐる議論と実態―これまでの経緯、研究の蓄積と科学的データ ・1 近年の部活動に関する議論―そのはじまりと展開 ・・(1) 盛り上がる部活動論議 ・・(2) 子どもにとっての部活動問題 ・・(3) 教員にとっての部活動問題 ・・(4) 二つの問題の接点とは ・2 部活動をめぐる議論―横断的議論と着地点はあるか ・・(1) 政策・行政領域における議論の内容 ・・(2) 学術・研究領域における議論の内容 ・・(3) 現場・実践領域における議論の内容 ・・(4) 領域を横断する議論とアクション ・3 部活動の実態・効果・意味―実証データから何が見えるか ・・(1) 部活動をめぐる論点―着地点の模索に向けて ・・(2) 部活動の効果とは―学業・進学・ライフスキル ・・(3) 生徒の生活を支える部活動 ・・(4) 部活動の問題と課題
4章 部活動改革を構想する―実践事例 ・1 部活動改革を捉える視点 ・・(1) 改革と改善の難しさ ・・(2) 志向性に着目した部活動改革 ・・(3) 空間に着目した部活動改革 ・2 部活動改革の実践事例 ・・(1) 学校段階の違いと事例の捉え方について ・・(2) 活動空間の先駆的改革―総合スポーツ同好会の実践 ・・(3) 運営空間の多様化―アクティブラーニング型サッカークラブ ・・(4) 経営空間の抜本的改革①―部活動をなくした学校の放課後 ・・(5) 経営空間の抜本的改革②―中学校における部活動適正化の先駆的事例と課題 ・3 これからの部活動改革に向けて ・・(1) 部活動の原点―「楽しいことをしたい」の大切さ ・・(2) 学校による部活動の経営
5章 部活動改革の方法―校長が職員室を変える ・1 ステップバイステップの原則 ・2 一人ひとりに向き合う―教員の多様性 ・3 プロジェクトチームを立ち上げる ・4 問題構造を図式化する ・5 校長の柔軟性と原則―現実を見て、しなやかに貫く ・6 活動の展開事例―学校ベースも可能だが、教育委員会こそリーダーに ・・◎特色ある横浜の部活動 ・7 顧問制度―「時間の縮減」「シーズン制」という逆転の発想 ・8 学校改革との連動 ・9 21世紀型部活動―ニーズと柔軟性 ・10 教育委員会と中体連が変わるとき―少子化時代の部活動と近代路線の超克 ・11 熱血教員のやりがい主義から生徒中心へ ・12 必要な「生徒の自治」 ・13 クラブ(club)の原点にさかのぼる ・・◎横浜の事例①【特別合唱部】〈運動部と文化部の連携〉 ・14 皆が参加できる部活動―学校がまず変わって地域とつながる ・・◎横浜の事例②【ボランティア活動部】〈多様な活動を総合した部活動&複数所属〉 |