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  中学校の講話
 
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最後の一日
~卒業カウントダウン~


 いよいよ卒業式まで○○日となりました。今、3年生の皆さんはどんな思いで過ごしていますか。皆さん、目を閉じてみてください。1、2年生の皆さんも一緒になって、頭に思い描いてみましょう。

 3年間通った学校は、あなたの成長をしっかり見守ってきました。暑い夏も寒い冬も毎朝くぐった正門、登下校の時の下駄箱や、一歩一歩踏みしめて上がった階段、行き来した廊下、教室には本当に思い出が詰まっていますし、窓辺からの景色はあなたを慰めてくれたことでしょう。体育館にも運動場にも、あなたの足跡はきちんと刻まれています。
 そう、学校の至る所に「あなた」は存在したのです。卒業するにあたっては、あなたをいつ如何なる日も育んだ、この校舎や建物、教室の机など、形あるものにまず感謝することが大事だと思います。目を開けてください。

 当然、感謝の対象はそれだけではありません。人への感謝です。楽しいときはもとより、苦しいとき、悲しいとき、いつも「あなた」のそばには、今あなたの目に映っている仲間がいました。家に帰れば家族がいました。教室の黒板もあなたに語りかけてはきますが、人には心があるがゆえ、必ずや言葉や表情、仕草の一つ一つで反応を示してくれます。人に対する感謝が大切なのは、その反応をもらうことだとも言えます。

 さて、3年生の教室では「卒業式まで、あと10日、9日、…5、4、3、2、1」と卒業式までのカウントダウンが進んでいます。この数字が減っていくたびに、一つずつ感謝の心を伝えること、反応をもらうこと、気持ちを整えることを心掛け、その対象や相手を減らしていってください。

 最後の一日だけで感謝を尽くすことはできません。しかし、最後の一日は必ず訪れます。こうして感謝を尽くした最後の一日、つまり卒業式にはやることがあります。そうです。卒業はゴールではないと言われるように、みんなで卒業という名のスタートを、気持ちを整えて仕切り直すことです。1、2年生の皆さんも3年生のその姿をきちんと目に焼きつけてほしいと思います。

 あと〇○日でいよいよ卒業式です。3年生の皆さん、「最後の一日」を思い切り楽しむために、今を大切にしてください。

(井上 正英)



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