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  小学校の講話
 
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たくさんの好きを見つけよう



 今日のお話は、まず2つの古代文字の紹介から始めます。
これは何の漢字になったでしょう。ヒントは両手を広げた赤ちゃんの様子です。この漢字は1年生が勉強します。正解は子どもの「子」です。

〈「子」と、古代文字の「子」を見せる〉

古代文字「子」      「子」



 2つ目の漢字は「虫」に似ていますが「虫」ではありません。体の前で両手をクロスさせ、ひざまずいている人の様子を表しています。この漢字も1年生が勉強します。正解は「女」という漢字です。

〈「女」と、古代文字の「女」を見せる〉

古代文字「女」      「女」



 では、2つの漢字を組み合わせた、この古代文字は何の漢字でしょう。
 これは4年生が勉強します。5、6年生の人は分かりますね。そうです。これは「好」きという漢字です。「好」は、母親がこどもをかわいがる姿からできたと言われています。

〈「好」と、古代文字の「好」を見せる〉

古代文字「好」      「好」



 今日は「好」の漢字を使って新学期に頑張ってほしいことをお話しします。
 文字どおり、これまで家族に愛されて大きく育った皆さんですが、皆さんが好きなことは何ですか。いろいろな答えが聞けそうですが、この2学期にはたくさんの新しい好きを見つけてほしいと思います。

 まずは、給食。
 カレーや果物が好きな人はたくさんいると思います。食べることは健康な体づくりへの第一歩です。給食に出てくるもので、初めて食べるものや、今までに食べたことのないもの、苦手なものにも挑戦してしっかり食べて、しっかり運動をして元気で健康な身体をつくりましょう。


 次は人。
 家族はもちろん友達や先生、地域の人々。皆さんのまわりにはたくさんの人がいます。大好きな人もたくさんいることでしょう。これまで話したことがない人と話をしたり、クラスの仲間の良いところも見つけたりして、協力する喜びを感じましょう。br />



 最後は勉強。
 サッカー、バスケットなどスポーツが大好きな人、読書や音楽が好きな人もいるでしょう。これからの勉強で、これまで苦手だった教科にも自分から取り組み、新しいことを知ったり分かったりできたりする喜びをたくさん感じましょう。


 いよいよ新学期のスタートです。たくさんの好きを見つけて楽しい学校生活を送りましょう。12月の終業式には、みなさんが見つけた新しい好きを聞かせてくださいね。



※参考文献:福井県教育委員会編「白川静博士の漢字の世界へ」平凡社(2011)
伊東信夫著「白川静文字学に学ぶ 漢字のなりたちブック1年生 改訂版」太郎次郎社エディタス(2018)
立命館大学 白川静記念 東洋文字文化研究所「白川フォント」






(道関 直哉)

 

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