教職研修2024年4月号〈特集:信頼される学校へ ――リスペクトし、リスペクトされる関係をつくる――/教員が「今、足りない」を乗り切るリーダーへ〉

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¥ 1,200 税込

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  特集1  


信頼される学校へ— リスペクトし、リスペクトされる関係をつくる


「学校教育にもっと予算を!」「過剰なクレームで困っている!」「何でも押しつけないでほしい!」多くの学校現場の切実な願いです。「もっと学校教育を『尊重(リスペクト)』してほしい」――でも、なかなかその声は世の中に届いていません。なぜ、学校教育は尊重されていないのでしょうか。尊重されるためには、信頼されていることが必要です。もっと言うと、信頼は、一方通行ではなく相互の関係性のうえに成り立ちます。学校教育は、世の中から信頼されているでしょうか。学校現場は、子ども・保護者・地域を信頼しているでしょうか。校長先生は教職員を、教育委員会は学校現場を信頼しているでしょうか。相互に信頼し尊重されるウェルビーイングな学校をめざして――そのためのアクションを探ります。


  特集2  


教員が「今、足りない」を乗り切るリーダーへ


教員が足りない! この問題が年度はじめ全国2千を超す公立学校で起こっていることが、文科省がはじめて実施した「『教師不足』に関する実態調査」で明らかになりました。採用倍率が低下しているなか、当初は充足していても年度途中の一人の予期せぬ退職や休職で(短期間の不在でさえ!?)、とたんに教育活動が計画どおり進められなくなることもあります。国レベルでの根本的な労働環境改善策はもちろん必要です。同時に、校長・教頭先生にとっては、わが校の「今、足りない」をどうにか乗り切る方策も待ったなしではないでしょうか。本特集では、子どもの学習権や教員の労働安全衛生を守るため、この局面を打開するリーダーの役割や工夫を探ります。


[監修] 市川昭午/若井彌一/天笠茂/小川正人 
[刊行日] 2024-03-19 [形態] 月刊誌
[定価] 1200 円(税込)  [判型] B5判 [頁数] 140頁
[雑誌コード] 03059-04


[本書の目次]

  巻頭インタビュー  

"新しい戦前にしないために、先生だからできること――自由な学校で過ごした黒柳徹子が今思うこと "

黒柳徹子

  特集1  

信頼される学校へ――リスペクトし、リスペクトされる関係をつくる

 

    なぜ、学校は尊重されなくなったのか ◆ 氏岡真弓
    教師が子どもを信頼できる学校にするために ◆ 渡辺貴裕
    信頼されるには、まず「開く」 ◆ 生重幸恵
    【対談】子どもたちも、大人たちも、みんなが互いを尊重し、信頼し合える学校へ ◆ 住田昌治/森万喜子
    信頼を育む受け皿をつくる ◆ 井出隆安
    高度な人材育成への要請をどう受けとめるか ◆ 山下晃一
    信頼が生まれる「伝え方」 ◆ 佐々木圭一

  特集2  

教員が「今、足りない」を乗り切るリーダーへ

 

    ピンチをチャンスに、今こそ魅力的な学校をつくろう! ◆ 新保元康
    教員が足りない! こう乗り切っています 欠員発生時の対応 ◆ 三田村裕
    教員が足りない! こう乗り切っています いっさいの垣根をなくすチーム担任制 ◆ 三浦清孝
    教員が足りない! こう乗り切っています 欠員がわかっていたとき、急な欠員の場合の対応シミュレーション ◆ 藤木美智代
    市教委主催の就労相談会で講師不足解消へ ◆ 杉山史哲

【特別解説】 PISA2022の結果の概要とこれから ◆ 文部科学省総合教育政策局調査企画課学力調査室

  好評連載  

学校づくり

    「令和の日本型学校教育」が問う学校経営 日本型学校教育とコミュニティ・スクール ◆ 天笠 茂
    妹尾さんに聞きたい!学校お悩み相談室 小学校、休日出勤や部活まがいな朝練が負担です ◆ 妹尾昌俊
    今月の学校経営(配慮事項) ◆ 杉山達郎
    今月の学校経営(学校講話・掲載料込み) ◆ 西村勇一郎
    私たちの働き方改革 学校と地域で進める、働き方改革 ◆ 林 稔晃
    学校変革!自由と可能性の解放――先生のマイプロジェクト "【対談】もっと先生のわくわくを!「先生のマイプロジェクト」連載スタート " ◆ 澤田真由美
    学校づくりのスパイス――異分野の知に学べ 「モノ」とも対話しよう ◆ 武井敦史
    「声かけ」で学校を動かす!北石原校長の12ヵ月 第61回 新年度スタート!複雑多様な日常の始まり ◆ 渡辺秀貴
    副校長・教頭のワクワク学校づくり ワクワクは三雑を楽しむことから ◆ 今橋 修
    みんなの職員室――子どものために、まずは大人の関係性から なぜ今学校で、「組織開発」なのか。それをなぜ今、勅使川原が語るのか。 ◆ 勅使川原真衣

管理職のすがた

    みんなに伝えたい「ことば」 「自殺」「不登校」過去最多をゼロに ◆ 木村泰子
    みんなの「権利」を大切にする学校 何もしていなければ、無関係? ◆ 真下麻里子
    私の学校経営信条 つながる・つなぐ~顔の見える学校経営~ ◆ 奥 雅美
    教頭のまなざし 一人ひとりの教員人生をよりよいものへ ◆ 中村めぐみ
    校長のネットワーク力 今の自分を素直に発信 ◆ 市場達朗
    この「失敗」が私を成長させた 常なる危機管理意識を! ◆ 大原龍一
    教頭ピボット!――5年後の管理職へ贈る 奮闘と成長のマイルストーン記録 教頭のリアルを追って、自分たちの学校をよくする! ◆ 杉本敬之

教育行政

    行政職員日記 対話する――心をかよわせ、つながりあうために ◆ 廣田 貢
    地方から始まる学びの変革 「夢育」・PBLで自ら行動できる若者を育てる ◆ 鍵本芳明
    講座 教育行政入門 教育委員会制度と事務局の組織・人事②教育委員会制度――近年の状況と課題(2) ◆ 小川正人
    学校総論――改めて学校とは何か 学校批判の必然性 ◆ 市川昭午

教育課程

    ウェルビーイングを実現する資質・能力――次期学習指導要領の足場固め 次代社会をつくる世界最高の教育を ◆ 日野田直彦/合田哲雄
    授業の味方・管理職の見方 管理職としての「授業の見方」の多様性を考える ◆ 大村龍太郎
    ひらかれた授業をつくる 〈小括〉教委の研修会と校内研究をひらく ◆ 小林宏己
    教育×デジタル新潮流 神戸市の管理職向けICT研修――ICTへの不安感が期待感へ ◆ 吉岡拓也

子どもたちの今

    子どもと社会の現在地 うっせえわ:子ども時代の喪失 ◆ 野井真吾
    不登校の論点 不登校が減る、教師の取り組み ◆ 滝 充
    @教育相談室――子どもの「今」「これから」に寄り添った支援 「一人グループがいい!」 ◆ 坂下たま子

教育時事

    教育の断面 牧野博士がつなぐ植物園の絆――地球の裏側との学術交流 ◆ 西川龍一
    新・教育直言 人がつくったものは、人が変えられる ◆ 浅田和伸
    教育ニュースPick up ◆ 深津 誠
    気になる!教育関連用語解説 ケア ◆ 竹端 寛
    〈深掘り・先読み〉教育ニュース 教師特別部会の隠れた焦点とは ◆ 渡辺敦司
    教育備忘録 ◆ 教育備忘録
    データ駆動型社会における「人間」と「教育」 知識生成の多様化と生成AI ◆ 松浦良充

教育法規

    法律で読み解く学校経営プロブレム 懲戒処分の指針とその運用 ◆ 坂田 仰
    スクールロイヤー日誌 スクールロイヤーをどう導入すればよいか ◆ 神内 聡

コラム

    七転八起 中堅教員 「チェンジズ」変化を楽しむ教師であれ ◆ 山本 功次郎
    続やわらかキョウイクアタマ 異と出会う、異に気づく、教師の機会 ◆ 南浦涼介
    きょういくパノラマ 新しい言葉 ◆ 喜名朝博
    子どもの「内」に学ぶ――伊那小の子どもたちと歩んだ5年間 『子どもに学ぶ』とはどういうことなのか ◆ 折山智昭
    税所一家のシュタイナーをめぐる冒険 シュタイナー教育ってなに? 税所篤快
    校長会・教頭会 事務局の中から 令和6年度のスタートです。「不易と流行」の視点で ◆ 小泉与吉
    ブックレビュー&ガイド 
    保護者レンズを通してみると 担任への要望 ◆ 前田裕子/パウロタスク

管理職選考突破!講座

    合格への道 
    速報!管理職選考問題 ( 青森県/宮城県/川崎市/山梨県/静岡県/浜松市/岡山市 )
    頻出法規・客観問題の演習 学習指導要領に関する客観問題 ◆ 小栁雅子
    頻出教育調査の傾向 人事行政状況調査②懲戒処分 ◆ 後藤武俊
    最新告示・通達の提要 「令和6年能登半島地震における被災地域の児童生徒等の就学機会の確保等について(通知)」2024年1月7日/「令和6年能登半島地震により被災した児童生徒等の公立学校への弾力的な受入れ等に関するQ&Aとフローチャートの送付について(事務連絡)」同年1月12日 ◆ 植竹 丘
    頻出面接問題の演習 学力向上に関する面接問題 ◆ 藤川照彦
    実践演習! 論文添削講座

◆次号予告◆月刊『教職研修』 2024年5月号は4月19日発売!