教職研修2025年2月号〈特集:いじめ重大事態で求められる対応、その理想と現実と限界/なぜ、あの保護者はクレーマーとなったのか?〉

新刊

¥ 1,200 税込

商品コード: 102502

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  特集1  
いじめ重大事態で求められる対応、その理想と現実と限界

学校現場ではいじめ対応に尽力してきたにもかかわらず、いじめの重大事態は増加傾向にあります。
2024年8月、文部科学省は「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」を7年ぶりに改訂。
この間の教訓をもとに、重大事態(調査)にあたって学校等の適切な対応のあり方を明確化しました。
他方、いじめ問題を含め諸課題が山積するなか、人手不足もあいまって、
学校現場では十分な対応ができるか不安視する声もあります。
本特集では「ガイドライン」の改訂内容をふまえ、重大事態(調査)にあたって現実に立ちはだかる課題を
直視しながら、それでも子どもたちを救うために学校が取り組んでいくべきことを探ります。



  特集2  
なぜ、あの保護者はクレーマーとなったのか?

クレームを寄せてくる一部の保護者対応で学校は疲弊しています。
なかには福祉的な支援や警察との連携が必要なケースもありますが、
もしかすると学校に原因があってクレームを寄せてくるケースもあるかもしれません。
学校は日頃、保護者にどのようにかかわっているでしょうか。
「保護者は学校の教育活動に協力をして当然」と思っていないでしょうか。
もちろん、学校にできることには限界があります。その「できることには限界がある」ということも、
保護者に伝えることができているでしょうか。
なぜ、あの保護者はクレーマーとなってしまったのか。クレーマーを生まない保護者へのかかわりを検討します。 




  特集1  




 


[監修] 市川昭午/若井彌一/天笠茂/小川正人 
[刊行日] 2025-01-18 [形態] 月刊誌
[定価] 1200 円(税込)  [判型] B5判 [頁数] 140頁
[雑誌コード] 03059-02


[本書の目次]

  巻頭インタビュー  

差別のない社会を学校から

安田菜津紀

  特集1  

いじめ重大事態で求められる対応、その理想と現実と限界

    まずここから「重大事態ガイドライン」改訂の要所 ◆ 八並光俊
    「チェックリスト」の活用と留意点、そしてガイドラインをめぐる声 ◆ 嶋﨑政男
    円滑ないじめ調査へ、聴き方・記録化の課題とポイント ◆ 佐藤香代
    「第三者委員会」への期待と課題 ◆ 橋本 治
    「旭川いじめ事件」から考える”寄り添う“ということ ◆ 石川慶子
    「加害者」に現実問題どこまで対応できるのか ◆ 若田 透

  特集2  

なぜ、あの保護者はクレーマーとなったのか?

    【保護者アンケート】「私はこれで学校にモヤモヤしました」 ◆ アンケート
    元モンペ(?)教員が考える、保護者の気持ち ◆ 林 真未
    「学校が保護者からどう見えているのか」。そこから始めよう ◆ 新保元康
    なぜ「保護者は学校に協力するのが当たり前」だと学校は思っているのか? ◆ 大塚玲子
    公立学校とカスハラ ◆ 小野田正利

  特別企画  

能登半島地震企画――避難生活をふりかえって

永草正彦/藤井健人

  好評連載  

学校づくり

    「令和の日本型学校教育」が問う学校経営 子どもを中心に学校・家庭・地域をつなぐ――コミュニティ・スクールのマネジメント ◆ 天笠 茂
    妹尾さんに聞きたい!学校お悩み相談室 やりがいを感じにくいベテラン ◆ 妹尾昌俊
    今月の学校経営(配慮事項) ◆ 杉山達郎
    今月の学校経営(学校講話) ◆ 西村勇一郎
    私たちの働き方改革 ラベルの貼り替えでなく、ケアするすき間を ◆ 矢橋紀子
    学校変革!自由と可能性の解放――先生のマイプロジェクト 新たな物語を紡ぐ―─「越境」と「アンラーン」 ◆ 荒井英治郎
    学校づくりのスパイス――異分野の知に学べ 大切な「雑音」 ◆ 武井敦史
    「声かけ」で学校を動かす!北石原校長の12ヵ月 里親であることの告知――多様な学びを保証する③ ◆ 渡辺秀貴
    副校長・教頭のワクワク学校づくり 私たちの役割とは ◆ 今橋 修
    みんなの職員室――子どものために、まずは大人の関係性から 職員室の組織開発 ◆ 勅使川原真衣

管理職のすがた

    みんなに伝えたい「ことば」 「学校観」を変えるときです ◆ 木村泰子
    みんなの「権利」を大切にする学校 声を上げる練習を  ◆ 真下麻里子
    私の学校経営信条 子どもたちが大人になったとき、堂々と生きていけるように~生徒一人ひとりを大切に、出る杭は伸ばす~ ◆ 宮本尚登
    教頭のまなざし 一歩を踏み出す勇気を持って「応援される人」へ ◆ 桐原 琢
    校長のネットワーク力 無限に広がるネットワーク ◆ 駒崎彰一
    この「失敗」が私を成長させた 組織で乗り切ることの大切さ ◆ 大内康平
    教頭ピボット!――5年後の管理職へ贈る 奮闘と成長のマイルストーン記録 「いつでも上機嫌」でありたい ◆ 杉本敬之

教育行政

    行政職員日記 未来を拓く子どもたちのために――学校の伴走者として学び続ける ◆ 中里直之
    地方から始まる学びの変革 地方創成戦国時代を生き抜く人材育成 ◆ 中川斉史
    講座 教育行政入門 教育委員会制度と事務局の組織・人⑫教育委員会制度――近年の状況と課題(12) ◆ 小川正人

教育課程

    ウェルビーイングを実現する資質・能力――次期学習指導要領の足場固め 学習指導要領を地域社会のハブに ◆ 日野田直彦・村上憲郎・渡辺敦司
    授業の味方・管理職の見方 「観察者としての先生方」を見守る管理職の見方 ◆ 大村龍太郎
    ひらかれた授業をつくる 〈小括〉地域とともにある学校をめざして――みんなで取り組む学校づくり ◆ 小林宏己
    教育×デジタル新潮流 GIGA利活用のカギを握る保護者対応① ◆ 野本竜哉

子どもたちの今

    子どもと社会の現在地 アタッチメント理論による暴言への対応 ◆ 城村威男
    不登校の論点 世界から考える不登校⑶ ◆ 朝倉景樹
    @教育相談室――子どもの「今」「これから」に寄り添った支援 被害者のフォローで気づかされたこと ◆ 坂下たま子

教育時事

    教育の断面 多数者の包摂力を育てる ◆ 冷泉彰彦
    新・教育直言 どんな「学力」が必要か ◆ 浅田和伸
    教育ニュースPick up ◆ 斎藤文太郎
    気になる!教育関連用語解説 VUCA ◆ 鹿野利春
    〈深掘り・先読み〉教育ニュース 教育課程と教職、同時諮問の意味 ◆ 渡辺敦司
    教育備忘録
    データ駆動型社会における「人間」と「教育」 「日本語教育×AI」が世界を広げる――国際バカロレア校におけるAI活用事例 ◆ 茂田可愛

教育法規

    法律で読み解く学校経営プロブレム 過労による精神疾患と管理責任 ◆ 坂田 仰
    スクールロイヤー日誌 教員の不適切指導とスクールロイヤー ◆ 石垣正純

コラム

    七転八起 中堅教員 学習の個性化からはじまる個別最適な学びと協働的な学び ◆ 仲井間善之
    続・やわらかキョウイクアタマ あなたの人生の今は何章目くらいだろう? ◆ 南浦涼介
    きょういくパノラマ 同じ育ち方・生き方
    子どもの「内」に学ぶ――伊那小の子どもたちと歩んだ5年間 子どもの「内」 ◆ 折山智昭
    税所一家のシュタイナーをめぐる冒険 ドイツに引っ越して、1年。見えてきたシュタイナーの世界 ◆  税所篤快
    校長会・教頭会 事務局の中から ◆ 小泉与吉・冨士道正尋・井部良一
    市川昭午の往古来今 学校の昇格 ◆ 市川昭午
    ブックレビュー&ガイド  ◆ 横道 誠
    保護者レンズを通してみると ◆ 前田裕子

管理職選考突破!講座

    合格への道   論文試験のねらいと書き方 ◆ 横畠道彦 
    速報!管理職選考問題  岩手県/千葉県/滋賀県
    頻出法規・客観問題の演習 教員の処分に関する客観問題 ◆ 原北祥悟
    頻出教育調査の傾向 国際学力調査② TIMSS ◆ 江上直樹
    最新告示・通達の提要 「校則の見直し等に関する取組事例(事務連絡)」2021年6月8日  ◆ 小林昇光
    頻出面接問題の演習 苦労したことに関する面接問題 ◆ 奥山 勉
    実践演習! 論文添削講座 ◆ 江口恵子/矢島 正

◆次号予告◆月刊『教職研修』 2025年3月号は2月19日発売!