なぜあの保護者は土下座させたいのか(謝罪事件から見えた新モンスターペアレント問題)
[本書の概要]
深化した保護者対応問題を今、改めて問う!
教師の本業は言うまでもなく、次世代を担う児童生徒の育成です。これに集中したい気持ちはわかります。教師が本来の業務ではなく、保護者対応の研修に時間を割くなど、本末転倒だと思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、保護者対応をこじらせてしまった結果、本来の業務時間が削られていく現実がありませんか?
教師が保護者への対応方法を少しでも身につけることができれば、結果として、学校組織も教師個人もトラブル対応の時間を減らせることにつながり、本来の業務がよりはかどるのです。
学校への苦情は、要求が以前と変わり始めています。新たな要求に対処するためには、事前にもう一段階上の対応策を検討しておく必要があります。本書は、そのワンランク上の対応策を、他業種の事例も交えながら、提案します。
多数メディアで紹介!話題沸騰!!
文化放送 吉田照美 飛べ!サルバドール(2015年9月29日放送)
TBSテレビ あさチャン(2015年12月24日放送)
「週刊女性」(2016年6月14日号)
TBSテレビ 白熱ライブビビット(2016年6月15日放送)
こちらもオススメ→ 『なぜあの教師は保護者を怒らせるのか』 好評発売中!
[著者] 関根眞一
[刊行日] 2015-10-22 [形態] 書籍
[定価] 2090 円(税込) [判型] 四六 [頁数] 148頁
[ISBN] 978-4-87380-464-4
[本書の目次]
はじめに
◆モンスターペアレントは新たな要求を始める
◇小学校事例1「相手の子どもも休ませろ!」
◇小学校事例2「悪質な児童を転校させろ!」
◇小学校事例3「実印を押した原本をよこせ!」
◇小学校事例4「体罰教師を制裁してやる!」
◇小学校事例5「慰謝料を払え!」
◇小学校事例6「加害者の代わりに罰を受けろ!」
◇小学校事例7「弁当の材料費を払え!」
◇小学校事例8「損害賠償を請求する!」
◇小学校事例9「私は担任を鍛えてやっている、感謝しろ!」
◇小学校事例10「謝罪文を学級便りに載せろ!」
◇小学校事例11「通知表を修正しろ!」
◇小学校事例12「美容整形の代金を払え!」
◇小学校事例13「給食費は先生が払って!」
◇中学校事例1「暴力教師のいる学校には登校させない!」
◇中学校事例2「子どもが請求された弁償代を払え!」
◇中学校事例3「子どもに土下座して謝れ!」
◇中学校事例4「侮辱したことを土下座して謝れ!」
◇中学校事例5「私をバカにしたらどうなるか思い知れ!」
◇中学校事例6「修学旅行をもう一度やるまで登校させない!」
◇中学校事例7「無責任な担任はクビにしろ!」
◇中学校事例8「休業補償しろ!」
◆苦情増加への悲観的予想
◆文科省調査でもわかった「保護者対応」への負担感
◆苦情の二極化
◆保護者対応のファースト・ステージとは?
◆保護者対応のセカンド・ステージとは?
◆セカンド・ステージこそ、対策なしでは危うい
◆セカンド・ステージでの要求方法を知れ
◆ちょっと、待てよ? 似てないか?
◇一般事例1――百貨店:量り売り販売員
◇一般事例2――歯科医院:ビラ貼り
◇一般事例3――コンビニ:謝罪文
◇一般事例4――レストラン:異物混入
◇一般事例5――百貨店:ワインの瓶
◇一般事例6――ファミレス:台風の日
◇一般事例7――美容室:切りすぎた前髪
◇一般事例8――蕎麦屋:観光客ご一行
◇一般事例9――飲食店:株主
◇一般事例10――百貨店:おもちゃ売り場
◆人の振り見て我が振り直せ
◆セカンド・ステージの苦情を分類する
◆モンスターペアレントの五つの手段
◆モンスターペアレントの五つの目的
◆学校事例の手段・目的
◆モンスターペアレントの手段、その対応法
◆モンスターペアレントの目的、その対応法
◆それでも解決困難な時には……
◆教師は「サービス業」!?
◆なぜ教師だけが苦情対応に苦しみ続けるのか
◆あなたのお客様の年齢は?
◆話術1:「否定語」の封印
◆話術2:タイムリーな「間」
◆話術3:タイムリーな「同化話法」
◆モンスターペアレントをつくるな
◆対応術1:対抗しようとせず、余裕を持って聴く
◆対応術2:不満が生まれないよう「流す」
◆対応術3:子どもの側に立つ視点を保つ
◆「モンスターペアレント」と遭遇する不運はある
◆交渉では、相手を持ちあげる
◆悩みを秘めず、報告として蓄積する
◆勘違い教師がヤバい
◆自慢校長がヤバい
◆気づきのない教師に気遣いはできない
◆対応上手な校長に学べ!
◆理不尽よりやっかいな正論クレーム
◆「倍返し」どころでない罰則が待っている
おわりに