子どもの未来をつくる人のためのデジタル・シティズンシップ・ガイドブック for スクール

¥ 2,970 税込

商品コード: 000574

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[本書の概要]

★これからの時代のスクールリーダーに求められる、デジタル・シティズンシップへの理解と具体的な教育内容を解説!


――日常的にテクノロジーを利用するものだからこそ、テクノロジーの善き使い手となるための学びは、自分以外の誰かが勝手に教えてくれるものでどこか特定の教科や単元に任せておけばよい、というものではなく、むしろ、子どもたちの学校生活・日常生活に根付くものであり、学級経営や学校運営に深く関わるものであり、学校・家庭・社会に分断なく扱われることを意図しているのです。(本書「訳者はじめに」より)


子どもたちはスマホ、タブレット、パソコン等のデジタル機器を日常的に使っています。「デジタル・ネイティブ」である子どもたちが、テクノロジーをよりよく使い、生きる力につなげるためには、ただインターネットの危険性を伝えて怖がらせたり、制限したりするのではなく、デジタル社会に生きる市民として、さまざまな場面でどのような行動をとるべきかを主体的に考え、テクノロジーと上手につきあい、使いこなせる力を育むことが重要になります。
本書は、アメリカでデジタル・シティズンシップ教育の基本書となる『Digital Citizenship in Schools』を出版したマイク・リブル氏と、マーティ・パーク氏によるデジタル・シティズンシップ教育解説書の第二弾です。
PartⅠでは、デジタル・シティズンシップとは何か、そして何をめざすのかを示すとともに、デジタルシティズンシップ教育の9つの要素を解説しています。
PartⅡでは、各学校段階に応じたデジタル・シティズンシップ教育の進め方を、具体的な問いや教材を元に提示しています。
PartⅢでは、家庭や地域社会と共に進めるデジタル・シティズンシップ教育や、世界の状況について解説しています。
本書は、「スクールリーダー」に向けて書かれたものですが、教師、児童生徒、管理職、保護者、地域のメンバーなど、誰にでも役立つものです。デジタル世界を生きる子どもの未来をつくるすべての人に、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
【原題:The Digital Citizenship Handbook for School Leaders――Fostering Positive Interactions Online by Mike Ribble and Marty Park】


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[著者] マイク・リブル&マーティ・パーク [訳者] 日本デジタル・シティズンシップ教育研究会/豊福晋平 
[刊行日] 2023-08-30 [形態] 書籍
[定価] 2970 円(税込)  [判型] A5判 [頁数] 312頁
[ISBN] 978-4-86560-574-7


[本書の目次]

訳者まえがき
序文 デジタル・シティズンシップ:不確かな未来への道を照らすもの
PartⅠ 全体の構想を描く
はじめに:情報倫理とデジタル・シティズンシップ――その似て非なるもの
第1章 それはシティズンシップではないのか?なぜデジタルが必要なのか?
第2章 新しい9要素とS3フレームワーク
第3章 デジタル・シティズンシップ・プログラムの計画
第4章 デジタル・シティズンシップ・施策ガイド
PartⅡ 教室におけるデジタル・シティズンシップ
第5章 ポジティブなつながりを創る:管理職のためのガイド
第6章 テクノロジー使用のコンセプトを理解する:教育者のためのガイド
第7章 児童生徒の声は4つの椅子を回転させる
第8章 テクノロジー利用のための基礎固め(小学校)
第9章 中学校段階におけるスキルの強化
第10章 高等学校段階におけるデジタル・シティズンシップの考え方の統合
PartⅢ 初中等教育を超えた思考とアイデア
第11章 デジタル世界での保護者を支える
第12章 教員・指導者養成におけるデジタル・シティズンシップ
第13章  教育コミュニティを超えて:ビジネスやプロフェッショナルライフにおけるデジタル・シティズンシップ
第14章 デジタル・シティズンシップの国際的な拡がり
第15章 デジタル・シティズンシップの次なる展開は?
付録A ニーズ調査
付録B デジタル・シティズンシップについての家族の約束
参考文献
訳者あとがき