[本書の目次]
第1章 現代の経済・社会の構造改革と教育改革 1 21世紀への移行期における「経済・社会と教育」の改革問題 (1) 1980年~1990年の構造改革問題 (2) 1990年~2000年の産業技術改革 2 21世紀の社会と学校・地域・家庭の教育改革問題 (1) 政府主導の構造改革の時代 (2) 経済・社会の構造改革問題 (3) 学校教育の教育観の転換と対応 (4) 家庭の教育力の低下問題への対応 [データ解説] ○教育改革国民会議報告――教育を変える17の提案 ○21世紀教育新生プラン ○人間力戦略研究会報告 ○戦後の学習指導要領・指導要録と学力・評価問題の変遷 第2章 グローバル化時代と教育制度の見直し 1 高等教育制度の見直しに始まった教育の構造改革 2 新しい時代の義務教育制度と構造改革 (1) 義務教育の構造改革 (2) 教育内容の改善方向 3 知識基盤社会に向けた「生きる力」を育む教育 [データ解説] ○生徒の学習到達度調査(PISA) ・学習への興味・関心 ○国際数学・理科教育動向調査(TIMSS) ・数学・理科に対する意識/・学校外での過ごし方 ○全国学力・学習状況調査 ・「知識」に関して/・「活用」に関して ・学習に対する関心・意欲・態度 ○義務教育に関する意識調査 ・授業や学習指導の改革に関する考え方(年間の授業時間を増やす/放課後や土曜日,夏休みなどに補習授業を行う/ 将来の職業や生き方についての指導を行う/地域での体験活動やボランティア活動を行う/「総合的な学習の時間」 の取り組みについて思うこと) 第3章 改正教育基本法・学校教育法とこれからの教育 1 改正教育基本法と教育の対応課題 (1) 新設された条項と学校の対応課題 (2) 3条「生涯学習の理念」をどう捉えるか 2 改正学校教育法と学校の対応課題 (1) 学校教育法にみる検討課題 (2) 具体的な対応課題 (3) 学校経営上の検討課題 [データ解説] ○改正教育基本法 ○学校教育法等の一部を改正する法律について(通知) 第4章 教育課程の基準の改善と学習指導要領の改訂事項 1 教育課程の基準の改善の重点 (1) 知識基盤社会に重視される「生きる力と知識」 (2) 教育課程改訂の重点と対応課題 2 学習指導要領改訂の基本方向と改訂の枠組み (1) 学習指導要領改訂の基本的な考え方 3 確かな学力づくりと学校の対応課題――授業時数増の問題を中心に (1) 小学校の授業時数 (2) 中学校の授業時数 4 確かな学力づくりにむけた家庭の対応 [データ解説] ○知識基盤社会のキーコンピテンシー ○確かな学力の向上のための2002アピール「学びのすすめ」 ○生きる力を育む学習指導の全体構造 ○新幼稚園教育要領,新小・中学校学習指導要領の告示(通知) 第5章 人格形成に関連する教育問題と対応策――人間性と社会性の育成を中心に 1 いじめ・不登校問題の実態と対応課題 (1) いじめ問題の捉え方と対応 (2) 不登校問題への対応 2 幼児教育の充実と子育て対策 (1) 子育てのための総合施設 3 子どもを育てる環境づくりと推進策 (1) 子どもにみられる諸問題 (2) 文部科学省の子どもの居場所づくり (3) 推進母体となる組織づくり [データ解説] ○義務教育に関する意識調査 ・基本的生活習慣の形成と学習時間の関係/・平日の家庭学習時間 ○低年齢少年の生活と意識に関する調査報告書 ・子育てや教育の問題点/・自分に自信がある ○児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ・暴力行為にみられる最近の傾向/・いじめの件数とそこにみられる問題/・高等学校における不登校生徒の問題 ○高校生の学習意識と日常生活調査報告書 ・自分の生活について 第6章 学校・家庭・地域社会の連携・協力をめぐる諸問題 1 「生きる力」を育む学校・地域協働の教育づくり (1) 学社連携と学社融合による教育・文化づくりへの対応 (2) 恒常的・継続的な学社連携・融合教育を可能とする体制づくり 2 学校と地域を結ぶコーディネーターの活用 (1) いま,なぜ“コーディネーター”か――教育支援者を求める学校の事情 (2) 地域の人材をコーディネーターとして活用することへの学校の期待 3 まとめ:学社連携活動に期待される「生きる基礎」の育成 (1) 「生きる基礎」と「生きる力」の関係 (2) 生きる力を育む「人間力の構成要素」と具体的な内容 [データ解説] ○学社連携・融合教育活動実態調査 ・学社連携実践校にみる課題とは/・現場が求めるコーディネーターとは/・教育支援コーディネーターに求められる基礎能力 |