[本書の目次]
第1部 創造的な教育実践を求めて 21世紀型学力・コンピテンシーの開発と育成をめぐる問題 階層社会化を前提とした「プランB」が必要な時代―文化的階層差の影響が増す時代の「基礎力」のとらえ方 学校現場へのアクティブ・ラーニング導入―高校の教員研修を通して 国際協力と地域づくり―「リアルな教材」が生徒を変える 地域で進められる新しいカリキュラム創造の動きについて―糸魚川市の0歳から18歳までの一貫教育
第2部 自由研究論文 分散型リーダーシップ実践に着目した学校改善に関する研究 現代韓国の初等社会科教科書における「人権」記述の比較分析的研究―グローバルな「市民性」を育成する視点を手がかりに 幼稚園教諭から見たティーム保育の現状認識と課題
第3部 実践的研究論文 反転授業の新規導入過程における困難性に関する要因分析―形式に基づく教材制作の課題検討 学級会実践を契機とする若手教員の職能発達事例に関する研究―A小学校におけるアクション・リサーチを通して 教職科目「特別活動」において学生に実践的指導力を身に付けさせる試み―アクティブ・ラーニングを意識して
第4部 実践研究ノート 地域課題への対応に着目したキャリア教育の試み―被災地域におけるカリキュラムの構想 ケースメソッドを用いたアクティブ・ラーニング型授業の構想と実践―SGH指定校における試行的実践を事例として
第5部 第30回研究大会の概要 《1.課題研究・公開研究会》 教育研究と教育実践の融合はどこまで進んだか―日本学校教育学会の30年の歩みと今後の展望 《2.公開シンポジウム:グローバル時代の学校教育の探究―教育の多様性を問う》 紛争,震災を経験した子ども達の未来―子ども達の自己確認の機会を育む「語り」の関係性を求めて 学校教育に「心理」が入ることで生まれる多様性―大学生による学校支援ボランティア活動の報告から 図画工作科教育の役割と可能性―個性を伸長し多様性を尊重する教育の推進 《3.多文化系学会連携シンポジウム:多文化社会を担う人づくり》 ダイバーシティから多文化社会を担う人材の育成を考える 多文化心理援助を担う人づくり―コミュニティ心理学的視点から 「多文化社会を担う人づくり」について―日本学校教育学会の取組を中心に
◆研究余滴 「生徒指導力」が学級経営を支える 教員の職能発達研究の開拓・展開
◆図書紹介 目白大学人間学部児童教育学科編『未来を拓く児童教育学―現場性・共生・感性』 石森広美著『生徒の生き方が変わるグローバル教育の実践』 原田信之著『ドイツの協同学習と汎用的能力の育成―持続可能性教育の基盤形成のために』 |