[本書の目次]
はじめに 序章 「GIGA スクール構想」の実現に向けた学校のマネジメントと「GIGA すごろく」
第1章 GIGAスクール構想の背景と潮流
GIGAスクール構想の社会背景とICT活用の目的 ICT活用による学習環境と学習評価の充実 ICT活用の良さを活かすための留意点 探究的な学びを支援するICT・情報活用能力 特別な配慮が必要な児童生徒に対するICT活用 1人1台環境がプログラミング教育を加速する ICTを活用した授業改善と校内研修 GIGAスクール構想の実現における管理職の役割 探究的な学びを深め・広げる校内外の図書館活用 ICTの整備・活用のための組織と支援
第2章 ICT端末の管理・運用
概説 子どもたち一人ひとり(家庭)が自ら管理・運用できることをめざす ■組織体制■ A01 「GIGAスクール構想」を推進する校内体制や、問題を管理職に報告する仕組みがある A02 ICT活用に関わる担当者を複数にしたり、他の業務を軽減したりするなど配慮している A03 機器のトラブル等を解決するための仕組みについて、共通理解している A04 ICTの担当者と事務職員が物品管理や予算管理について連携している ■運用準備■ A05 ICT端末の活用に関するビジョンを子どもや保護者と共有している A06 子どもが自分のICT端末を使用するための方法やルールなどを作っている A07 不登校や病気療養中の子ども、日本語指導が必要な子どもがICTを活用できる手立てを講じている A08 端末の電源の入れ方、切り方、充電の仕方を指導できる A09 他者に配慮した情報モラルの指導を行っている A10 ブックマークの設定やデータ管理の仕方、検索方法を指導している A11 子どものICT端末の利用状況を確認することができる ■クラウド・アカウント■ A12 ID、パスワードを子どもが適切に管理するように指導している A13 パスワードをリセットする方法を知っている A14 目的に応じてクラウドのフォルダやファイルの権限を設定できる A15 年度終わりから年度始めにかけて、子どものアカウントの年度更新をしている A16 ICT端末内やクラウド上のデータ整理の方法を指導できる ■校務の情報化推進■ A17 子どもと共通のソフトウエアを使っている A18 定期的にセキュリティ研修を行うなど、力量向上の場がある ■持ち帰り■ A19 子どもがICT端末を安全に持ち帰り、有効に使用できるように、マニュアル等を作成している A20 家庭において保護者のICTの活用力(モラルを含む)を高めるための方策がある A21 家庭でのWi-Fi接続の方法について、説明することができる ■健康面の配慮■ A22 健康面に留意した端末活用について、指導している
第3章 ICT活用による授業づくり
概説 日常的にICT 端末を活用しつつ、個別最適な学びと協働的な学びの一体的充実を図る ■授業導入■ B01 学習アプリを用いて、本時の流れやルーブリックを示すことができる B02 クラウド上のふり返りシートをもとに、本時の問いづくりをしている B03 前時に学んだ知識や技能を、ICTを活用して確認することができる B04 習得した知識を発揮できるように、ICTを活用して学習場面を仕組むことができる ■授業展開■ B05 ICTを活用して、友達や専門家等と対話をさせることができる B06 子どもが、ICTを活用するなど、自分に合った方法で課題解決する時間を設けている B07 グループで整理・分析した意見を、ICTを活用してクラス全体の議論に活かすことができる ■授業まとめ■ B08 本時で学んだことを学習履歴としてクラウドに蓄積させることができる B09 デジタルドリルで、子どもが自分に合った練習問題を選択し、学習する時間を設ける B10 クラウド上に提出されたレポートやテストを分析し,次時以降の指導に活かすことができる B11 次時の学習に用いるために、自己の振り返りをクラウド上のアプリに記入させる ■カリキュラム■ B12 ICTの活用そのものを目的とせず、効果的な手段と位置付け、授業に用いる B13 ICTを活用して、離れた学校や専門家との交流を仕組む B14 低学年から情報モラル教育を体系的に学べるように充実を図っている B15 カメラ機能の活用やタイピング練習など、「GIGAに慣れる」活動を設けている B16 共同編集やコメント機能を活用した「子どもがつながる」活動を設けている ■学習環境■ B17 子どもの特性に応じて、文字の拡大や読み上げ機能などを計画・活用している B18 日本語指導が必要な子どもへのICTの活用方法を検討している B19 子どもが、自分で学習アプリにアクセスできるようにしている B20 学習内容に関わる子どもの既有の知識を、ICTを活用して把握することができる B21 授業内容に合った有効な新聞記事や動画を準備することができる B22 知りたいことは、ICT端末を用いて、すぐに調べられるようにしている
第4章 学びや生活における利活用
概説 生涯にわたり生活や学びにおいて、ICT 端末を安全かつ効果的に使いこなせる ■知識・技能■ C01 子どもが、生活場面におけるインターネットやAIの実態・危険性について理解している C02 子どもが、インターネットのトラブル等に関する相談窓口を知っている C03 サイトやアプリを活用するために、子どもが自分のIDやパスワードを適切に管理する C04 子どもが、「考えるための技法や思考ツール」を、ICT端末を使って適切に活用する C05 情報発信の手段の一つとして、子どもが、QRコードを作成し活用する C06 子どもが、ICT端末を活用して、発信したり、表現したりする C07 目的に合わせて、子どもが、情報収集に適した手段を選択する C08 課題解決のために、子どもが、ICT端末を校外(家庭も含む)で適切に活用する ■思考・判断・表現■ C09 休業時や欠席時に、子どもが、ICT端末を活用して学習する C10 子どもが、ICT端末を活用して、他校や外国、地域の人々と交流する C11 子どもが、ICT端末を活用した学習方法を工夫し、友達と共有する C12 子どもが、ICT端末を活用して、別の場所にいる友達と学習したり、活動したりする C13 各教科等で学習したことをクラウドに蓄積して、関連づける C14 メールやSNSでやり取りするときは、文章表現に気を付ける C15 集めた情報を、子どもがクラウドを使って共有したり、協働で作業したりする ■学びに向かう力■ C16 ICT端末の使い方が分からないときに、子ども自身が友達や教師に聞く C17 子どもが、ICT端末を活用して、様々な行事や委員会活動等の企画・提案・振り返り・改善を行う C18 子どもが、ICT端末を活用して、現代社会の問題を見つける C19 クラウド上の学習履歴をもとに、子どもが自分の学びや学び方を振り返る C20 子どもが、自分の学習ニーズに応じて、アプリやサイトを活用する C21 子どもが、適切にAIドリルや動画を活用する C22 子どもが、自分のICT端末の活用の仕方を振り返り、改善点を見出そうとしている
第5章 ICT活用による業務改善
概説 学校全体で取り組むICT を活用した効果的な業務改善による教員の働き方改革 ■子どもの管理■ D01 ICTを活用して、子どもの出欠状況を管理する D02 ICTを活用して、子どもの情報を一括管理し、活用している D03 ICTを活用して、子どもの検温の結果や体調等を把握する D04 ICTを活用して、子どもの成績や進路希望等を管理し、活用する ■学級・授業■ D05 ICTを活用して、保護者に学校評価等のアンケートを行う D06 電話の受付時間を設定し、時間外は音声案内とする D07 子どもが、一日の流れや翌日の予定をICT端末で確認できるようにする D08 ICTを活用した教材準備を担当者で分担する ■行事■ D09 改善に生かすために、子どもに、ICT端末を活用させて行事等のアンケートを行う D10 保護者に、メールで行事の案内を行い、出欠確認をする D11 必要に応じてオンラインで保護者面談を行う D12 ICTを活用して、保護者が、必要な情報を取得できるようにする ■会議・勤務■ D13 オンラインを活用して、他校や自校の教職員と会議や研修、打ち合わせを行う D14 ICTを活用して、教職員の出退勤、年休、出張等を管理する D15 ICTに関連する研修を定期的に開催し、教職員全体のスキル向上を図る D16 ICTを活用して、特別教室の使用予約を管理する D17 職員会議等の資料をICTで管理し、活用する D18 行政のシステムを活用して、校納金の徴収、及び納入管理をする ■校務分掌■ D19 ICT(バーコード)を活用して、備品や図書を管理する D20 ICTを活用し校務分掌等を定期的に評価し、業務改善の新たな取組を提案する D21 ICTを活用して、校内外の教職員が連絡を取り合う D22 ICT機器を効果的に配置し、職員室等を働きやすい環境に整備する
第6章 ICT活用に関する教員研修と大学授業のモデル
「GIGAすごろく」の解説 「GIGAすごろく」【ダウンロード資料】 ICT活用に関する研修プラン 「GIGAすごろく」を活用した大学授業モデル オンラインによる新たなワークショップ型研修の開発 文部科学省「学校におけるICT環境の活用チェックリスト」と「GIGAすごろく」の各マスとの関連 「教職課程コアカリキュラム」と本書の内容との対応 おわりに 4つのゾーン |