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刊行記念イベント『校長先生、教頭先生、そのお悩み解決できます!』

※本イベントは2023年7月14日に終了いたしました。
こちらから動画をご覧いただけます。




働き方改革はもう限界、教師の育成がうまくいかない、先生同士のコミュニケーションが足りない……。
学校現場の先生方が抱えるリアルなお悩みの解決へのヒントを、全国各地の学校の先生からの相談に乗り支援を続けている妹尾昌俊さんと、京都市立岩倉北小学校で学校改革を進めておられ、本書クロストークにもご登場いただいた三浦清孝校長先生に語り合っていただきます。



小社YouTube公式チャンネルからご覧いただけます

→動画の視聴はこちらから

(本トークイベントは2023年7月14日に実施されました)


【登壇者】



妹尾 昌俊(せのお・まさとし)
教育研究家、一般社団法人ライフ&ワーク代表理事

本書著者。野村総合研究所を経て、2016年から独立。全国各地の教育現場を訪れて講演、研修、コンサルティングなどを手がけている。学校業務改善アドバイザー、中教審(質の高い教師の確保特別部会、働き方改革特別部会)など、国・自治体の委員も多数経験。著書に『先生を、死なせない。』『こうすれば、学校は変わる!「忙しいのは当たり前」への挑戦』(教育開発研究所)、『教師崩壊』(PHP新書)、『学校をおもしろくする思考法』『変わる学校、変わらない学校』(学事出版)など多数。5人の子育て中。



三浦 清孝(みうら・きよたか)
京都市立岩倉北小学校長

1989年京都府立舞鶴養護学校(病弱)で採用。その後長岡京市の小学校で勤務後、京都市に転籍し、2013年に岩倉北小に教頭として赴任、2017年より同校で現職。「自走自在」を校是とし、いかなるときも児童が主役のキャリア教育・特別活動を学校総体ですすめている。本書「クロストーク」にも登場。

 

【お問合せ】教育開発研究所 イベント担当


『校長先生、教頭先生、そのお悩み解決できます!』のご購入はこちらから



◆本書の目次◆

はじめに

Chapter1 「現場でやれる働き方改革は限界です」
1 やれることはやりつくし、現場でできることは限界に来ています
 3つのチェックポイント/踏み込み不足はないか/常識を疑ってみる
2 働き方改革、もっと文科省から呼びかけてほしいです
 働き方改革には“痛み”が伴う/文科省頼みでいいのか?/保護者に伝える最大のチャンスを逃すな
〈クロストーク〉学校に伴走する、教育委員会にできることは…遠藤洋路
3 働き方改革、なんでも縮小、やめていいのか
 大切なことはどこにある?/働き方改革はカット、カットか?/働き方改革はなぜ必要か?
〈ポイント解説1〉Why&How 働き方改革


Chapter2 「生徒の在校時間が教職員の勤務時間からはみ出してます」

1 生徒在校中に業務を効率的に行う工夫はありますか?
 根本の問題は、勤務時間からはみ出していることだが/「やるのが当たり前」を疑え/気軽に同僚に聞ける職場ですか?
2 部活の地域移行、ほんとうに進みますか?
 まず、なんのためかを確認、共有/人がいない、お金が足りないという問題をどうするか/
〈ポイント解説2〉勤務時間をはみ出す教育活動
 日本型学校教育の功罪/多職分業は可能か/部活動改革、やるか、やらないか、誰が決めるのか
3 職員の犠牲の上に成り立つ修学旅行でいいんですか?
 「自腹は当たり前」ではない/教員の健康と福祉に問題
4 残業時間の「見えない化」が起きています
 なにひとついいことのない、残業の「見えない化」/体重計がくるっていては


Chapter3 「反省もしない、成長しようともしない先生に手を焼いています」

1 自分のやり方を変えないベテランの先生をどうすれば
 耳の痛いことを伝える/できている姿をイメージさせる/研修の主担当や講師に据える/
2 人事評価で2をつけたい教諭がいます
 評価バイアスに注意/問題は人事評価なのか?
〈ポイント解説3〉フィードバックを取りに行く意味
 フィードバックをもらいに行く/耳の痛いことを伝えづらいままでいいか/バイアスとの闘い、あるいは共存か
3 若手のうちから働き方改革というのもギモンです
 ヌルい職場ではいけない/「若いうちは時間がかかって、しょうがない」は本当か
〈ポイント解説4〉努力大好き、生産性無視の教育現場と教育行政
 「若いうちはがむしゃらに働け」は正しいか/「時間対効果」を意識した働き方
〈クロストーク〉耳の痛いことを伝え合える学校になるには…中原淳
4 従来の仕事にしがみつく事務職員、どうすればいい?
 危機感を共有する/希望を語る/エフォートレスに仕事をする
〈ポイント解説5〉仕事でラクをするマインドと方法
 別の道を探したほうがよい/脱ガンバリズム/エフォートレス思考の実践例
〈ポイント解説6〉だれのための、なんのための仕事なのか
 どっちのほう見て仕事してんねん!?/学校事務職員にとってウエイトをかけるべきはどこか/


Chapter4 「雑談のない職員室、職員が孤立しがちです」

1 コロナ禍のコミュニケーションに悩んでいます
 雑談がない/校内研修を見直す/顔をつき合わせた交流が大事
2 つっこんだ話ができない職員室
 「忙しくていいじゃない」をどう考えるか/教職員は主体的で対話的になっているか
〈ポイント解説7〉教職員の対話と参画
 議論を尽くすこと/Who knows What/互いを知り、一人ひとりの知恵とアイデアを活かす校内研修
〈クロストーク〉主体的で対話的な職員室にするためには…赤坂真二
3 中堅世代が職場に少なく、なんでも仕事が回ってきます
業務量の調整は誰が行うのか/なかなかNOと言えない人は


Chapter5 「教育委員会のやり方に納得いきません」

1 教育委員会が示す学力向上対策に納得がいきません
 選択肢は3つ/根拠を確認せよ
2 なんでもそろえようとすることに、違和感があります
 教育改革は校門の前で止まる/目的と手段をちゃんと考える
〈クロストーク〉なんのためかを問い、学び続ける校長に…森万喜子・三浦清孝
〈ポイント解説8〉特定の結果のみを追う弊害
 健全なギモン、意見を出さない、出せない/測り過ぎ
〈ポイント解説9〉教育・学びの転換
 「みんないっしょ」を変えられるか/教育の3つのパラダイム


Chapter6 「教頭がしんどすぎます」

1 なんとかしたい「教頭はつらいよ」
 教頭が自分のためにできる働き方改革/その仕事って、本当に必要ですか?
〈クロストーク〉教育委員会の改善が教職員の幸せにつながる…なかむらアサミ
2 教頭が困っているのは、困った校長のせいかも
 我慢するだけでは、問題が共有されない/教頭の一番の理解者は校長のはずだが/同志はいるはず、一人で我慢しないで/何を旗印にするか/Win-Win なところを攻める
3 教員がたいへんだからといって、ほかの職員は負担増?
 誰かが犠牲になる働き方改革でよいのか?/業務そのものの必要性から考える
〈ポイント解説10〉仕組みで解決
 「意識改革が必要」は本当か?/属人的に仕事を進めていませんか?/仕組みの仕事術
〈ポイント解説11〉教頭の負担軽減は教育委員会の業務改善とセット
 その手続き、作業、「仕事ごっこ」では?/自分の時間を生きていますか?/資料裁判、会議裁判


Chapter7 「昨夜はある保護者への対応に3時間かかりました」

1 学校運営協議会、どう進めていけばいいですか
 走りながら考える/そもそも、なんのため?/学校評議員と何が違うのか?
2 働き方改革を進めるにも、保護者の声が心配です
 保護者を気にして、やめられない、減らせない/本当に保護者のせいなのか?
3 昨夜は、ある保護者への対応に3時間かかりました
 耳と肘が痛くなりました/時間制限はできないか
4 地域の会議にどれぐらい出ればいいですか
 校長先生はなんでも屋か?/必要な地域貢献とは
〈ポイント解説12〉家庭・地域との関係づくり
 急がば回れ/情報の共有と思いの共有/ソーシャル・ディスタンスに要注意


おわりに