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苫野一徳×真下麻里子 Zoomトークイベント

 
 


公式YouTubeチャンネルにトークイベントの動画をアップしました!
 


「自分は尊い存在である」と感じられる子どもは、今、どれくらいいるでしょうか。
誰もがそう思える「幸せ」な社会にするためには、大人自身も「私は尊い」と感じられるようになることが必要です。
そのために、どんな視点を持って、どんなことができるのか?
いじめ予防に取り組む弁護士の真下麻里子先生と、本書で対談もされている哲学者・教育学者の苫野一徳先生に語っていただきました!
また、講演に参加された皆様からのご質問にもお答えいただいています。
ぜひご視聴ください!



小社YouTube公式チャンネルからご覧いただけます

→動画の視聴はこちらから

(本トークイベントは2021年5月15日に実施されました)



真下 麻里子(ましも・まりこ) 弁護士/ NPO 法人ストップいじめ!ナビ理事
早稲田大学教育学部理学科を卒業し、中学・高校の数学の教員免許を持つ弁護士。宮本国際法律事務所に所属し、NPO 法人ストップいじめ!ナビの理事を務めている。全国の学校で、オリジナルのいじめ予防授業や講演活動を実施するほか、学校運営におけるリスク管理の観点から教職員研修の講師も務めている。2017年1 月にはTEDxHimi 2017 に登壇。そのトーク「いじめを語る上で大人が向き合うべき大切なこと」は現在YouTube にて公開中。著書に『弁護士秘伝! 教師もできるいじめ予防授業』(教育開発研究所)、共著に『ブラック校則』(東洋館)、『スクールロイヤーにできること』(日本評論社)等がある。


苫野 一徳(とまの・いっとく) 哲学者/教育学者
1980 年生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。哲学者・教育学者。教育とは何か、それはどうあれば「よい」といいうるか、という原理的テーマの探究を軸に、これからの教育のあり方を構想している。公教育の本質は「自由の相互承認」の実質化にあるとし、その具体的なあり方として「学びの個別化・協同化・プロジェクト化の融合」などを提唱。著書に『「学校」をつくり直す』(河出書房新社)、『愛』(講談社)、『NHK100分de名著ルソー「社会契約論」』(NHK出版)等多数。


 


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【本書の目次】
はじめに──「私は尊い」と自信を持って言えますか?
序章  本書を通して共に考えたいこと

第1章 「個人の尊厳を守るツール」として法を捉えよう
大ヒットした『こども六法』/「法=刑事罰・損害賠償請求」のイメージはもったいない/教育現場における「団子の串」としての法/串の芯に必要なのは「寛容な視点」/「寛容な視点」と「あなた」と「私」/「対話」と「安心安全」/「対話」と「内心の自由」
【対談】山崎聡一郎×真下麻里子『こども六法』で考える、法律の学び方
コラム1  今の「私」から前著の「私」を振り返ってみる

第2章  子どもたちに「あなたは尊い」と伝えるために
大切なのは「何を信じるか」を自分で決めること「/正解のない問題」と「すべき」/「いじめ予防授業」とは/子どもたちと考える「尊厳」/たびたび遭遇する「価値の逆転現象」/「価値の逆転現象」と「どちらも悪い」/「すべき」と学習機会の喪失「/私」が尊重されないと「あなた」も尊重できない「/すべき」に頼りたくなる理由は「自信がないから」/それでもなお難しい場合は「手続」を重視する/向き合いたいのは自分の「痛み」/「正しさ」との付き合い方
【対談】塚越友子×真下麻里子 安心・安全なコミュケーションのために必要なこと
コラム2  共に考えたい「力の使い方」

第3章  教員の「専門性」を尊重するために
一度ゆっくり考えてみたい「教員の専門性」/教員の「専門性」に含まれるのは本当に「学業」だけか/誤解しないで! 絞ってこその「専門性」/それは本当に教員に負わせてよい責任か?/実際問題、教員の「専門性」を守れるのは校長先生/校長先生も頼れる「スクールロイヤー」
【対談】妹尾昌俊×真下麻里子 教師は何のプロ?の視点から多忙化の問題を考える
コラム3 人種差別問題から見えること

第4章  いじめ防止法を味方につける視点とは
「すべき製造機」から「したい」のための法律へ「/自由」の範囲を明確にする「義務」や「禁止」もある「/専門性」と「制約」/「使う」視点からいじめ防止法を見てみる/リスク管理と「信頼関係」
【対談】苫野一徳×真下麻里子 学校が安心な場所になるための、対話のススメ
コラム4  コロナ禍における自分との対話

第5章  アフターコロナの「大人の学び方」
オンライン研修のススメ/オンラインでもここまできる!「オンライン模擬調停」/大切にしたいのは「経験を通して『感じる』こと」/大人こそ「楽しく学ぶ」にこだわりたい

第6章  「幸せな学校」をつくる先生とは
私の考える「尊厳」/教員は「自分や相手を尊重することを学ばせる専門家」であってほしい/「尊重」と「学び」

おわりに