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講義概要・講師紹介

 

2024年度 教育管理職オンライン研修会  講義概要・講師紹介

 講義概要 

  教育行政施策    管理職が押さえておきたい最新教育施策
講師:矢野 和彦
教育振興基本計画の基本方針である「持続可能な社会の創り手の育成」「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」の実現に向けて、文部科学省は今後どんな施策を展開していくのか。管理職として押さえておきたい最新教育施策を解説します。

  学校経営    ワークショップ「子どもが主語」の学校づくり[実践編」
――みんなと考える、子どもも大人も安心できる学校のつくりかた

講師:森 万喜子
「子どもを主語」にすることで、学校は誰もが安心して学べる・働ける場となります。その実現のために、どのように学校づくりを進めていけばよいのか、ワークショップ形式で皆さんとともに考えます。

  個別最適な学び    「個別最適な学び」の現在地とこれから。
講師:奈須 正裕鈴木 秀和
「令和の日本型学校教育」答申や1人1台端末の導入等を経て、「個別最適な学び」の実践はどう進み、どのように進化していくのか。最新の実践報告をもとに「個別最適な学び」を根堀り深掘り検証。今後の授業のあり方を展望します。

  メンタルヘルス    教員のメンタルヘルスを守る労働安全衛生
講師:大石 智
「質の高い教育」を持続可能なものとしていくうえで、教職員のメンタルヘルスを守り、健康にそして生き生きと働ける労働環境を良好に保つことが不可欠です。管理職として校内の労働安全衛生をどのように整備し維持していけばよいかお伝えします。

  特別支援教育    これからの時代に求められる特別支援教育
講師:喜多 好一
特別な支援を必要とする子どもが増加するなか、支援体制づくりや指導を担う教員の養成などが喫緊の課題となっています。特別支援教育の充実に向けて管理職のリーダーシップが求められるなか、どのように特別支援教育を学校経営に位置づけ推進していくか解説します。

  論文対策    採点者に伝わる合格論文の書き方
講師:矢島 正
管理職選考論文では、校長・教頭としてふさわしい考え方・見方をもっていることを論理的かつ明確に記述する必要があります。そのためには採点者に伝わる書き方が欠かせません。演習問題を通して解説します。

  面接対策    「管理職にふさわしい」と判断される面接の受け方・答え方
講師:野村 一夫
試験官は問答を通して受験者が校長・教頭としてふさわしいかどうかを見極めています。自身の管理職としての力が面接官に伝わるための準備や心構えなどについて考えるとともに、頻出問題を取りあげ答え方のポイントを解説します。

  法規対策    教育法規の学び方と重要法規対策
講師:佐々木 幸寿
学校運営には法的な知識が必要です。教育法規を体系的に効率よく学ぶには基礎的な構造を理解する必要があります。教育法規をどのように学べばよいか、学校運営に大きな影響を与えている重要法規をふまえポイントを解説します。


 講師紹介 

矢野和彦 (やの かずひこ):文部科学省初等中等教育局長
【講師略歴】
1989年旧文部省に入省し、文化庁、内閣官房、日本芸術文化振興会、兵庫県教育委員会に出向。その後、在イタリア日本国大使館、文部科学省大臣秘書官、内閣参事官、文化庁記念物課長、文部科学省高等教育局私学助成課長、初等中等教育局財務課長、初等中等教育企画課長、大臣官房会計課長、大臣官房審議官(初等中等教育局担当)、文化庁次長、大臣官房長、日本学生支援機構理事長代理を経て、現職。
森 万喜子(もり まきこ):前北海道公立中学校長
【講師略歴】
千葉県千葉市、北海道小樽市の中学校で勤務。2016~2023年に北海道小樽市の中学校で校長として勤務。本質に根差したシンプルな学校経営を行う。2023年、『Forbes JAPAN』の「イノベーティブ・エデュケーション30――子どものウェルビーイングを実現する変革者たち」に選出される。
【主な著書】『「子どもが主語」の学校へようこそ!』(教育開発研究所、2024年)、『校長の挑戦』(共著、同、2022年)、『学校と社会をつなぐ!』(共著、学事出版、2021年)
奈須 正裕(なす まさひろ):上智大学教授
【講師略歴】
1961年、徳島県生まれ。東京大学大学院 教育学研究科博士課程 教育心理学専攻を単位取得退学、博士(教育学)。神奈川大学、国立教育研究所、立教大学などを経て2005年から現職。中央教育審議会初等中等分科会教育課程部会部会長。
【主な著書】『個別最適な学びの足場を組む。』(教育開発研究所)ほか多数
鈴木 秀和(すずき ひでかづ):静岡県御前崎市立浜岡中学校長
【講師略歴】
愛知県生まれ。静岡大学を卒業後、1991年より静岡県で教職に就く。2006年より静岡大学教育学部附属島田中学校で指導と評価の一体化、コミュニケーション能力の育成について4年間研究。その後、御前崎市、静岡県の教育委員会指導主事、御前崎市立浜岡中学校教頭、学校組合立御前崎中学校長、同市教育委員会学校教育課長等を経て、2023年4月より現職。御前崎市では、2014年度から、園・小・中・高の縦の連携と園・学校、家庭、地域、産業界、行政の横の連携で「郷土を愛し、未来を創る人づくり」を進める「スクラム御前崎」を推進。その理念のもと、子どもの主体的な学びの実現を目指して学校経営を進めている。
大石 智(おおいし さとる):北里大学医学部精神科学講師

【講師略歴】
北里大学医学部精神科学講師、相模原市認知症疾患医療センター長。医師、博士(医学)。1999年に北里大学医学部卒業。2019年より現職。2011年から2013年、文部科学省教職員のメンタルヘルス対策検討会議委員を務める。
【主な著書】『教員のメンタルヘルス―先生のこころが壊れないためのヒント』(大修館書店、2021年)、『認知症のある人と向き合う―診察室の対話から思いをひきだすヒント』(新興医学出版社、2020年)

喜多 好一(きた よしかず):東京都江東区立豊洲北小学校統括校長/前全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会長
【講師略歴】
1963年生まれ。東京都公立小学校教諭、練馬区教育委員会統括指導主事、副校長を経て2017年から現職。全日本特別支援教育研究連盟副理事、国立特別支援教育総合研究所運営委員、全国特別支援学級通級指導教室設置学校長協会長などを歴任。また、文部科学省「特別支援教育を担う教師の養成の在り方等に関する検討会議」や「通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議」委員を務めた。
【主な著書】『校長・教頭が特別支援教育で困らないための心得197』(編著、教育開発研究所、2022年)、『発達障害のある子への「自立活動」指導アイデア111』(編著、明治図書、2022年)
矢島 正(やじま ただし):元群馬大学教職大学院教授
【講師略歴】
群馬県公立小・中学校等に教員として勤務したのち、群馬県教育委員会指導主事や義務教育課長を歴任。その間、小・中・中等教育学校にて校長を務める。2018年度まで群馬大学教職大学院教授(学校運営)。現在は群馬大学共同教育学部および医学部、国立病院機構高崎医療センター附属看護学校にて非常勤講師等を担当。また、『学校管理職合格セミナー』(教育開発研究所)で学校管理職選考対策に関わる連載・特集に数多く寄稿している。
野村 一夫(のむら かずお):香川大学教職大学院特命教授
【講師略歴】
小学校教諭を経て、香川県教育委員会義務教育課主任指導主事、課長補佐として教育指導業務に従事。その後、公立小学校長、香川県教育センター所長、香川県教育委員会義務教育課長等を歴任。2016年4月から香川大学教職大学院特命教授。2023年7月からは香川大学教職大学院教員研修高度化推進室特命教授として「教員研修の高度化に資するモデル開発」に従事し、現在に至る。
【主な著書】『校長実務ハンドブック』(共著、教育開発研究所、2016年)、『学校管理職合格セミナー』連載「こんなとき、管理職はどうする!?」、『教職研修』連載「管理職選考 合格への道」「頻出面接問題の演習」、『学校管理職選考 合格論文対策集』(共著、教育開発研究所)
佐々木 幸寿(ささき こうじゅ):東京学芸大学理事・副学長
【講師略歴】
1960年岩手県生まれ。東北大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。岩手県立高等学校教員、岩手県教育委員会指導主事・主任管理主事、信州大学助(准)教授、東京学芸大学准教授を経て、同大教授。現在、理事・副学長、先端教育人材育成推進機構長。日本学校教育学会2016~2019年期会長。専攻は学校法学、教育行政学。
【主な著書】『新版 学校法』(編著、学文社、2023年)、『学校法務-公教育を担う法務実務の視点と論理-』(ジダイ社、2023年)、『教育裁判事例集-裁判が投げかける学校経営・教育行政へのメッセージ-』(学文社、2022年)、『指導主事の仕事大全』(編著、教育開発研究所、2022年)、『改正教育基本法-制定過程と政府解釈の論点-』(日本文教出版、2009年)