[本書の概要]
特集1 「誰一人取り残さない学校」をキレイごとで終わらせない 「誰一人取り残さない学校」の必要性が喧伝されますが、その学校の具体のイメージは人によってさまざまです。誰からも異論がないキレイな言葉ですが、公立学校の意義が問われるこの時代に、キレイごとのままで終わらせてはなりません。授業、教室、校内の居場所、学校行事、生徒指導、インクルーシブ教育などなど、「誰一人取り残さない学校」を実現していくための学校の対応課題を探ります。
特集2 先生、やめないで。—若手教員のメンタルヘルスを守る これまで学校現場では「子どものために」と身を粉にして先生方が働いてこられました。その努力は貴いものですが、他方で今、同じことを若手に求めたとき、価値観のギャップが生じていないでしょうか。それが結果的に早期離職や精神疾患を理由とした休職につながっているのかもしれません。若手のリアルな声を聴きながら、学校管理職にできる具体的な仕組みづくりを考えます。 |